奔狼の領主
前回の記事でも書いたが、“奔狼の領主・アンドリアス”と対峙したとき、我が角満アーミーズの面々は完全に“仕上がって”いた。
↓このスクショにある通り、
水元素のバーバラも、風元素の角満君も、火元素の香菱も、そしてメインアタッカーで雷元素の刻晴ちゃんも元素爆発の準備が整っており、
「いつでもいけまーす!♪」(バーバラ)
「私にやらせるアルよ!!」(香菱)
「リーダーの私が、責任を持って!」(刻晴)
「あうあうあう!!」(角満君)
このような、ヤル気まんまんの状態にあったのだ。
かつては翻弄されてしまった魔狼ではあるが、いまユラリと現れたのはそのときの“ボレアス”ではなく、アンドリアスと名乗っている。
つまり、別人……じゃなかった別狼だ。あの強大なボレアスと戦うわけではないのであるよ!!
……ちょっとだけ、アンドリアスについている二つ名、
“奔狼の領主”
が、ボレアスについていた“北風の狼”よりも格が上な感じが気になったが(苦笑)……まあ、こっちは元素爆発がバチバチに仕上がった状態なのだ!! なんとかなるだろ!!
手のひらの上で
そして。
……なんともなりませんでした(((( ;゚Д゚)))
いや、序盤は攻めに攻めたんだよ!!
アンドリアスは氷元素のようだったので、
「相手が氷なら、いちばん都合がいい!! こっちのメインアタッカーは雷の刻晴なのじゃ!!w 超電導、出まくり!!ww 相手の防御力、下がりまくり!!w うひょひょひょ!!www」
↑このように軽薄な笑いを発する余裕まであったんだよ。
実際、アンドリアスは身体も大きいので、刻晴のスキルと元素爆発の連発で体力も削ることはできたのだ。
↓ホラ。
……1センチくらい減らせたかな^^;;;
な、なんか……仏様の手の平の上で踊らされていた孫悟空って、こんな気分だったのだろうか。
スクショで確認する限り、めちゃくちゃ善戦しているように見えるのよ。
「うりゃりゃりゃりゃ!!!! どっしゃああああ!!!」
躍動する、雷の剣。顔面を斬りつけられて、さしもの魔狼も顔をしかめている(ように見える)。
「しょ、勝機!!!」
無理やりそう思い込んで、その日何発目になるかもわからない刻晴の元素爆発を放った!!!
ヒュンヒュンヒュンヒュンッ!!! ズバババババババッッ!!!
これまで、無数の強敵を斬り刻んできた元素爆発“天街巡遊”。必殺の分身が放ついかずちの刃に、アンドリアスもついに……!
……って、体力ほどんど減らせてねぇぇええええ!!!(愕然)
ちょ……! マジでぜんぜん歯が立たないんだけど……!! どどど、どうなってんだコイツ……!!! 試練じゃなくて、ただの処刑になっちまうぞ!!!(泣)
そう……。
奔狼の領主・アンドリアスは強かった……。
その圧倒的な強さと存在感は、ちょっと前にボコボコにされた純粋精霊どころの話ではなく、さらに上の世界……遥かにレベルの違うところにいる、次元の違う怪物であることを俺に実感させたのである。
こうなったら、できることはひとつしかない。
ただひたすら……!!
「に、逃げろぉぉぉおおおおお!!!!><」
けっきょく……。
純粋精霊戦に続く、2連続敵前逃亡……(((( ;゚Д゚)))
それも、逃げる尻をアンドリアスに攻撃されまくり、どうにか攻撃範囲から脱したときには、
刻晴と香菱が絶命させられていたという、何の言い訳もできない大惨敗……。
改めて、俺は思い知らされたのである。
「テイワットは、広い……。俺なんて、まだまだ及びもつかない世界があるんだ……><」
この連敗から、立ち直ることはできるのだろうか……?
続く!
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『原神』公式サイト:
https://genshin.mihoyo.com/ja/
※ゲーム画面はPS4ソフト『原神』のものです。
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