トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!!
【あとばる×ちゃちゃ 第2回】
あとばる選手とちゃちゃ選手による対談の第2回目！
今回はパブロでのギア構成や、現環境における評価について聞いていくぞ。
あとばる
驚異的なエイム力を持つカリスマプレーヤー。「第2回スプラトゥーン甲子園」では、不利な状況から相手を次々と倒す神がかり的なプレーを連発し、優勝に大きく貢献。H3リールガンの名手としても知られ、彼の影響でH3リールガンを使い始めたプレーヤーも多いとか。おもな実績は「第2回スプラトゥーン甲子園」優勝、「第4回スプラトゥ－ン甲子園オンライン代表決定トーナメント」優勝など。チーム・よしもとゲーミング カラマリ所属。
Twitter：https://twitter.com/Atobaru_ika
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OPENREC.tv:https://www.openrec.tv/user/atobaru_ikaちゃちゃ
最高Xパワー2983の記録を持つ、パブロ使いの最強プレイヤーのひとり。相手の意識の外から近づき、華麗にキルを取るそのプレイはまさに神出鬼没。プレイヤーとしてのセンスはもちろん、状況に応じた的確な判断で理論的に立ち回るそのプレイングは、多くのプレイヤーにとって非常に参考になる。また、『第5回スプラトゥーン甲子園』九州大会優勝を初め、ユーザー主催の大会でも何度も優勝経験を持つなど、ここ一番での勝負強さも抜群だ。RayRoadGaming所属。
twitter：https://twitter.com/chachaneko13
Youtube：https://www.youtube.com/channel/UCl3Dwnk9ICfY41PuFwUYoug
パブロはいまの環境だと厳しい？
――ちゃちゃ選手はYouTubeにステージ解説動画もいろいろ投稿されていますよね。それを見て思ったんですけど、パブロってかなり仕事量が多くないですか？
ちゃちゃ：そうなんですよね。射程が短いブキはしょうがないというか。あれをやって、これもやってとしないと絶対にガチマッチは勝てないので。
知り合い同士でチームを組んで対抗戦とかをするときは、それぞれの役割分担がちゃんとできていて、ボイスチャットで連携もとれるので、ひたすらひとつのことをしておけば勝てる試合もあるんですけど、ガチマッチに関しては塗って、キルして、センプクして、ヘイトをとってと、いろいろやらないと本当に勝てないので。
――あと、味方の編成がこうだからパブロはこう動かなきゃいけないとか、そのあたりもすぐに把握していますけど、そこは経験でわかるものなんですか？
ちゃちゃ：そうですね。こうしたほうがチームとして強く動けるという感じで判断しています。
――あとばる選手も編成を見ただけで「これは守りは強いけど、打開は難しい編成だ」とか、すぐにわかりますよね。
あとばる：まあ、掘り下げるとテンプレというか、理屈はちゃんとあるんですけど、パッと見てわかるのは経験ですね。打開に関してはブキ種というか、スペシャルに重きを置いて判断することが多いですね。
たとえば、マルチミサイルが入っていたりすると打開は簡単そうだとか。でも、そこでマルチミサイルを持っているブキがロングブラスターネクロだけとかになると、「ロングブラスターネクロのスペシャルはそんなに溜まらないしな」という話になってきて、そこはちょっと判断が難しくなったりはするんですけど。
――その辺りの知識量がちゃんとあるからわかるんですね。
あとばる：知識というよりは、「この編成でやっているときはこうだった」みたいな経験値がめちゃめちゃあるという話だとは思うんですけどね。たぶんほとんどのプレイヤーがパッと編成を見たときに、「ああ」と感覚でわかるようになると思います。
――そのあたりもしっかり把握できるようになる必要があるわけですね。
あとばる：全ブキのサブとスペシャルは覚えた方がいいと思いますね。たとえばですけど、ヤグラのハイパープレッサーってめちゃめちゃ強いじゃないですか。相手にハイプレがいる、いないで試合の組み立て方がだいぶ違ってくるので、ハイプレを持つブキを把握しておくだけでもだいぶ展開は予想しやすいと思います。
