【あつ森】『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌 第241回 図鑑を埋めろ!(2)


 

まずはどこからやるべきか……

 
 日中の最高気温が13度程度にまで冷え込み、
 
 「ああ……。今年ももう、冬なんですわねぇ……」
 
 と、窓に結露する水のきらめきを眺めながら熱いホットワインで身体を内側から温めていたとき、ふいに、
 
 「そういえば……わたくし、『あつ森』の図鑑はどうなっていたかしら……?
 
 思い出したのが運の尽き。
 
 急遽ゲームを起動してスマホを立ち上げ、数ヵ月ぶりの図鑑ページを眺めた瞬間に俺はホットワインをこたつ掛けの上に盛大にブチ撒けた。その凄惨な様子はどっからどう見ても、
 
 「ず、図鑑がまったく埋まってねぇぇぇえええ!!! が、がっふぅ!!!!><
 
 たまらず喀血して、その場に昏倒したアラフィフ親父の成れの果てであった……。
 
 ……この冒頭の文章で正しいのは、『あつ森』の図鑑がスッカスカだったことと、こたつ掛けにホットコーヒー1リットルを撒き散らしてしまって居間がとんでもないことになった部分だけだけどなw
 
 そう、図鑑がたいへんなのだ。
 
 『あつ森』を発売日からプレイし、人並み以上に虫や魚、海産物を採取してきたと自負していたというのに……いまだコンプリートには程遠く、かなりの収穫物を逃してきたことが判明してしまったのだよ!!
 
 いやもちろん、真冬じゃないと捕れないブツもあるだろうから、11月の段階でコンプリートは難しいのかもしれないが、それにしたって、
 


 
 もう少し、なんとかなったんじゃないですかねぇ……。
 
 そこで!
 
 前回の記事にある通り俺は一念発起し、
 
 「数日中に、いま捕まえられる生き物はすべて捕獲してやるぞ!! 覚悟しておけや!!!」
 
 と気合の宣言。
 
 突発的に、漁師であり海女さんでありマタギであり……という非常に忙しい“採取人”となって、島のアチコチを巡ることにしたのであったw
 

悲しき太公望

 
 さて、まずは釣りだ。三平だ。魚紳さんだ。
 

 
 ナゼ釣りにしたかというと、パッと思い浮かぶだけでもすでに2種、この8ヵ月の活動で釣れていない魚がいることを認識しているからだ。その魚とは、
 
・デメニギス
・カジキ
 
 デメニギスに関しては、さすらいの釣り人・ジャスティンが来たときに、
 

 
 ↑こんなことを言われ、そのたびに、
 
 (……で、でめにぎす?? なにそれ。古代ローマの哲学者かなんかか……?? そんなのが泳いでるの?? ヤダ怖い)
 
 と、ひとり震えていたんだけど……小さい魚のことだったんだな^^;
 
 またカジキについては何度か、
 
 「カジキは今月を逃すと、また3ヵ月ほど釣れなくなるんだ!!>< なのでなんとしても今日中に!!><」
 
 ってんで、月末のたびに狙っていたことがあるのでよく覚えている。でもいまだにその夢は達成されていなかったので、再び海にカジキが現れるという11月の到来をずっと待っていたのだよ(完全に忘れていたけどな)。
 
 ではではさっそく、釣りに出るとしよう^^
 
 このようなしっかりとした目的を持った釣りって、心の底からワクワクしてくるよね~~~^^^
 
 なんて、鼻歌交じりにルンルルルンと歩いていると……あ、あんなところにペーターがいるぞ。
 
 近寄ってみたところ……!
 

 
 あ…………w ぺ、ペーター、また……。
 

 
 ってその水たまり、狭すぎて魚は発生しませんからぁ!!!www ペーター、何回同じことやってんねん!!!w
 
 永遠に魚が現れない水面を見つめ、
 
 「魚さん、まだかなぁ^^ 早く釣れないかなぁ^^
 
 と無邪気にはしゃぐ太公望を悲しく眺めつつ、俺もひさびさに釣り糸を垂らしたのだった。
 
 続く!
 

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html

※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
© 2020 Nintendo

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