ひとつの時代の終わり
『あつまれ どうぶつの森』を長く、楽しくプレイし続けるためのモチベーションのひとつに、“生き物図鑑を埋める”という遊びがある。
手付かずの自然が残る『あつ森』の島には、数十種……いや、合計すると数百種類の生き物が生息しており、それらを発見、捕獲することによって、まるでスタンプラリーのように、まるで切手コレクションのように図鑑が埋まっていく仕組みが導入されているのだ。
最初はもちろん、図鑑もスッカスカだ。
俺が初めて『あつ森』の魚図鑑を確認したのは、プレイを始めた翌日である2020年3月21日なんだけど、そのときの中身は……↓こんなのだw
前途多な~~~ん……w
2日目にして9種の魚を釣っているあたり、スタートダッシュの勢いを感じなくもないが、すべてを埋めるにはとてつもない時間がかかるであろうことはこの段階でもよくわかった。
「これは……長い戦いになるぞぉwww」
アクセントとなるマイルストーンがきっちりと設けられているゲームを遊ぶときって、独特の安心感がある。
「えーっと、つぎは……何をしようかな?」
とたたずんでしまったときでも、
「とりあえず大きな目標ができるまでは、図鑑埋めでもやってるかなw」
こんな感じで、継続して追いかけているコンテンツに身をゆだねることができるから。
そういう意味で、『あつ森』の釣り(昆虫採集もだけど)のバランスは抜群だった。
道に迷わず、コツコツとこのゲームを続けてこられた大きな要因のひとつは、間違いなく図鑑の存在があったからだ。
そんな、我がルナステラ島での釣りが、2020年12月1日をもってエンディングを迎えた。
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【あつ森】『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌 第268回 図鑑が埋まった日(3) |
最後の1種となったデメニギスをついに釣り上げ、長かった図鑑埋め作業に終止符が打たれたのである。
あのスカスカだったマス目が……9ヵ月の積み上げにより、ピッチリと埋まっているよ(感涙)。
この快挙により、翌日には博物館から記念品の“きんのつりざお”のDIYレシピが贈られてきたよ。
きっとすばらしい効果がある釣り竿なんだろうけど(いや知らんけどw)、貴重な金鉱石を使わないと作れないのでちょっと保留(苦笑)。感動の勢いで作っちまわないところが、俺のオトナなところなのである。
思い出の釣り写真
さて、大目標だった図鑑が埋まったので、とりあえず『あつ森』での釣りは終了かなー! この9ヵ月、季節が切り替わるごとに、
「サメだサメ!! 海にサメが出没してるぞ!!!」
「カ、カジキを釣らんと!! またいなくなる!!><」
「シイラなんて、ホントに存在すんのかよ!!!w」
なんて大騒ぎしながら竿を振り回していたので、それが終わってしまったのはちょっと……いや、大いに寂しいことである。『あつ森』の1周年あたりでドドッと新規の魚が追加されないかなー……なんて期待しつつ、この9ヵ月の“思い出の釣り写真”を何枚か紹介したい。
ジャンジャンいきます。
我が島のシンボル“星池”で、最初に釣られたのはコイでしたw 日付は、3月20日23時31分。「初日のうちに、この池で釣りたい!!」ってんで、躍起になってエサを垂らしていたことを覚えているよw
シーラカンスを初めて釣ったのは3月27日。『どうぶつの森』シリーズではおなじみのシーラカンスは、釣れる条件も過去作と同じ“雨が降っている日のみ”。『あつ森』をスタートさせてから最初に雨が降ったのがこの日で、
「もしかして……シーラカンスがいるかも!?」
とワクワクして、海釣りをしていたんだよなーw
3月28日のスクショ。このころはたぬきちからの借金返済に追われていたため、ベルは何よりも貴重品だった。1ベルでも多く稼ぐために夜間買取ボックスはほとんど使わず、夜のあいだに釣れた魚は店の前に嫌がらせのように積み上げておくのがセオリーでしたw
さすらいの釣り師・ジャスティンに初めて会ったのは4月7日。魚だったらなんでも1.5倍のプレミア価格で買い取ってくれる神のような風来坊で、島は“ジャスティンバブル”に沸いたものである。
そんなジャスティン主催の釣り大会は、季節の恒例行事となった。
そしてこれが最新のスクショ。水族館にすべての魚が入ったからか、来場者が増えた気がするw この日は上のアポロと同時に、
ももこも魚を見にきてくれていた。がんばって釣った甲斐があるなあ!w
そんな自慢の水族館を何枚か。
……さあ、これで釣りはおしまいだ!
そしておそらく、最後の1枠のみとなっている昆虫図鑑ももうすぐ埋まるに違いない。いよいよ……俺の『あつ森』が中締めに迫ってきている気がするよ!
でも、まだまだこの日記は続きます!!w
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
© 2020 Nintendo
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