いつも通り……のはずだったのに
その日、角満アーミーズが請け負ったミッションは、巨大生物の襲撃から文化財的な建物を守らなければいけない、
“文化財も守るぞ、EDF!”
という、じつにわかりやすいものであった。
↑この説明を見るに……襲い来るのは、もっともチョロくて破壊するのが気持ちいい、アリ型のエイリアン。どうやらこのミッションもあっさりとクリアーし、先に進むことができそうだな!!
そこで俺は、なんの危機感も切迫感も抱かず、当時は不動のレギュラーとして使っていた↓こちらの面子でミッションに出撃したのである。
左から、ウイングダイバー(EDF4)α、スパルタブラザーβ、プロールライダーKR仕様、そしてオーロラシスターγだ。
手にするのは、それぞれのオーナー武器。
やってくるのがアリの大群であれば、メインアタッカーはいつも通りスパルタブラザーβで、もしも途中で巨大兵器が襲ってきても……プロールライダーKR仕様のリグ・エキゾチックレイがあれば問題ないな。
うん、万全だ。
よっぽどのハプニングが起こらない限り、敵の殲滅も建物の保護も余裕で果たされることだろう。
迫りくる飛行部隊
そして実際、序盤は想定通りに進行したと思う。
まずはセオリーに則って倒れているブラザーの救出に全力を傾ける。
その最中に、本部から保全に努めなければならない建物の情報が送られてきた。
なるほどなるほど。コレはわかりやすい。
ではさっそく建物の近くに飛んで、現地でアリの大群を蹴散らすとしますかな!!!w
このときの気分は、完全に“ウキウキ”もしくは「ランラララン♪」って感じ。要するに、これから起こりうるであろう余裕で爽快な戦いを思って浮足立ってたというわけ。
そして、イギリスのビッグベンとおぼしき建物の近くに行き、まずはウイングダイバーαの飛行で飛んで、上空から戦場の様子を確認する。
すると……。
うっは!!!www アリんこが建物にビッシリ!!!www
まあでも、これは想定内のこと。
慌てず騒がず、1匹1匹確実にアリんこを仕留めていければ、気が付いたときにはミッションがクリアーになっていることだろう。
「よーーーし!! いつものようにやってやるかあ!!」
俺は操作キャラをスパルタブラザーβに変更し、まずは地上戦を展開することにした。ここで限界までアリの数を減らし、残党たちは上空から、ウイングダイバーαのレーザーランスで狙い撃ちにしていけばいいわ^^
ここまでの戦いで培った“必勝の方程式”。俺はそれをトレースするように、アリの大群を蹴散らしまくった。
数が減ってきたので、ここからはウイングダイバーαの出番だ。
「よし……! 終わりそうだな!!」
建物の耐久度も……うひょ!!www ほとんど傷ついてないじゃんwww
指示を出してきた戦術士官が、大袈裟だったんだよなあwww 何が、
「あの建物を守ってください!!」
だよw 守るも何も、敵が弱すぎて新品のままで建っていますよ?www
「さ、残党を1匹残らず消し去って、とっとと基地に戻るとしましょうね^^」
再びレーザーランスを構えて、上空に飛び上がったときだった--。
右上に表示されるレーダーが、一瞬で赤に染まり……!!
「ん……?」
アリはほとんど残っていないはずなのに……なんで赤くなってんだ??
「おっかしいなぁ……」
首をかしげながら、空を見やると……!!!
「……え???」
夕焼けを背に迫りくる……大量の飛行兵器!!! あ、あれが全部……この建物を壊しに飛来してくるのか!!!??
「え!!? そんな……えええ!!?!」
レーザーランスを持つ手に、初めてじっとりと汗がにじんだ。
このメンバーで……上空の兵器に対応できるのか!!?
続く!!
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『ま~るい地球が四角くなった!? デジボク地球防衛軍 EARTH DEFENSE FORCE: WORLD BROTHERS』公式サイト:
https://www.d3p.co.jp/edfwb/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『ま~るい地球が四角くなった!? デジボク地球防衛軍』のものです。
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