悪徳商人との勝負
アート不毛地帯だったルナステラ島に“芸術の波”を起こそうと奮闘した、若き島民代表(50歳。スキル・抜け毛、痛風)の物語を綴っている。
前回の日記で書いた通り、我がルナステラ島はつねきちが運んでくる怪しい美術品に対しては1年以上も断固拒否……言うなれば“鎖国”を敷いていたも同然なので、博物館にある美術品コーナー(美術館)は開館以来ず~~~~~……っとスッカラカンであった。
しかし、『あつ森』のプレイが2周目に入ったのに合わせて“これまでやってこなかったこと”を改めて洗い出し、
「そういや……美術品って、1個も集めていなかったなぁ」
ってことに気が付いて、急遽今年の春あたりから本格的な“画商活動”を始めたのでありました。
しかし、そこはやはり、百戦錬磨の悪徳商人・つねきちのこと……。
ホイホイと本物の絵画や彫刻を売ってくれるわけもない。
そう--!
この守銭奴が扱う美術品は、あまりにもニセモノが多かった。
博物館のフータは、
「ニセモノ、ダメ! 絶対!」
の姿勢を貫き、しかもその審美眼は『なんでも鑑定団』に出てくる安河内さんや山村さんレベルに極まっているので、いかに精巧に作られたものでも贋作は1発で見破って「受け取り拒否!」を突き付けてくる。
よって、つねきちの商船で美術品を買うときは慎重に慎重を期さないといけないんだけど……!
そこはやはり海千山千の悪徳商品。
バイヤーであるこちらの気合が漲っていた夏の買い付け時には、つぎのような恐るべき事態が起こった。
いつものように朝イチでつねきちの船に乗り込み、美術品のチェックを始めたバイヤーの俺。
ところが……!
この日、ラインナップされていた4つの美術品は明らかに……!!
モナリザ……こんなに目が吊り上がっていたっけ……??((゚Д゚;))
フェルメールの『牛乳を注ぐ女』……こんなにドバドバと牛乳を注いでたっけ……?((゚Д゚;))
『ネフェルティティの胸像』、こんなファンキーなイヤリングつけてねーだろ!!ww ていうかコレ、もう本物を寄贈してあるし!!
ボッティチェリの『ヴィーナスの誕生』、もう何十回も見てる!!w 右上に木がねえよ!!! これもニセモノや!!!(#゚Д゚)カーーー!
え。
ってことは、今回の商談のラインナップって……全部が全部ニセモノかよ!!!((゚Д゚;)) 悪徳どころか、ヘンな壺を売りつけるのと同レベルの地獄の商人じゃねえか!!!(#゚Д゚)
かと思いきや、間違いなく本物と断定できる美術品が複数並んでいることも稀にある。でも、美術品の購入は毎回1個だけという取り決めがあるので、2個も3個もホンモノがあっても歯噛みするしかないんだが……。本当にこのつねきちだけは御しがたい存在であるよ……。
そんな、手練れの悪徳商人とのバチバチの戦いを月に2、3回行い、さらに、
おお!!! ジュンから美術品の贈り物や!!!^^
たま~に住民から贈られてくる美術品を寄贈し続けた結果……!
……ってニセモノじゃねえか!!!(怒) じゅ、ジュンに恥かかされたッ!!!!><
まあ、これは“『あつ森』あるある”のひとつなので、目くじらを立ててはいけない(自分のことだろ)。ときには本物をもらうこともあるので、とにかく美術品を手に入れたら迷うことなくフータに持っていくことが吉なのだ。
さてその結果、我がルナステラ島の美術館が2021年10月初旬現在でどうなっているのかと言うと……!!
長くなるので、続きは次回!!
1年前の今日は?
せっかく丸1年、1日たりとも欠かさずにプレイしているので新企画“1年前の今日は?”と題して、“昨年の今日のスクショ”を1枚掲載していこうと思います!
ちょうど1年前、2020年10月9日の様子は↓こちらです。
10月からかぼちゃの苗が売られるようになるので、花壇の一部をかぼちゃ畑にしたところw
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
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