【パズドラ】『大塚角満のモンスター美術館』第160回 ロマンあふれる実在の鉱物「ダマスカス」!!!!

第160回 「ダマスカス」

公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
今回は“ダマスカス”を大紹介!!

▲紫石龍・ダマスカス

2022年はパズドラ10周年イヤーということで、あえて昔からいるベテランモンスターにスポットを当てて解説を行っている。その流れで、モンスターNo.700台にいるパズドラ黎明期の名優たちをピックアップしているわけだけど……!

前回に引き続いて今回も、知る人ぞ知る“魔石龍シリーズ”からご登場願おう!!

本日ご紹介いたしますのは、モンスターNo.741!!
魔石龍シリーズの闇属性枠を担う“ダマスカス”であります!!

魔石龍シリーズが実装されたのは、いまから9年前の2013年7月22日のこと。テクニカルダンジョンに“魔石龍の大洞窟”の名で登場し、各ダンジョンのボスに伝説の魔石龍たちが鎮座していたのだ。

さて、前回のこのコーナーで“オリハルコン”を紹介したとき、思いっきり“キングオブ創作物質”というパワーワードを使って、最後に残っていた“ダマスカス”の解説に多大なプレッシャーをかけてしまったわけだが(自分でな)、じつはその美しさと“現存した”という観点から、個人的にはダマスカスがいちばん好きかもしれない!!と、言い訳のように書いておきたいと思う^^;

そう、ダマスカス……この場合は“ダマスカス鋼”と書いたほうがいいと思うが、ミスリルやオリハルコンが完全なる創作上の物質なのに対し、これはしっかりと現存するからタマラナイ。
それも、信じられないほど美しく、ロマンあふれるルックスをしているので、中二病を自認する人々に昔から崇め奉られているのであるよ。

ダマスカス鋼の最大の特徴は、この“紫石龍・ダマスカス”にも描かれている木目状の紋様である。まるで地層のような、もしくは渦巻く波紋のような模様は独特で、見るものを陶酔させるほど美しい。

 しかし!

このダマスカス鋼(厳密には、古代インドで開発されたウーツ鋼)はロストテクノロジーとなってしまっており、現代の技術でも完全再現するには至っていないとのこと……。
場合によってはダマスカス鋼は“オーパーツ”として扱われることもあるくらいなので、それがまた……ロマンがあふれているんだよなぁ。

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

 

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次回は4月25日(月)更新!!

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