ああ……!! 回収しないと!!
運よくログインできたときに、
「コレ幸い!!!」
と喜び勇んで、集中的に『ディアブロ II リザレクテッド』でプレイするようにしております(苦笑)。それでも、いまだサーバーが安定せず、オンラインだと自由気ままな冒険はできないんだけど……! 運営の皆様にはなんとか踏ん張っていただき、1日も早くストレスのないゲームプレイができる日が来ることを心の底から願っております。
でも、最近は辛抱たまらなくなって、孤独なオフラインキャラを作って遊び始めちゃってるけど……。しかも、ドルイドじゃなくパラディンで……w
まあそれはいいや。
そんな状況なので、5、6本のゲームを並行プレイしている俺のような人間だと、進行がどうしても遅くなってしまう。
現在の状況はと言うと、
ACT IIIの終盤まで来たところかな。ホントはもうちょっとサクサク進めたいんだけど、いまは我慢の進行になるのも致し方ないところだろうか。とはいえ、まだしばらくは序盤の様子を綴ることになると思うので、マイペースで楽しんでいこうと思っております。
さて。
序盤とはいえクエストが進行していくと、徐々に出てくる敵も強くなってくる。
それに合わせて、いい感じの武器や防具を拾えているなら、防御を無視した蛮勇を振るってもどうにかなるんだけど、なかなかそううまくはいかない。
たとえば、ACT Iの中盤あたりで“忘れ去られし塔”というダンジョンに潜ることになるんだけどね。暗くてジメジメしているお化け屋敷みたいな塔の中を徘徊していると、まもなく……!
鳥のガイコツみたいな飛行軍団を見た瞬間、俺の口から思わず「うッ!」という呻きが漏れましたわ……。
「げげげ……!!! 俺の嫌いな、ゴースト軍団出てきやがった……!!!」
コイツら、20年前のオリジナル版『ディアブロ II』のころからめちゃくちゃ苦手だったんだよ……!
このゴースト、ご覧の通り徒党を組んで攻めてくることが多いチンピラみたいな連中なんだけど、骨のくせに意外と幅が広く、モノによってはマナを吸い取るなどイヤラシイ攻撃を仕掛けてくるので、油断しているととんでもないことになるのだ。
それはわかっていたので、俺は他のザコを相手にするときとは比べ物にならないくらいに慎重に立ち回っていたんだけど……(((( ;゚Д゚)))
つ、ついに……(((( ;゚Д゚)))
ああああああああああッ!!!! ちちち、ちんだ!!! ちんでしまったッ!!!><
致命傷となったのは“闇の弓使い”というアマゾネスが放った矢だったようだけど(王騎かよ)、その前から取っても取っても口に入ってくるネコ毛の如くまとわりついてきたゴーストどもに、惑わされたのがいちばんデカかった!!! ああああ!!! 俺の装備が!!!>< ゴールドがぁぁぁあああ!!!><
なんでこんなに大仰に嘆いているのかと言えば、過去にも何度か記事にしてきたんだけど、『ディアブロ II』のデスペナルティー(力尽きたことにより被るマイナス効果のことね)がとんでもなくキツいからだ。
これ、じつは『ディアブロ II リザレクテッド』としてリメイクされるときに改良されるかなーという淡い期待をもって、開発者にインタビューしたときに聞いてみたのである。
「『ディアブロ II』のデスペナ、あまりにもキツくていまだトラウマなんですけど、リメイクされるときにユルくなりますよね?^^」
と。
しかし、返ってきた答えは、
「……いや。『ディアブロ II リザレクテッド』は“当時のまま”が開発コンセプトなので、デスペナルティーに関してもそのままなんだ^^; ごめんね^^;;」
というもので……まったく当時のまんま!!!www ってことは……回収しないと、このとき着ていた装備とお金は、すべて時空の彼方に消失しちまうってことだ!!!><
そう、これが『ディアブロ II』のデスペナルティーなのだ。
力尽きた地点にオノレの死体と、そのとき身に付けていた装備、そしてお金がボロンと残されているという……。
プレイヤーは復活するけど、死体がある現場まで行き、それに直に触れないと回収することはできない。もしも回収前に2度目の死を迎えてしまうと元の死体(装備もお金も)は消え、新たに出来立てホヤホヤのオノレの亡骸がそこに落ちる……と(((( ;゚Д゚)))
ここで、
「え?? 現地まで行って回収すりゃいいんでしょ? 簡単じゃんwww」
と思われる方がいるかもしれないが、よく考えてほしい。
当時、身に付けられるもっとも強い装備で臨んで、俺は死んでしまったのである。
ということはその死体の周辺で、俺を倒したツワモノがまだウロウロしているということなのだ。
そこに……(((( ;゚Д゚)))
替えの強い装備があるならまだしも、金も防具もほとんどない序盤の序盤だと、裸同然の日曜日のお父さんのような格好で出向かないといけないんですよ!!!www
これはキツい!!!><
そのせいで、20年前に『ディアブロ II』で遊んでいた人の魂は、いまだ失った最強装備と数百万ゴールドを探し求めてドットの荒野で彷徨っているという。もちろん、俺の魂の一部も、当時のフィールドでたゆたっているのであろう……。
こんな恐ろしいシステムが『ディアブロ II リザレクテッド』でも生きているので、冒険者の皆様はくれぐれもご注意いただきたい……。
でも、とりあえずこのときは事なきを得て、装備もお金も回収することができた。しかし、またいつ同じような状況に陥るかもわからないので、可能な限り強い装備と、できることなら回収用のセカンド装備も作って有事に備えたいところだ。
そういう意味では、ぼちぼちいいモノがドロップするようになってきたので、サイクルとしては悪くないかもしれない。
緑の名前のアイテムは”セットアイテム”だ。これは、同じ名前の他のパーツも集めないといけないんだけど、拾えただけでちょっとうれしいw
レアアイテムも、頻繁に見掛けるようになってきた。魔法効果がたくさんついたアイテムを拾うことが『ディアブロ』というゲームの楽しさの根っこなので、この段階になるとワクワクが止まらなくなってくるんだよなww
そして……!
お! ルーンだ!!
ルーンは、宝石と同じように穴の開いた装備に装着して使うもの。効果はいろいろあって、
強力なルーンを拾えると途端にソケット付きの武具が愛おしくなってくるので、名前が灰色の武器や防具はすぐに売らずに吟味するといいかもしれん!!
ちなみにこのころ、スキルポイントを温存しすぎて、さすがに、
「ザコすら倒すのに時間がかかる……。ちょっとだけ、自然の力を覚えちゃおうかな……」
ってんで、↓こんなエレメンタルパワーを身に付けていた。
ゴロンゴロンwww
転がっている巨大な隕石のようなものは、俺がひり出した火山弾(?)である。こいつが、障害物にぶつかると……!
ボボボボボボンッ!!!!www
想像以上の大爆発!!!www
って、まるで俺が敵の火炎に焼かれているみたいだけど、このころはかなり重宝した魔法になりましたw
続く!w
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『ディアブロ II リザレクテッド』公式サイト:
https://diablo2.blizzard.com/ja-jp/
※ゲーム画面はPlayStation 5ソフト『ディアブロ II リザレクテッド』のものです。
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