第141回 「フレイ」
公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
今回は“北欧神シリーズ”から “フレイ”を大紹介!!
パズドラが来年2月に、トップアプリとしては前人未踏の“サービススタート10周年”を迎えるということで、ここんとこずっと、モンスター番号が若い“ベテランモンスター”を中心に紹介させてもらっている。
今回もその流れに則って、かつて一世を風靡した精鋭を解説したい。
パズドラ黎明期においては、いま以上にゴッドフェスで導入される新規の神シリーズに注目が集まっていたんだけど、とくに“彼ら”に関しては熱狂度が凄まじく、当時プレイしていたパズドラーがこぞって魔法石を突っ込んでいた記憶がある!!
そのモンスターとは……モンスター番号“368”!!
2012年10月5日に実装された待望の“北欧神”シリーズから、火属性の“フレイ”をピックアップいたしましょう!!
そう、ギリシア神話と並んで世界的に人気(だと思う)のある北欧神話から、火属性の雄として“フレイ”が抜擢されたのは、神話好きの筆者から見ても、「バッチリの人選だな!!」と感じた。
ちなみに他の属性には、水属性にイズン&イズーナ、木属性にフレイヤ、光属性にトール、闇属性にロキと、これまた色とイメージにピッタリとハマる神様たちが配置。
元となっている神話や伝承をしっかりと解釈した上で属性を決めていることが、この北欧神シリーズの配役で証明されたと思った。
フレイは前述のフレイヤの双子の兄で、北欧神話に登場する神々の中でもっとも際立った容姿をしている美丈夫とされる。
豊穣を司る神で、その手には有名な“勝利の剣”が握られている。
この世に切り裂けぬものはないと言われる細身の業物で、使い手が正しい者であれば勝手に巨人と戦ってくれる意志を持つという。
フレイはつねに勝利の剣とともに語られるが、じつはホレた女性を手に入れるために手放してしまい、神々の最終戦“ラグナロク”の際に使うことができず、代わりに鹿の角で戦うハメになって、あの“スルト”に敗れるという結果をもたらしてしまう……。
北欧イチのイケメン神ながらどこか人間臭さもあり、物語性も十分なフレイは、筆者の好きな神様のひとりであります。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
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