禁断の扉が開く
この“角満島開拓日誌”が、『あつ森』が発売された2020年3月20日から1日も欠かすことなく更新されている……ということは、再三自慢も兼ねて主張している。
そんな、意地と無謀が交錯する連続更新ができているのはひとえに、俺がプレイ開始から2年目に突入したいまでも毎日せっせとログインして『あつ森』を遊び続けているからにほかならない。
……まあつい最近、連続ログイン記録は途切れてしまったけどさ(苦笑)。
とにかく、これだけ遊び続けているからこそネタに恵まれ、たくさんの記事を投下できるわけだけど、一方で、
「この遊び方だと……絶対に到達できない境地も出てきてしまうんだよな……!」
と思うこともしばしばである。
ホラ、少年マンガとかでよくあるでしょう。
「覚悟しろ魔王!!! 俺は……戦友(とも)の想いを背負ったことで各段に強くなった!! いま、オマエを超える!!!」
なんて、鼻息荒くイキって登場した主人公の勇者に対し、言われた魔王がグヒヒと笑って、
「くくく……! 確かにキサマは強くなった。しかしな……そのやり方では、わしを超えることは絶対にできないのだ!! くはははは!!!www」
なんて爆笑するシーン。
それと同じくらい、俺のプレイ方法では一生見ることができないシーンが『あつ森』には用意されているのである。
さてここで、当日記並びに大塚角満の記事全般の編集を担当している同僚、“たっちー先生”を紹介しなければならない。
彼女は『あつ森』界においては“マイデザインの達人”として知る人ぞ知る存在で、この日記にもたびたび登場して話題を提供してくれている。
プレイを始めたのは当然のごとく2020年3月20日のソフト発売日で、抜群のセンスを誇るマイデザインの技術を活かして、人気マンガやアニメをモチーフにした衣装を作ったり、
彼女の島である“とみおか島”をイチから改造して見る者を驚かせたりと、俺とはまったく違うスタンスで島ライフを堪能してきたのである。
……そう。
この冬までは……(((( ;゚Д゚)))
ロストワールドへ
たっちー先生は“超”がつくオタク女子なので、日々の生活の9割が“そっちの活動”に支配されている。
俺に送られてくるSMSやSkypeも、仕事のソレは2割くらいで、残りはすべて、
「おい!!! あのアニメの第3期が始まるで!!!」
「このキャラ見たか!!? めっちゃイケてるやろ!! 声優は……(以下、1000文字くらい声優話)」
「いまからアキバに行って、投票用のCDを300枚買ってくるわ!!!!(フンガー)」
こんなのばかりである。
そう、たっちー先生は忙しいのだ。
ゲームも、オタ系女子がプレイしているものはほぼ網羅して遊んでいる(しかもガチ)し、俺が記事を書くネタのために『モンハンライズ』や『ディアブロ』なんかも遊ばねばならない。
そして、今年の冬あたりから“遊ばねばならないコンテンツ”がドッと増え、完全にたっちー先生のキャパを超えてしまった。
となると、ロケットペンシル(懐かしい)の如く尻から突かれて、優先順位が低くなったコンテンツが押し出されてしまうようになる。
そして……悲劇は起こる。
今年の2月初旬を最後にたっちー先生の足はとみおか島から遠ざかり、
「明日は絶対にログインしよ」
「住民にあいさつだけはしておこう」
そう決意するも束の間……気づけば島の雪は解け、桜の季節も終わり、博物館のスタンプラリーすら見ることなく月日は流れて……ついに、3ヵ月超の時間が経過(苦笑)。
先日、さすがに気になった俺は、たっちー先生にSkypeでつぎのように聞いたのだ。
「なあなあ、最近『あつ森』って起動してる?w 島、どうなってるの??w」
すると、たっちー先生は |;・`ω・) ←こんな顔になって、おずおずと言葉を絞り出したのであった。
「じつは……すでに数ヵ月間、ゲームを起動していないねん。放置しすぎて島に行くのが躊躇われて、余計に足が遠ざかっているという……w」
俺はゴクリとツバを飲み込んだ。
「な、なるほど……! 確かにそれは恐ろしいな……。昔の『どうぶつの森』だったら呆れた住民がこぞっていなくなり、ゴーストタウンになっているところだぞ……w」
たっちー先生は頷きながらも、“ある決意”が固まったようだった。
「せ、せやな……。でも、ここまできたら……“放置したからこその世界”を見るために、意を決してログインしてみることにするわ!!」
そう、これぞ……毎日マメにログインしている人では絶対に見ることができない、“対極の世界”!!(放置していただけだけどw) はたして、たっちー先生が熟成させた“ロストワールド”では、どんなドラマが待っているのだろうか!!?
そのヒントとなる写真が、2枚だけ送られてきた。
それが↓こちらだ。
……ロストワールドなんて言っているわりに、寝ぼけマナコのあくび少年が出てきただけだけど(苦笑)。
次回、“島を3ヵ月放置するとどうなるのか?”の答えをお見せしたいと思います!
続く!
1年前の今日は?
せっかく丸1年、1日たりとも欠かさずにプレイしているので新企画“1年前の今日は?”と題して、“昨年の今日のスクショ”を1枚掲載していこうと思います!
ちょうど1年前、2020年6月14日の様子は↓こちらです。
博物館の化石コレクション、残り1個のところまでこぎ着けたのがこの日でしたw
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
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