トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!!
【あとばる×ぴーす♪ 第1回】
オーバーフロッシャーの実力者であるぴーす♪選手が対談に初登場!
オーバーフロッシャーでありながら前に出る攻撃的なプレースタイルを得意とするぴーす♪選手に、その極意をいろいろと聞いてみたぞ。
あとばる
驚異的なエイム力を持つカリスマプレーヤー。「第2回スプラトゥーン甲子園」では、不利な状況から相手を次々と倒す神がかり的なプレーを連発し、優勝に大きく貢献。H3リールガンの名手としても知られ、彼の影響でH3リールガンを使い始めたプレーヤーも多いとか。おもな実績は「第2回スプラトゥーン甲子園」優勝、「第4回スプラトゥ-ン甲子園オンライン代表決定トーナメント」優勝など。チーム・よしもとゲーミング カラマリ所属。
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OPENREC.tv:https://www.openrec.tv/user/atobaru_ikaぴーす♪
スプラトゥーンを代表するオーバーフロッシャー使い。抜群のエイム力を持ち、チャンスがあればガンガン前に詰めるアグレッシブなプレーが持ち味。特に狙った場所へ4発の弾をまっすぐ飛ばす技術は一級品で、普通は当てるのが難しい中~遠距離の相手にもしっかりと弾を当ててくる。また、反射を活かした攻撃も得意で、オーバーフロッシャー使いの中でもキル能力に関してはピカイチのウデマエを持つ。オーバーフロッシャー=後衛という概念を覆し、新たなスタイルを示したプレーヤーといえるだろう。
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オーバーフロッシャーには前・中衛としてのポテンシャルもある!?
――ぴーす♪選手はオーバーフロッシャーをメインで使っていますよね。大会でも出してくる人は珍しいブキだと思うんですけど、使うようになったきっかけってなにかあるんですか?
ぴーす♪:オーバーフロッシャーには「反射」というほかのブキにない特徴的な仕様がついているんですけど、「反射って極めたら化けるんじゃないか」と思ったのがきっかけですね。あと、オーバーフロッシャーはワントリガーで1発30ダメージの弾が4発出て、全部当たれば一振りで倒せるようになっているんですね。
もともとはヒッセンを使っていたんですけど、「これ、エイムもめちゃくちゃよくなったら一振りで倒せるヒッセンみたいな動きができるんじゃないか」と思って。そういうのもあって、実装される前からずっとワクワクしてました。
――もともとスロッシャー系をメインで使っていたんですね
ぴーす♪:そうですね。本当はロングブラスターが好きなんですけど、勝つのも好きなので(笑)。ブラスター系ってちょっと扱いが難しいじゃないですか。なので。その次に使っていたスロッシャー系統をおもに使っていました。
――それでオーバーフロッシャーが出ると発表された段階で可能性を感じていたと。実際に実装された使ったときはどうだったんですか。最初から「これはいけそうだぞ」という感じだった?
ぴーす♪:「これはやべえな」と思いましたね。
――それはいい意味でやばいってことですよね?
ぴーす♪:そうですね。実装前から、ステージを散歩して「ここでこう撃ったら反射で倒せるんじゃないか」みたいのをいろいろ考えていて、それを試合でやったらたまたま決まって。もう快感ですよね(笑)。
――オーバーフロッシャーを使って大会に出てくる選手って少ないと思うんですけど、あとばる選手から見てぴーす♪選手はどんな印象がありますか?
あとばる:オーバーフロッシャーでワントリガーの4発をちゃんと当ててくるプレーヤーですね。オーバーフロッシャーって狙って弾を当てるのが難しくて、基本的に「なんか振ってたら当たったわ」になりがちなんですけど、それを意図して狙って当ててくるので、うかつに近づけないというか。
オーバーフロッシャーを持つ上で「この動きをしたら強いんだけどできないよね」という動きをちゃんとしてくるので、「すげえ」としか言えないです。
ぴーす♪:ありがとうございます。
――実際、オーバーフロッシャーは弾速が遅めで、狙って当てるのが相当難しいと思うんですけど、そのあたりはぴーす♪選手はなにかコツのようなものがあるんですか?
ぴーす♪:そうですね。特に遠距離の場合は「敵がここにいそうだな」という地点に向けて、視点をぶらさずに弾をまっすぐ飛ばして、しっかり4発当てるようには意識しています。その弾がぶれない技術と、あとは読みですね。
ずっと使っているので、「ここにいるだろうな」とか、前線のブキだったらここにセンプクしているだろうなというのをだいたいはつかめているので。読みと弾をぶらさない技術でキルを取っている感じですね。
――チーム戦でのオーバーフロッシャーは、どういう立ち位置でどんな役割でプレーするポジションなんですか?
