あつ森界随一の激レア素材
早くつぎの別荘をお見せしたくて仕方ないのだが、その前にひとつ、小話を挟もうと思う。いーえ!! そんなにお時間は取らせませんので!!
『ハッピーホームパラダイス』で別荘制作を続けていると、タクミライフで共に働くスタッフたちに対して、まるで実際の職場でいっしょに仕事をしている同僚に対するものと同じような感情が芽生えてきて驚いてしまうことがある。
タクミボスに対しては、
(従業員をノセるだけノセておいて、本人は何をしているのかよくわからないという、どの会社にもいる上司そのものって感じ……w とはいえ、こちらの気持ちを鼓舞してくれるだけ優秀なのかもしれん……!)
なんて思うし、“沈黙の巨人”ことナッティーさんに関しては……。
(出社するなりネットサーフィンを始めて、エクセルのファイルを開いたり閉じたりしているだけの人に見えるけど……w)
なんて失礼なレッテルを貼りそうになっていたんだけど、じつはことあるごとに、
部屋に流す環境音を閃くきっかけを与えてくれるという、縁の下の力持ち的な役割を果たしていることに気付いた。
そう、じつはこう見えて、タクミライフのスタッフもやるときゃやってくれるのである。
俺ひとりが別荘制作でヒィコラ言っていたような気もしていたけど(99%そうだけど)、何気に上司や先輩社員のバックアップがあってこそ、あれだけの数の仕事をこなすことができているんだよなぁ。
さて問題は、タクミライフのスタッフの中でもっとも接点の多い、
こちらのお調子者のおサルさん“ニコ”であります。
彼は、タクミボスが緊急入院したときに事務所を仕切る立ち回りをするなど、
いまやタクミライフのNo.2というポジションに就いている。新人スタッフに対する面倒見もよく、人当たりもいいので、新たな仕事に不安を感じていたプレイヤーもニコのおかげで救われました……と感じている向きも多いんじゃないかと思う。
そんなニコがもっとも熱心に取り組んでいた作業が、今回のコラムのテーマとなる。
タクミライフでの活躍がある程度に達するとニコはDIYに興味を持ち始め、↓こんな行動をとるのである。
改めて説明するまでもないかもしれないが、ニコは自分の作業スペースにわざとらしく上のようなメモを貼り付け、
「誰か、このメモに気付いてくれないかなぁ~ww その結果、これらの素材がタダで手に入るといいなぁ~~~www」
これ見よがしに↑こんな主張を始めるのである!!
俺もぺーぺーだった時代に当時の上司が、
「この取材、面倒だけど誰か行ってくれないかなぁ~(チラ)。締切ギリギリだから、早く原稿を書ける人がいいなぁ~(チラッチラッ)」
と、チラチラと俺を見ながら言われたことが200回くらいあるけど、その当時のことを思い出してしまったよ。
でもニコの場合は、納品した素材に沿って新しいDIYレシピを教えてくれるという見返りがあったので、俺は積極的にコッソリと(変な言い方だけどw)、彼が求める木や石をボックスに放り込んであげたのである。
その結果、
各種しきりカウンターと柱を作ることができるようになったので、「ニコ編集長、万歳!!!www」と快哉を叫んでいたのである。
そう……!
あ、あの素材を要求されるまでは……!!!
その日、ニコが残したメモに書かれていたことは、それまでとは明らかに雰囲気が違った。
むむ……!
「とびきりゴージャスなのを作りたい」
って、イヤな予感しかしないんだけど((゚Д゚;))
俺の脳裏でチラつく、金色のあの素材……。
ゴージャスなものを作るとなったら、これしか対象の素材は思いつかないんだけど、でも、こいつは……((゚Д゚;))
震えながらメモの続きに目を通すと……思った通り!!!w
やっぱりきんこうせき(金鉱石)だよなぁぁぁぁああ!!!www いやそれ!!! ちょっと贅沢しすぎだからぁぁぁああ!!!><
そう、ニコが最後に要求してきたのは、理外の金鉱石1個……((゚Д゚;)) こいつはエラいことになったぞ……!
こう書くと、
「え?? 1個くらい、ポンとプレゼントしてやりゃいいじゃんww ケチだなぁ……」
と呆れる向きもあるかもしれないが、この金鉱石という素材はそんなにホイホイと渡せるほど生半可なものではないのである。
俺は2020年3月20日に『あつ森』が発売されて以来、ほぼ1日も欠かさずにログインして遊び続けているわけだけど……。
なんと……!
ニコのメモが入っていた2月5日の段階で、俺が所有していたすべての金鉱石の数は……!!(((( ;゚Д゚)))
たたた、たったの20個……www
いや、何かに使ってしまったわけではなく、ナントカエリクサーじゃないけど、
「金鉱石、貴重過ぎて一生使えねえな……w」
と思って消費することができず、ひたすら倉庫にブチ込んでこの個数なのであるよ……。
俺が『あつ森』をプレイしている期間は……この段階で23ヵ月かな? つまり、単純計算で金鉱石は……!!
1ヵ月に1個も手に入らない!!!><
という、スーパーレアどころか、スーパーウルトラハルマゲドンSSRってくらいお目に掛かれない素材ってことなのである!
そ、それを……(((( ;゚Д゚)))
気安く「1個ちょうだいwww」って、アンタ……(# ゚Д゚)
しかし、ここでケチるとニコのミッションは一生コンプリートできないので、俺は断腸の思いで、清水の舞台から飛び降りる覚悟で、泣いて馬謖を斬る勢いで(ちょっと違うか)、
納品してやったよ……。これも、スタッフとの円滑な関係をキープするためには必要なことだと思ったからさ……w
そして思った通り、ニコからはその見返りとして、
“きんのしきりカウンター”と“きんのはしら”のレシピを教えてもらうことができた!
でも、これって……!
どどど、どんだけ金鉱石使うねん……(((( ;゚Д゚))) 新たなナントカエリクサー誕生の瞬間じゃねえか……(((( ;゚Д゚)))
皆さんは金鉱石、どれくらい持っていますか……?
ちょっと気になる今日このごろですw
続く!
1年前の今日は?
せっかく丸1年、1日たりとも欠かさずにプレイしているので新企画“1年前の今日は?”と題して、“昨年の今日のスクショ”を1枚掲載していこうと思います!
ちょうど1年前、2021年3月19日の様子は↓こちらです。
当時、引っ越してきたばかりのジュンはひさびさのキザタイプだったこともあり、さっそく“シャキーン”のリアクションを教えてくれましたw
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
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