【スプラトゥーン】トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!! あとばる×ちかしが語るキャンピングシェルターの使いこなし方と対処法~4~

トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!!
【あとばる×ちかし 第4回】

あとばる選手×ちかし選手による対談も今回でラスト!

最後はちかし選手がキャンピングシェルターを使うようになったいきさつや、待望の『スプラトゥーン3』についてふたりに語ってもらったぞ。

あとばる
驚異的なエイム力を持つカリスマプレーヤー。「第2回スプラトゥーン甲子園」では、不利な状況から相手を次々と倒す神がかり的なプレーを連発し、優勝に大きく貢献。H3リールガンの名手としても知られ、彼の影響でH3リールガンを使い始めたプレーヤーも多いとか。おもな実績は「第2回スプラトゥーン甲子園」優勝、「第4回スプラトゥ-ン甲子園オンライン代表決定トーナメント」優勝など。チーム・よしもとゲーミング カラマリ所属。
OPENREC.tv:https://www.openrec.tv/user/atobaru_ika
ちかし
カラマリやGGBoyZといった強豪チームが集まった「プレミアリーグ」で優勝するなど、数々の実績を持つプロチームPixio Monsterのメンバー。スプラプレーヤーの中でもトップレベルのキャンピングシェルターの使い手で、エイム、生存能力、視野の広さとどれをとっても超一流の実力を持つ。また、冷静な判断力と的確な指示を出せるプレーヤーとしても評価が高く、相手からすると脅威となる存在である。

最初はキャンピングシェルターは全然楽しくなかった

――ウデマエを上げたい人にオススメのブキはありますか?

ちかし:ブキについては、「このブキが上げやすい」とかではなく、本当に自分が「これだな」と思ったものを使ったほうがいいと思います。どのブキでも1度は壁に当たるので、そのときに使っていて楽しいと思えないと迷子になっちゃうんですよ。

 

――ちかし選手は『2』ではキャンピングシェルターはリリースされてすぐに使い始めたんですか?

ちかし:いや、『2』は買うのが遅くて、もともと『1』ではチャージャーを使っていたので、『2』も最初はチャージャーを持ったんですけど、ハイパープレッサーが『1』からしたら本当に想像できないようなスペシャルで、全然うまく使えなくて。
 それで、これはいまから練習しても周りには追いつけないなと思ったので、早い段階でチャージャー系統は捨てて、ロングブラスターとかを持ったりしていました。

 

――そこからキャンピングシェルターを持つようになったきっかけはなんだったんですか?

ちかし:そのあとに、チームを組んだんですね。すぐ解散しちゃったチームなんですけど、そのチームのメンバーがキャンピングシェルター使いと対抗戦をしてきたらしくて、「やりやすかったから、キャンプ使ってよ」と言われて、そこから持ち始めるようになりました。

 

――それで、実際に使ってみたらけっこう楽しくてメインブキになった?

ちかし:いや、それが初めは全然楽しくなかったんですよ。ナワバリでも全然勝てないし、対面でも相手をなかなか倒せないしで、つまんないなと思っていて(笑)。でも、やっぱり組みたい人と一緒に『スプラトゥーン』をやりたかったので、そこは頑張って上手くなろうと思って、使い続けた感じですね。

 

――そのチームでやりたかったので、キャンピングシェルターを頑張るしかないという。

ちかし:そうです。

 

――それで、練習していったらけっこういい感じに使えるようになってきた。

ちかし:はい。なので、いまは使っていてすごく楽しいですね。やっぱり、キャンピングシェルターは練度が必要なブキなので、最初からうまく使える人はいないと思うんです。そういう意味では、面白さが分かるまでに時間のかかるブキなのかもしれないですね。

 

――あとばる選手からちかし選手に聞いてみたいことはなにかありますか?

あとばる:キャンピングシェルターを持っているときに、H3リールガンにされて一番嫌な行動はなんですか。
ちかし:11になったときに距離を取られることとか、後衛のまわりにずっといられたりすることですね。
あとばる:ヘイトを買いたいのに相手が引いたり、“相手の後衛を潰す”というキャンピングシェルターの役割を逆に潰すようなポジションにいられるときついってことですよね。
ちかし:そうですね。キャンピングシェルターはそういう役割を潰されると本当に空気になってしまうので、こちらがちょっかいをかけられない位置にいられるのが一番嫌ですね。そういう位置にいられると、こちらも変に考えることが多くなっちゃって意外と馬鹿なことをやっちゃったりとかするんですよね。
あとばる:なるほど、意識します!
ちかし:言わなきゃよかったな。ガンガン前に出てきてほしいとか言えばよかった(笑)。

 

――ちなみにあとばる選手はちかし選手と対面するときは、どう立ち回っているんですか?