ぴーす♪:自分の立ち回りでは、とりあえず均衡時は中衛と後衛の間くらいのラインに立って、弾幕を貼りながらどんどん相手の行動を牽制していく形ですね。運がよければそこでキルが入ったりするんですけど、勝負を賭けたいなってとき、たとえば味方からインクアーマーをもらったとかだったら、自分はどんどん前に出ますね。
よくオーバーフロッシャーって後衛という枠に入れられるんですけど、さっき言った「ワントリガーで倒せる」という強みがあることを考えると、自分の中では前・中衛あたりという認識です。
――ラインを上げるというよりはキルを取りに行くために前に出る?
ぴーす♪:そうです。
――それは普通のオーバーフロッシャー使いには、なかなかできなさそうな動きというか……(笑)。
ぴーす♪:自分で言うのもなんですけど、自分だからできるみたいな感じはあるかもしれません(笑)。ほかのオーバーフロッシャー使いは「盤面を維持しつつどんどん押し上げていく」みたいな堅い立ち回りをする人が多いんですけど、自分はけっこうリスキーな動きで攻撃を通していく感じでプレーしていますね。
――キル意識を高く持って動いているわけですね。
ぴーす♪:はい。自分が意識しているのはキルをとったときの爆発力で、うまくキルが入って強いポジションが取れたら「ここからはもう通さないよ」みたいな感じで相手を抑え込みやすいので、それを狙っている感じです。
――なるほど。あとばる選手は相手にオーバーフロッシャー持ちがいた場合、立ち回りで気をつていることや意識していることはなにかありますか?
あとばる:オーバーフロッシャーがいるとこちらの動きがかなり制限されて、なかなかチャレンジができなくなるのがけっこうキツイですね。とくに手前側に入られるとキツイので、なるべく最初に潰そうという意識は常に持っているんですけど、上手いプレーヤーは近距離もしっかり対応してくるので、簡単にはいかない。
なので、できる限りマルチミサイルやハイパープレッサーみたいな遠距離系のスペシャルでポジションをまず取ることを優先しています。
――チャージャーと同じような遠距離ブキとして考えて対応していく?
あとばる:そうですね。ただ、遠距離は強いけど、近距離は難しいタイプだと思っていたんですけど、ぴーす♪さんの話を聞いていると案外、近距離もいけるみたいなのでそこは考え直さないといけないという感じはします。
実際、詰めても、なんだかんだ返り討ちにされることが多かったりするんですよね。後衛には単身で行って挑まない方がいいなというのは最近、チャージャーとかに対しても思っているんですけど。
――後衛だから近距離が弱いというわけでもないと。そういえば、あとばる選手も一時期オーバーフローッシャーを持っていたことありましたよね。
あとばる:いまも趣味程度で持っているんですけど、大会だとチームメイトが持たせてくれないんですよね。僕のオーバーフロッシャーじゃ信頼ないみたいで(笑)。
――そうなんですね(笑)。実際、ぴーす♪選手とかの動きを見ると、なかなかあれはできないなという感じですか?
あとばる:そうですね。近距離は近いのでなんとなく反射とか、弾速もそんなに気にならないで当てられるんですけど、遠距離の敵にはそう簡単に4発当てられないですね。やっぱり、地を這っていくような弾の出方が独特なので、慣れるまではあれは当たらないですね。
いまだに慣れた感じがしないですもん、僕。ただ、ぴーす♪さんの話を聞いていたら、けっこう大胆さも必要なのかなとは感じました。これまではあくまでサポートというか、無理にヒーローにならないような動きに徹していたんですけど、ヒーローになる動きをしてもいいのかなという気はしました。
――ガンガン前に詰めるアグレッシブなオーバーフロッシャーでキルをバンバンとれたらかっこいいですよね。
あとばる:それできたらかっこいいですね、マジで。
――こう言ったらアレですけど、対面に関してはオーバーフロッシャーが相手だとちょっと舐めてかかりますもんね。
ぴーす♪:それはありますね。
あとばる:「まあ、当ててこないだろ」ってなりますからね。でも、うまい人は普通に当ててくるので、そこは意識を改めた方がいいですね。
・オーバーフロッシャーは後衛だけでなく、前・中衛としてプレーできるだけのポテンシャルがある!
・キルをとるには弾をぶらさずに狙った場所へ4発飛ばすことが大事!
・キルが入ったときの爆発力を意識してプレーしよう!
次回も引き続きふたりの対談をお届け。オーバーフロッシャーを使いこなすポイントについて、さらに深く聞いていくぞ。