木こりになって
前回から通常運転に戻った角満島開拓日誌。
そこでいきなり、
「無限に在庫があると思っていた“かたいもくざい”が……35個しかねぇぇええええ!!!(驚) ショボいスコップを7個作ったら、スッカラカンやぁぁぁぁあああ!!!((゚Д゚;))」
という、丸1年以上も欠かさずログインしている人間とは思えないひっ迫ぶり(いや、サボりっぷりか)をさらしてしまった。
これはいかん。
いち時期は間違いなく、数千個……とは言わないまでも、300個や500個くらいはかたいもくざいも在庫されていたはずなのだ。
それが気が付けば、この体たらく……((゚Д゚;))
おそらく、そのころの羽振りの良さに胡坐をかいて贅沢の限りを尽くし、
「かたいもくざいなんて、いくらでもあるで!!!ww ……なにぃ?? ショボいスコップの素材として分けてほしいだとぉ?? がははは!! 持ってけ持ってけ!!ww 好きなだけ使ってくれや!!! げひげひげひ!!!ww」
ってんで、湯水のように在庫を使いまくったのだろう。
これに危機感を覚え、木の伐り出しを進言したとて……。
「なにぃ?? ちょっとは補充しろだとぉ??? ……なに言うてんねん!!! わしゃ十分に働いたやろ!!(怒) 一生遊んで暮らせるほどにな!!!」
エセ関西弁を振り回して、まっっっっったくストックを増やそうとしてこなかったのだ。
そんな、バブルで甘い汁の味を知ってしまった成金オヤジも、ついに目覚めるときがくる。
さすがに、在庫35個はマズい……。
これから春が本格化し、季節のレシピや何やらで、かたいもくざいを大量に必要とする瞬間が来てしまうかもしれない。
……よし、今日から俺は木こりになろう。
ルナステラ島での活動の第一を“木の伐採”として、かたいもくざいをかき集めまくるのだ!!!
てなことで、熱心に木を叩き始めたわけだけどね。
そうすると……必ず出てくるんだよ!!!
↓こういうヤツがなッ!!!
『あつ森』世界では数少ない攻撃型モンスター、“ハチ”が……!!
ハチ、どうぶつを襲う
『あつ森』をやられている人は全員がご存知かと思うが、島の木々には一定数、必ずハチ(その形状からして、たぶんアシナガバチだな)が棲みついている。
そんな木を揺すったり、今回のようにいしのおので叩いたりすると、↓このような目に遭うのであるよ……。
あんぎゃあんぎゃ!!!! なにすんねん!!!>< いてててて!!!>< やめろやめろやめろ!!!><
そして、↓こうなる。
でで~~~ん……w
って、ちょっと余談になるんだけど、このスクショはいまからちょうど1年前の2020年3月のものだ。
当時はハチに刺されて顔がお岩さんのようになってしまうと、どうぶつたちに話し掛けても、
「うわ!! なんだその顔は!!」
と驚かれて会話にならなくなってしまっていた。濃いめのサングラスをかけて、目元を隠しても、ね。
しかし昨年の秋ごろだったか改良が施されて、↓このように、
あんぎゃあんぎゃ!!! からの~……。
でで~~~ん状態になったとて、サングラスをしていたら……!!
どうぶつは、顔が腫れていることに気付かなくなった!!w
こういったきめ細かな対応、ホントに好きww
話を戻して、この2月から3月に掛けて、俺は徹底して木こり化して毎日毎日木を叩きまくっていたのよ。
するとまあ、落ちるわ落ちるわハチの巣が!!!
その数、1日平均で4~5個!!! どんだけハチの王国になってんねんルナステラ島は!!!
ハチの巣は、DIYで虫刺されのクスリにすることができるのでいくらあっても困るもんじゃないんだけど……こう無節操にボトボト落ちられると、怖くて木を伐り出す手が止まっちゃうんですけど!!!w
それにしても、ハチが多い。あまりにも、ぼっとんぼっとんと落ちすぎる。となれば当然、つぎのような疑念が生まれる。
「ええ……? こんなに落ちるものなの?? ウチの島、おかしくね……??」
そこで、まわりの『あつ森』プレイヤーに聞いてみたところ、返ってくる答えはたいがい、
「えwww そんなにハチの巣なんて落ちないでwww 島をひと回りして木を揺すっても、多くて3個だわwww」
ということで、そこまで“ハチ害”に侵されていないようである。どうやら、半年以上も木をほったらかしにした結果、ウチの島の木々は完全にハチどもに乗っ取られてしまったようだ。都会のムクドリかよ。
するとときに、予期していなかった事件が起こる。
その日も懲りずにかたいもくざいの獲得を目指し、木をポコポコと叩いて歩いていた。
するとまあ、落ちるわ落ちるわハチの巣が!!
もちろん、叩く前に虫あみを持って木を揺すり襲ってきたハチを捕まえる……という一撃必殺のハンターみたいなことはやっている。
でも、そのときは……!
まさか、そんなことになるなんて思ってもいなかったんだよ!!><
博物館の近くに立っている広葉樹を揺すったとき。
「ぼっとん!!!」
と大きなハチの巣が落下した。
その下で日向ぼっこをしていた……ももこの胸元にな!!!
ひゃあああああ!!! ととと、とんでもないことにぃぃぃいいい!!!((゚Д゚;))
もちろん、住民たちがハチに刺されることはないんだけど、ももこが受けたショックは決して小さなものではなかったようだ。
俺がハチを捕獲し、
島に平和を取り戻した後も、
ひとり黄昏て、遠くを見つめている……w も、ももこ、大丈夫かな……。
でも……! 大丈夫じゃなかったのだ!!!
このあと、歩いていたももこを見て心配になり、優しく話し掛けると……!!!
!!!!??!?
ちょ、ちょ!!! 出ていくなんて言わないでぇぇえええ!!!>< ハチの巣をぶつけたことは謝るから!!!>< この島に残ってよぉぉぉおおおお!!!><
ときにハチの巣は、こういう悲劇も生む……w
続く……w
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
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