By まつがん
12月に発売する双極篇第4弾「超決戦!バラギアラ!!無敵オラオラ輪廻∞」に収録される新カード、《バー・キューベー/クー・ラクタロウ》。
このカードがあれば、もはや《ロック“SPK”スピーカー》とツインパクト36枚のデッキを組むことなど造作もない。
《カツラデランス /「アフロ行きま〜す!!」》や《イチゴッチ・タンク/レッツ・ゴイチゴ》のように、呪文側が2マナ以下で、クリーチャー側がマナを踏み倒すに足る強烈なハードパンチャーであるツインパクト。そんなカードをかき集めれば、自然とデッキになるに違いないのだ。
ならば余計な言葉は不要。早速だがお見せしよう、今回のデッキである「ツインパクト・スピーカー」を!
『ツインパクト・スピーカー』
《ロック”SPK”スピーカー》 | |
《暴走 ザバイク/ブンブン・バースト》 | |
《バー・キューベー/クー・ラクタロウ》 | |
《キリモミ・チュリス/キリモミ昇チュー拳》 | |
《メガブースト・チュリス/「ぶっ飛び特攻ッス!」》 | |
4 | 《ガンバG/ガガン・ガン・ガガン》 |
4 | 《イチゴッチ・タンク/レッツ・ゴイチゴ》 |
4 | 《カツラデランス/「アフロ行きま〜す!!」》 |
4 | 《レレディ・バ・グーバ/ツインパクト・マップ》 |
4 | 《ケタノッコ・タンク/ケタノビール・ランサー》 |
40枚、思ったよりギリギリだった。
ギリギリというか、いくつか無理矢理入れた数合わせっぽいのがいる上に「S・トリガー」が4枚しか入れられていないところを見ると、ギリギリ足りてないんじゃないか?という疑惑もあるが、そこは大目に見てほしい。
デッキの動きについては特に解説することもなく、《ロック“SPK”スピーカー》を頑張って引き込んで、めくれた3枚の中に《ロック“SPK”スピーカー》が含まれていないことを祈るというシンプルに、ただそれだけである。
それでも一応シナジーとして、このデッキでは《カツラデランス /「アフロ行きま〜す!!」》が出たときに山札の一番下から《バー・キューベー/クー・ラクタロウ》や《ガンバG /ガガン・ガン・ガガン》を出すことができるところ、《ツインパクト・マップ》や《クー・ラクタロウ》で山札の下をある程度操作できる、というものがある。下に送るカードの順番に気を付けよう。
さて、そんなこんなでデッキはできた。あとは《ロック“SPK”スピーカー》を引き込めるよう運命力を高めることができれば完璧だ……そう思いながら私は一人回しを繰り返していた。
だが。
そのとき私は、このデッキが持つ重大すぎる欠陥に気が付いてしまったのである。
この妄想構築録で作ったデッキは毎回、動画で対戦の模様をお届けしているのだが、対戦相手は毎度イマムー軍曹、使ってくるデッキはジョーカーズ。ここまではいい。
だが自然ジョーカーズを取り入れたイマムー軍曹のデッキには、あのカードが入っているのだ。
《ドンジャングルS7》。
そう、このデッキが持つ欠陥……それは《ドンジャングルS7》が超えられないというものだ。
このデッキの最大パワーは13000。だが 《ドンジャングルS7》のパワーはバトル中14000にまで膨れ上がる。それでいて《ドンジャングルS7》には、攻撃を引き寄せる能力までもが付いているのだ。能力付きすぎだろ。オリカか?
である以上、こちらが《ロック“SPK”スピーカー》でどれだけ多くのクリーチャーを並べたところで、相手が《ソーナンデス》の「Jチェンジ」などで《ドンジャングルS7》を寝かせた状態でターンを返してきたなら、こちらはすべての攻撃を封殺されてしまうこととなってしまうのである。
なぜ選りすぐりのツインパクトを選んだはずなのに、パワー14000の《ドンジャングルS7》すら超えることができないのか……これは大きすぎる誤算だった。ん?ていうか14000って冷静にかなりデカいな……《蒼き団長 ドギラゴン剣》より上だし……そりゃ超えられんわ……。
しかし、そう言って諦めたらそこで試合終了である。欠陥が発覚した以上、それを修正しないわけにはいかない。
だが《ロック“SPK”スピーカー》のせいで、ただでさえカード選択に制約がかかっている現状。パワー14000の《ドンジャングルS7》を超えられるツインパクトがもしあったとしたなら、最初からデッキに入っているに決まっているのだ。
それでも。
何か、何かないのか……ツインパクトだぞ、2倍のカード効果があるんだぞ!と自暴自棄気味になりながらも。
諦めずに何度もカードテキストを見直した私は、ついにとあるツインパクトの呪文側と。
運命の邂逅を果たしたのである。
まさかお前……そのためにこの能力を!?
そう、解答は既にデッキの中に用意されていた。《イチゴッチ・タンク》に《ケタノビール・ランサー》を打てばパワー17000。《ドンジャングルS7》を、超えられるのだ (《ドンジャングルS7》が出てるなら《イチゴッチ・タンク》はマッハファイターで死んでるだろという話はこの際忘れることにする。要は、超える手段がありさえすればいいのである)。
ならば覚悟は決まった。このゲイ・ボルグ (?)さえあれば、《ドンジャングルS7》さえも一突きにできるだろう。
……ということで、欠陥を (脳内で) 乗り越えたこの「ツインパクト・スピーカー」が実際にどのような動きをするのかについては、対戦動画でご確認いただきたい。
さて、いかがだっただろうか。
《バー・キューベー/クー・ラクタロウ》が収録されている双極篇第4弾「超決戦!バラギアラ!!無敵オラオラ輪廻∞」は、12月21日に発売予定だ。
また、今週末に発売予定のコロコロコミック1月号ではデュエル・マスターズの原作コミックが読めるほか、デュエマに関する激アツな最新情報も色々と掲載されている。ぜひとも手に取ってみて欲しい。
ではまた次回!
ライター:まつがん
フリーライター。クソデッキビルダー。
論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。
オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている(が、上記のような理由で大体失敗する)。
デュエマ妄想構築録vol.5 | |
デュエマ妄想構築録 vol.5-1 〜ツインパクトがデュエマにもたらした恩恵とは?〜 | |
デュエマ妄想構築録 vol.5-2 〜《未来設計図》を卒業せよ!〜 | |
デュエマ妄想構築録 vol.5-3 〜求めていた性能、《バー・キューベー/クー・ラクタロウ》登場!〜 | |
デュエマ妄想構築録vol.6 | |
デュエマ妄想構築録 vol.6-1 〜強力な呪文を踏み倒そう!〜 |