あとばる:パージ越しに1対1でまともに撃ち合う状況だと確実に負けるので、基本的にはボムを投げて倒せなかったら距離をとって、味方を呼んで囲んで倒すということを意識していますね。
 やっぱり、Hリールガンは射撃後の硬直が大きいので、一回キャンピングシェルターの射程内に入っちゃうと、こちらは返り討ちにできないのに向こうはどんどん侵食してくる感じになるんですよ。なので、変に意地になって「絶対に倒すぞ」とかはしないようにしていますね。

 

『スプラトゥーン3』に期待することは?

――『スプラトゥーン3』も発表されましたが、おふたりが個人的に期待していることはありますか?

あとばる:空中でリスポーンしたりとか、弓矢のような新要素が追加されているので、まずはそれが楽しみだなというのと、原点回帰じゃないですけど、スペシャルが『1』のものを彷彿とさせる感じになっていたので、個人的にはそこも嬉しいですね。あとは、3』になってもちゃんとH3リールガンがあるといいな、と。きっと、なくなることはないとは思うんですけど、ちょっとまだ不安ではあります(笑)。
ちかし:僕はもう『3』が出てくれるだけで嬉しいんですけど、ひとつ願望を言うならカーボンローラーを削除して欲しいです(笑)。

 

――削除して欲しい!?

ちかし:個人的にすごく苦手な相手なんですよ。決して強いというわけじゃないんですけど、なんかうまく対処できないことが多いんですよね。あと、自分は『1』のスーパーショットとか、『2』のウルトラハンコを投げたりとか、そういう飛んでいく系のスペシャルがめっちゃ好きなんですよ。
 『3』のPVにスーパーショットっぽいのもありましたけど、そういうタイプのスペシャルがたくさんあると嬉しいですね。

▲「Nintendo Direct 2021.2.18」で発表された『スプラトゥーン3』。待望の『3』発売決定に胸躍ったプレーヤーも多いハズ。

 

――新ルールでこういうがあったらいいなと思うものはありますか?

ちかし:Xパワーが変動しないガチマッチがあると嬉しいかな。いまって、ガチマッチを練習する場がないじゃないですか。リーグマッチはあるんですけど、個人で気軽にガチルールを練習できるモードがあると、新しいブキを使ってみようかなというときにすごく助かる。
あとばる:確かに、ガチマッチで新しいブキを練習したいけど、いまは負けるとウデマエが下がるし、野良とはいえチームメイトにも迷惑かけちゃうなと思って、なかなか持ちにくいのはありからね。ウデマエ変動なしのガチマッチがあると、いろんな意味でみんな幸せなんじゃないかなって気もします。
ちかし:あと、自分は『1』は全然上位勢じゃなかったので、『1』のときに上位にいて、いまはいなくなっちゃった人たちとプレーしたことがないんですよ。なので、そういう人たちと『3』で一緒にプレーしてみたいなとかも思ったりしますね。
あとばる:発売はまだ先ですけど、これからいろいろ新情報も出てくると思うので、それも含めてめちゃくちゃ楽しみですね。

 

――オーバーフロッシャーってナワバリの大会だとそんなに見ないブキじゃないですか。ガチマッチだとけっこう役割が持てるブキなんですか?

あとばる:そうですね。大会上位とかに出てくるプレーヤーでオーバーフロッシャーを使っている方もけっこういますね。
ちかし:このあいだのエリアの大会でも、決勝の相手にオーバーフロッシャーを使っている方がいましたね。
あとばる:やっぱり、エリアみたいにオブジェクトが動かないルールだと強いですね、アサリもゴールが動かないので防衛とかでは強いと思うんですけど、ヤグラとかはちょっとやっぱり厳しい感じはしますね。もちろんエリアでもチームメイトの理解があった上でのことなので、ただ振ってりゃ勝てるというブキでもないのが面白いところですね。

 

【今回のまとめ】
・自分が楽しいと思うブキを使うことが、壁にぶつかったときに乗り越えるポイント!
・対キャンピングシェルターは相手の役割を潰すような立ち回りを心がけるべし!

 

次回はラピッドブラスターの猛者として名を馳せる、あのプレーヤーが対談に初登場! その極意をたっぷりと聞いていくぞ。

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次回は4/21(火)更新!!