――相手にハイプレがいる場合だとどういったことが大事になりますか？
あとばる：相手にハイプレを吐かせるという動きが大事になってきます。ですから、ここで乗ってもヤグラは進まないと思っていても、あえて乗って相手のハイプレを誘ったりとかはしますね。それで狙い通りに吐いてくれたらラッキーみたいな。
――相手に無駄にスペシャルを使わせたことになるわけですね。
あとばる：そうです。それで、相手のハイプレが溜まっていないときにインクアーマーを吐いて、今度はしっかりヤグラを進めるとかはありますね。ブキ性能を把握しておくと、そういう試合の組み立てを考えながらプレイできるのが、かなり大きいなメリットかなと思います。
『3』でもこのあたりは変わらないと思うので、いまのうちから相手のブキとスペシャルを見て、どういう試合の組み立てをするのがもっとも勝ちやすくなるかを考えるクセをつけておくといいかもですね。
――あと、パブロのギア構成についても聞きたいのですが、これは必須で絶対に積んでいるギアはありますか？
ちゃちゃ：必須ギアは特にないですね。ただ、必須まではいかないけど、対物攻撃力アップのギアはいまの環境だとけっこう便利でつけていることが多いです。
――パーマネントパブロを使った動画だとメインインクを積んだりしていましたけど、メインインクもわりと積むことが多いんですか？
ちゃちゃ：いや、先月パーマネントを持っているときは、「強いかどうかはわからないけど、いっぱい周りを塗れるようになったら強いかな」という、お試しで積んでいただけで特に普段からよく使っているわけではないです（笑）。
パブロに関しては、これを絶対に積んだ方がいい、積んだら絶対に強いというギアはないかなと個人的には思っていますね。ただ、対抗戦とかチームでプレイするときは、基本的にヘイトを買うブキになると思うので、そういうときは復活短縮とかステルスジャンプといった、やられたときのデメリットを低くするようなギアを積むことは多いですね。
逆にガチマッチだと自分がやられた瞬間にもう終わりなことが多いので、そういうギアを積むのはあまり意味がないのかなとは最近思っていて。
――ちなみにあとばる選手はパブロに関してはどういう評価ですか？
あとばる：パブロってどの環境でも、そんなにやることが変わっていないじゃないですか。役割的には前目に出て、局所的に挟む状況を作るというか、相手の後ろ側に回ってヘイトを稼いで、相手がこちらを向いているときは生き残って、向いていないときはキルを取るみたいな。 そういう動きをするのが求められているブキなので、良くも悪くも評価は一定ラインから動いていない感じはしますね。
ただ、いまはマルチミサイルがすごく流行っていて、パブロが動いている間に残っている他の3人は耐えなきゃいけないんですけど、そのポジションをどかすことに長けたスペシャルが増えてきているので、そういう意味ではパブロというよりは、パブロ以外の3人が動きにくくなっているかもしれないですね。
――ちゃちゃ選手はどうですか？ いまの環境的にわりときついなと思うのか、昔とそんなに変わらないという感覚なのか。
ちゃちゃ：徐々にキツくなってきていますね。中期くらいの環境といまの環境と違うところは、みんな塗りが強いブキを持つようになったんですよね。中期辺りはプライムシューターが流行ったりとか、キルに特化したブキが多かったので、そういうときはわりとアバウトに動いてもエリアを取ったできてたんですけど、いまはとにかくエリアが取れなくてしんどいことが多いですね。
――前だったらエリアを止められたとか、時間稼ぎができたところが、相手に塗り切られちゃうような場面が増えてきた？
ちゃちゃ：そうですね。
――そういう中でパブロとしてはどういう対策を？
ちゃちゃ：その対策がまだできていないから、Xパワーの更新ができていないという（笑）。最後にパワーを更新したのが一昨年の12月で、1年以上パワーを更新していないのでまったく対策できていないですね。
――かなり厳しいんですね。
ちゃちゃ：もう1年以上悩み続けていますね。誰かパブロでXパワー3000とか出して見本になってくれたら嬉しいんですけどね（笑）。
・相手のスペシャルを把握して、試合の組み立てを考えるクセをつけよう！
・パブロのギアは個人の好みで選んで問題なし！
次回も引き続きふたりの対談をお届け！ パブロでの対面の仕掛け方について聞いていくぞ！
