〜『デュエル・マスターズ』イラストレーター、一徳さんに直撃インタビュー!~ 後編
前回に引き続き一徳さんに「デュエル・マスターズ」イラスト制作のお話を伺っていきます。双極篇第3弾「†ギラギラ†煌世主と終葬のQX!!」の「絶兆」ができるまでの注目ポイント。イラスト制作の思い出話とこれからの挑戦を聞いていきたいと思います。
——今回のイラストでの注目ポイント、また苦労された点はどこですか?
絶兆は、キラくんのポーズを考慮する前に、どんな印象を与えようかと頭を空にして草案を手探りをしました。
これかな!というのが出てきても、とりあえず続けてもっと良いのが出るかもしれないと描き続けます。
この時はサイコロを振っている感覚に近いですね。全イラストでこういった工程を踏んでいる訳ではなく、稀にどうすればいいんだ!と迷いが生じた場合にとりあえずやってみます。
ラフを提出する時は自分で絞った案を選んでほしい思いもありますので、この曖昧な段階で担当さんにお見せする事は少ないです。
——デュエマのカードを描いていての思い出や印象的だったことはありますか?
子ども達の多感な一時代に心に刻んで喜んでもらう事は、デュエマイラストを描いていく上で大きなモチベーションになります。
大人になっても楽しんでくれていたり、親子でも遊んでくれる方もいらっしゃいます。
中には一緒にデュエマを作っていく元・子ども達(笑)もいるわけです。いつの間に?!…といった印象でした。
——今後、デュエマのカードで描いてみたいもの、やってみたいことはありますか?
何より描き続けていきたいですね。イラストの魅力、プロジェクトの魅力を持続していける結果として。
そしてデュエマで代名詞とさせて頂いている「悪魔神バロム」シリーズは長い間皆さんに愛されていると感じますので、10年後も記念に描かせて頂ければ幸せです。
それまでに、さらに魅力的で記憶に刻まれる新キャラクターをグサリと植え付けたいですね。
今はドラゴンを描きたいです。種族として何枚か描いてはいるのですが、やはり漫画やアニメでキャラクター達の切り札となるイラストを描く事が出来れば幾つになってもテンション上がります!
これからもデュエル・マスターズで元気を頂きたいです。宜しくお願い致します!
名前(ペンネーム):一徳
出身地:東京これまで担当したカード:
悪魔神バロムシリーズ、恐気の覚醒者ランブル・レクター、大邪眼バルクライ王、ラトリエ・ロブション、ジーク・ナハトファルター、無法地帯 マクラーゲン/無法警報PSY、絶十シリーズ 他好きなカード:
呪縛の剣豪バロスト、ジーク・ナハトファルター読者へ一言:
遊んでよかったなあと思えるデュエルでいっぱい楽しんで下さいね。