第117回 「クリスタルスカル」
公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
今回も神秘龍シリーズから“クリスタルスカル”を紹介!!
筆者はもともと、世界の神話、民話、民間伝承、都市伝説、心霊話、UFO話、オーパーツ……などなど、“神秘”とか“ロマン”なんて言葉で飾られる事象が大好きな人間である。
ギリシア神話に関する書物は、自宅の本棚に10冊以上刺さっているし(ちゃんと読んだぞ!w)、怪談や本当にあった不思議な話系の書籍になると……もう、何冊あるかわからんww しかもどれも読み返しがスゴくてボロボロになっているしww
そんな、筆者の厨二的コンテンツ好きとパズドラが化学反応を起こし、実際にモンスターとして導入されてしまった事例が存在する。知っている人も多いかと思うが、2013年夏から相次いで登場したダンジョンモンスター、“神秘龍”シリーズがそれだ!
と、ここまでは過去にも語った大前提!
今回はそんな神秘龍の中から、“神秘の結晶龍・クリスタルスカル”を解説しよう。
クリスタルスカルの題材となったオーパーツはもちろん、世界各地で発見されている“水晶のドクロ”だ。
美しい水晶を削り、本物の頭蓋骨と寸分たがわぬ精巧な作りに仕立て上げる技術は、古代の人々が持っていたテクノロジーでは絶対に実現することはできなかった……ということで、オーパーツ認定されていたものだ。
筆者が子どものころに読み漁っていた不思議系の書籍(UFO、未確認生物、幽霊などが眉唾な理論で解説されていた書籍ねw)の中には、必ずと言っていいほど水晶のドクロに関する特集記事があって、専門家と呼ばれる人々が、
「これほど緻密な頭蓋骨の彫刻を、古代人が作れたわけがありません! 宇宙人か、タイムスリップした未来人が作ったものです!!」
なんて力説していたものだが、素直な筆者はそれを真に受けて、「水晶のドクロ、すげーーー!!! 間違いなく宇宙人が作ったものだわ!!!」と信じて疑わなかった。
しかし近年の研究で、水晶のドクロのほとんどが近代になってから作られたものだと判明してしまい(泣ける)、その歴史的価値……というか、オーパーツとしての価値は完全に失墜してしまった。
それでも!
少年時代に夢とロマンを与えてくれた水晶のドクロはいまだ偉大なオーパーツとして、筆者の心に刻まれているのである。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
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