改めて、基礎の基礎を
ドルイドがどんなクラスなのか、よくわからぬまま選択してゲームを始めてしまったわけだがね。
この……どっから手を付けていいのか戸惑う感覚、コレがたまらねーんだよなぁ!!www
なんだかんだ、『ディアブロ III』はすべてのクラスをくり返し遊ぶほどやり尽くしてしまったんだけど、この『ディアブロ II リザレクテッド』は20年前のゲームの復刻であり、しかもドルイドは触ったことがなかったという理外のオマケ(?)まで付いていたので、楽しいことこの上ない。
おかげで俺は、丸10年くらいプレイしていたとは思えないほど新鮮な気持ちでゲームに向き合い、拾うアイテムに一喜一憂し、問答無用のデスペナルティーにさらされて、
「ぬぉおおおおお!!!! おおお、俺の金がッ!!! アイテムがぁぁぁあああ!!!!><」
と悶絶することができているのである。
そういう意味では、この『ディアブロ II リザレクテッド』に新たな気持ちで挑む日のために、20年前の俺はあえてドルイドを温存していたのでは……と考えることもできる。
「なんとなく……数十年後に、この『ディアブロ II』がリメイクされる気がする。そのとき、新規のクラスが導入されるとは限らないから……この、まだ触っていないドルイドを、来たる日のために未プレイのまま取っておこうではないか!!」
このような先見の明で、このクラスだけ放置していたんだな!!w そうだそうだ!!!w そうに違いない!!!www
アイテムの種類
さて。
ドルイドを選んだことにより、“ベテランなのにルーキー冒険者”という、矛盾する立場でプレイすることになった大塚角満。でもおそらく、この『ディアブロ II リザレクテッド』でディアブロデビューする人も少なくないと思うので、そういう方に向けたプレイ日記を書く身分としてはちょうどよかったのかもしれないな。
そこで改めて、この『ディアブロ II』がどういうゲームなのかを序盤の様子を見つつ説明したいと思う。
クラスを選び、ゲームをスタートさせると、最初の拠点である“ローグの野営地”に降り立つ。
ここがACT I(いわゆる第1章)の前線基地となるところで、この野営地から外に飛び出して敵と戦いつつ、行動範囲を広げ、徐々にアンロックされる6つの大きなクエストをクリアーするのが当面の目標となるのだ。
▲コレがクエストログ。最初は当然、簡単なものから始まるので安心してくれ。
ローグの野営地に来たら、通常のRPGと同様にNPCたちに話し掛ける。
この“アカラ”というバア様は、話し掛けると毎回、HPとMPを満タンまで回復してくれる奇特な御仁。英語版だと話し掛けたときに、
「ぁ~いぁむ、あッかぁらッ!!!」
と、鬼気迫る発音で自己紹介してくれるので旧プレイヤーにはおなじみの存在だったりする。
このほか、武具の購入と修理などが行える鍛冶屋、“ギャンブルアイテム”という、買って鑑定するまでお宝なのかゴミクズなのかわからない武具を販売している怪しいおっさん、そして『ディアブロ』シリーズの名物キャラであるデッカード・ケインというじいさんは……クエストをクリアーしていくとじきに街に現れ、未鑑定品をタダで鑑定してくれるようになるので、そのとき詳しく紹介したいと思う。
さて、『ディアブロ』シリーズはまごうことなきアクションRPGだ。ワラワラと迫りくるゾンビやら悪魔といった敵に対し、実際に剣を振ったり、魔法を放ったりといった直接的な攻撃(つまりコマンド入力式ではない)を加えて倒していくゲームである。
最初はもちろん、裸同然なので、腕を振り回してパンチとラリアットをかますくらいしか攻撃手段がない。
それでも、我慢してザコを狩り続け、レベルが上がっていくと……!
それぞれのクラスに則したスキルがアンロックされていく!!
スキルは“スキルポイント”という形でプレイヤーに付与されるので、上記の通りスキルツリーから好きなもの(たいてい、レベル制限があるけど)にポイントを割り振って取得することになる。
アサシンやバーバリアンなど、慣れ親しんだクラスだったらおぼろげながらビルドが見えるんだけど、何度も言うようにドルイドは初体験だ。
なのでとりあえず、
「コレ、取得できるみたいだからもらっておくか」
ってことで、最初のスキルである“火炎旋風”を取得してみた。その効果は、
“猛火を放って敵を焼き払う”
という、初期スキルとは思えない勇ましいことが書かれているけど、実際に使ってみたところ……!
ボォォォ……w
ボォォォォ……w
なるほどなるほど。
ドルイドの足元から3本の炎が飛び出して、ヘビのようにうねって敵を攻撃する……って魔法なのか。まあ……派手か地味かで言ったら、
「若干、地味と言わざるを得ない^^;」
って感じだけど、最初のスキルにしてはまずまずの攻撃力だし、しばらく使ってみるとしようかの!
ちなみにスキルやアイテムは、画面中央下にあるコントロールパネルを見てもらえばわかる通り、コントローラーを使った操作に最適化されて各ボタンに割り振られている。回復ポーションはマジックポーションは十字キーにアサインされているので、体力が減ってきたな……と思ったら、ポーションが入っている方向のボタンを押せば回復できる仕様になっているのだ。
そしてもうひとつ、『ディアブロ』シリーズの中毒性を際立たせているのが、
敵や宝箱からドロップする無数のアイテムだ。
アイテムは名前の色によっていくつかの区分に分けられていて、オリジナルの『ディアブロ II』では↓こんな感じだった。
・白:ノーマルアイテム
・灰:ソケットアイテム
・青:マジックアイテム
・黄:レアアイテム
・緑:セットアイテム
・金:ユニークアイテム
・橙:クラフトアイテム
ソケットってのは、宝石やルーンをハメ込む穴が開いているアイテムのことで、使いかたによってはかなり強くなる可能性を秘める。そしてセットってのは、同じ名称の武具を集めることで真の効果を発揮するアイテムのこと。ゲームの中盤以降は、セットアイテムを集めることも長く遊ぶ上での目標になったりする。
次回も、『ディアブロ II』の基礎的な部分をおさらいしていきたいと思います!
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『ディアブロ II リザレクテッド』公式サイト:
https://diablo2.blizzard.com/ja-jp/
※ゲーム画面はPlayStation 5ソフト『ディアブロ II リザレクテッド』のものです。
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