トップレーヤーが考える甲子園の8ステージの必勝ポイント
――2019年1月26日(土)と1月27日(日)に開催される「第4回スプラトゥーン甲子園2019」で使用される各ステージ(※)のポイントを伺いたいです。まずバッテラストリートですが、このステージで勝つためにはどういったことが重要になると考えていますか。
※:「第4回スプラトゥーン甲子園2019」では、事前にユーザー投票で決まった8ステージの中から、毎試合ランダムで1ステージが決定して試合が行われる仕組みとなっている。
▲バッテラストリート。
ミリンケーキ:中央以外での相手陣地での塗りポイントを稼ぐことが大事だと思います。なるべく相手陣地をボムやスプリンクラーで塗っておいて、もし相手に中央まで攻め込まれたとしても、塗り状況としては五分五分の状況になるような戦い方をしていくと、勝率も安定すると思いますね。
あとばる:バッテラストリートはステージが狭くてリスポーンが近いので、やっぱり真ん中の取り合いが重要で、かつ終盤にどれだけ敵陣に自分たちの塗りを残しているかというのがポイントかなと。中央を抑えつつ、いかに敵陣を荒らせるかというところの勝負になるのかなと。
――コンブトラックについてはいかがでしょう。
▲コンブトラック
あとばる:コンブトラックも基本的には、いかに敵陣側に塗り残すかってのが大事なんですけど、敵陣に入るための通路が自陣から見て右側しかないので、お互いにそこの防衛のしあいになるんですよ。なので、チームの作戦としては左側を絶対に通さないようにしつつ、右側をどう通すかって勝負になる。それにプラスして、真ん中をどれだけサポートできるか、というのが基本ですね。
ミリンケーキ:あとばるさんに似ているんですけど、僕たちは真ん中はそこそこにして、とにかく敵陣を突破していくという形でやっています。相手の敵陣を突破すると仕事量が増えるし、対面的にも有利を取りやすかったりするので。とにかく敵の陣地を突破して左右を取ることを意識していますね。
あとばる:コンブトラックは、真ん中の構造がスロッシャーに適しているのと、シャープマーカーネオのボムピッチャーで敵陣に塗りを残せるということもあって、シャープマーカーネオ×2+スロッシャー×2といった編成が流行ってますね。
――続いて海女美術大学についても教えてください。
▲海女美術大学。
ミリンケーキ:海女美術大学は、相手が出てきたところをみんなで叩くってことを意識しています。ここは段差のあるステージなので、中央に進むときに必ず相手が1段降りる動きをするんですよね。ですから、敵陣の2段目にしっかりプレッシャーをかけて相手を降ろさせる動きと、逆に自分たちが降りるときは敵に囲まれないようにということを意識しています。
あとばる:中央の左右に降りられる広場みたいなのがあるじゃないですか。あそこの塗りポイントが本当にでかいんですけど、そこを塗るようにするのって結局、真ん中を取らないと安全に塗れないんですよ。なので、ここのステージはガチエリア寄りの動きをしていて、とにかく中央を支配して、左右をしっかり自分たちのインクで塗っておくことを意識しています。あと、チームによってはスフィアとかで自陣側に抜けてきたりするので、とくに終盤は敵に抜けられないようにすることが大事ですね。
――海女美術大学はチャージャーが強い印象があるのですが、実際どうなのでしょうか?
あとばる:自動でカウントが進んでいくガチエリアだと、相手も「早く打開しなきゃ」という感じで勝手に突っ込んでくるので、チャージャーがすごく効いたりするんですけど、ナワバリバトルだとそこまででもないですかね。たとえば、初動で相手に真ん中を取られてチャージャーに陣取られても残りの1分くらいで打開してしまえばこっちのものという感じなので、落ち着いて対応してくるチーム相手だとチャージャーは厳しいですね。
――続いてマンタマリア号ですが、ミリンケーキさんは「スプラトゥーン甲子園 信越地区大会」の決勝でもマンタマリア号が選ばれていましたけど、このステージはどういう戦略でプレーしているのでしょうか?
▲マンタマリア号。
ミリンケーキ:マンタマリア号は中央の金網を制覇しつつ、自分たちから見て左にある相手陣地の高台になるべく圧をかけて、相手を出させないということを意識しています。相手を出させないと自分たちが敵陣へ抜けるチャンスも生まれたりするので。どれだけ相手に圧をかけて、かつ自分たちが死なないか、ということがポイントだと思います。
あとばる:チームの動きによるんですけど、基本的には真ん中のマスト付近での戦いになりつつ、油断したところを抜けて敵陣を荒らすという形ですね。こういうゲームって上をとってる方が強いので、上を警戒しつつ戦う必要があるんですけど、上を警戒しすぎていると左からするっと敵に抜けられちゃったりするので、左側を重視して見る人と上を抑える人といった、味方との連携がやっぱり大事かなと。どのステージもそうなんですけど、敵が出てきたときにすぐにカバーし合える距離感がやっぱり大切になってきますね。
――信越地区大会の決勝のマンタマリア号では、チームメイトのkuさん(スプラマニューバーコラボを使用)が、暴れまくってましたよね。ジェットパックで相手を連続で倒したり。
ミリンケーキ:あれはいい意味で予定外でした。僕自身は、味方がやられたときに前線をキープする役割だったんですけど、この試合は味方の前線がしっかりと前を抑えてくれていたので、安心して試合を進めていけましたね。
――ザトウマーケットはどうでしょうか。
▲ザトウマーケット。
ミリンケーキ:ザトウマーケットは、中央に滑り台みたいな高台があるじゃないですか。自分の陣地側の滑り台と、敵側の滑り台。この滑り台は見渡せるところが多くて強いポジションなので、そこにできるだけ相手を立たせないことが大事ですね。自分たちが支配してしまうのがベストですけど、そうじゃない場合でもクイックボムを投げたりして簡単には相手に立たせないことを意識してプレーしています。
あとばる:その滑り台が互いにとりたいポジションなので、けっこう中央で牽制し合うような、じりじりとした戦いになりやすんです。それを崩す手段のひとつがスペシャルウェポンなので、味方とスペシャルを合わせていくことの意識は大切だと思います。あと、そのスペシャルでの打開のときに、けっこう左がおろそかになりがちなので、そこも注意しています。カーリングボム持ちだったり、シャッと塗れちゃうブキだったすると、わりとスキを突いて抜けてくるので、自分たちの攻めのチャンスでもしっかり防衛の意識を割いておくことは大事だと思いますね。
・ボムピッチャーは自インクと敵インクの境目に投げるのが基本!
・ナワバリバトルでは終盤に敵に抜けられないようにすることが大事!
・攻めのチャンスのときでも、しっかり防衛の意識を持つべし!
次回は「第4回スプラトゥーン甲子園」の採用ステージの攻略ポイント後半戦をお届け。地区大会を圧勝したミリンケーキさんたちが考える負けないための戦略とは? 次回も乞うご期待! <次回に続く>