まずはひとつめ!
前回の記事で、ナイトの格好をしたニワトリ、キンカクからの注文を受け付け、
中世のお城をイメージした別荘作りに着手した……と書いた。
このときから、ニコが考案してくれた“柱”や“しきりカウンター”をDIYで作れるようになり、より凝った内装も可能に。もちろん、それらの技術を使うか、使わないでおくかはプレイヤー次第なので、クライアントが求めるイメージと、自分が考えるレイアウトプランが合致したときにバンバン使っていけばヨロシ!! “技術力”という武器はいくらあっても困るモノではないので、いつでも使えるように心の準備だけはしておこうと思った次第であります。
で。
今回はキンカクの中世ヨーロッパ風別荘の制作過程をお見せするわけだが、じつはその前にも、
かつてキャンプサイトに2回も襲来し、ルナステラ島の住民を恐怖のドン底に叩き落した(言いすぎてスマン)あの“クマロス”が浜辺にいたのを発見。そこで、
「以前は失礼してしまったので、せめて別荘だけでも作ってあげよう!!」
と思い立ち、彼が求めた、
“古代ローマ風”をテーマにした別荘も作っていたのである。これがまた、キンカクのソレと非常に似通ったものになったので、のちほどそちらも紹介したいと思っている。
さあ、キンカクの中世ヨーロッパ風別荘の続きだ。
彼の別荘にマストで必要なアイテムは↓こちらのふたつ。
うは……w ナントカソウルとかに出てきそうなヨロイと、地面に突き刺さった剣か……w これを抜けるのは選ばれし勇者だけなんだけど、ゲームの後半でようやく、
「やった!! あの剣がついに抜けるぞ!!!」
と喜び勇んで引っこ抜いたら、すでに2周遅れくらいの性能しかなくて、
「あ、はい……」
ってんで、見た瞬間にアイテムボックスにブチ込まれてしまうヤツ……w
このふたつを配置していい雰囲気の内装を作るのって……かなり振り切った考え方をしないと不可能な気がするwww 生活のしやすさとか、使い勝手の良さなんていっさい無視して、ただひたすら、
・中世ヨーロッパ
・お城
・ナイト
・RPGで最初に訪れる王の間
↑このあたりをイメージして作っていくのが正解な気が……!!
そこで。
「えーっと、朝起きたらナゼか勇者に選ばれていて、急遽お城の王様に会わねばならず、ひのきの棒と布の服で粗末な武装をしてから、慌てて訪れた玉座は……!」
ブツブツと、飼いネコが驚くほどの音量で独り言を言いつつ、初期配置をしていく。
ポイントは、中央につなげて敷いたレッドカーペット。王に謁見するシーンを想像しつつ、“くろいアイアンパーケットのゆか”の上に、効果的にラグジュアリーな赤い絨毯を敷いたってわけ^^ 最初、このイメージが湧かなくて、マストアイテムの騎士と剣を20個ずつくらいグサグサに並べた勇者の墓場みたいな場所にしていたんだけど、さすがに、
「これは……とてもお見せできないぞ……(((( ;゚Д゚)))」
と震えて、どうにかこちらの初期配置まで“戻して”きたってわけだ(苦笑)。
ここまで土台が固まってくれば、あとは流れ作業だ。
RPGの舞台によく置かれているアイテムを想像しつつ、レッドカーペットのまわりに配置していく。
そしてそれらがより映えるように、
家具磨きの技術を使ってエフェクトを追加していった。
俺のお気に入りは、↓こちらの伝説の剣。
やばwww 剣に閉じ込めていた魔力が暴走して、いまにも闇堕ちしそうな感じwww こうやってエフェクトを付けるだけで、無機質な家具たちの存在感がグッと増すので、本当にありがたい機能だわーーー!! できれば今後、さらに追加されるとうれしいんだけど……!!
さて、完成した別荘をお見せするのは、次回にとっておきます。古代ローマ風をイメージしたクマロスのそれとまとめてお見せしよう。
そのかわり、ここではキンカク邸のお庭をご紹介^^
いつも庭は手を抜いてしまうんだけど、今回はお城シリーズの巨大な家具がいくつもあったので、それを配置しただけでソレっぽくなったww あえて冬のロケーションを選んだのもピッタリだったでしょう^^
というわけで、次回はふたつの別荘をお見せいたします!
続く!
1年前の今日は?
せっかく丸1年、1日たりとも欠かさずにプレイしているので新企画“1年前の今日は?”と題して、“昨年の今日のスクショ”を1枚掲載していこうと思います!
ちょうど1年前、2021年1月25日の様子は↓こちらです。
キャンプサイトに、ヒツジのジュペッティが訪ねてきていた日。いま思えば、スカウトしてもよかったな~。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
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