今回は趣向を変えて現在のビックリマンの制作秘話!
2度目の登場、本原さんにコラボの流儀を語ってもらった!!
様々なコラボや復刻編で再びビックリマンブーム到来!
その仕掛け人である、現在、株式会社ロッテでビックリマンの企画を担当する本原さんにインタビュー(前回のインタビューはコチラ)! 30年前とはまったく異なる手法を明かしてくれたぞ!
ビックリマン第9回
「バカ売れでビックリ!? 伝説11チョコとコラボの秘密!!」
――「ビックリマン伝説11」大人気ですね!
本原「おかげさまで絶好調ですね! シークレットシールを藤原ヒロシ(fragment design)さんにプロデュースしていただいて話題になっています」
――いきなり、すごい! 藤原さんというと、音楽とかファッションのイメージが強いですが、まさかビックリマンとコラボすることがあるとは!
本原「ビックリマンでいろいろなものとコラボしていたところ、藤原さんの目に留まったようで、お声がけいただきました。お話させていただいている中で、いろいろなアイディアが出たのですが、とりあえず1つ形にしてみよう…ということでプロデュースしていただきました。今後もまだまだ何かあるかもしれません」
――期待しています! コラボのスタートってどういうケースがあるんですか?
本原「こちらから提案するものと、直接お誘いいただくもの、代理店さんを通してご提案いただくものがありますかね」
――すべてのコラボ実現するわけじゃないですよね?
本原「そうですね。ビジネス色が強いものはお断りします。お金が最優先になってしまうといろいろと制約されてしまって、おもしろいものを作ることが難しくなるので。代理店さんからお話しいただくものはとくにその傾向が強いのでお断りさせていただいています」
――どういったコラボならやってみたいと思います?
本原「それはいろいろありますけど、藤原さんとの場合は、打ち合わせをさせていただいている中でコラボというものの視点や広げ方がとてもおもしろくて、ぜひやらせていただきたいと思いました」
――打ち合わせそのものがおもしろそうですね。
本原「そうですね。アイディアもたくさん出てきて。シークレットシールの裏面を4枚そろえるとfragment designさんのロゴが完成するとか。反後さんがおっしゃっていたように、ビックリマンって宝探しでもあるじゃないですか、ビックリマン伝説11でもそれを楽しんでもらえたらと思います」
――コラボでますます新規のファンが獲得できそうですね!
本原「そうですね、新たなファンを巻き込んでいきたいですね」
――ほかにもコラボ先を選ぶ時のポイントはありますか?
本原「コラボ先のユーザーの年代に注目しますね。たとえば7月にやらせていただいた『キングダム』だと30~40代の男性読者が多いんです」
――その年代の方だと新規で取り込むのは難しいのでは?
本原「そこは“新規の”という考えではなく、現在30~40代の男性って、子供のころにビックリマンを集めていた可能性がとても高いんです。でも今はもう買わなくなってしまった…そんなかつてのファンたちがビックリマンを再び買い出すようなきっかけになればいいと思うんです」
――かつてのコラボでいうと『進撃の巨人』読者は若い層の女性読者が多いから新規のファン獲得。『キン肉マン』は30~40代の男性のファン復活…ということですか。
本原「その通りです。あと、最近はSNSでのコミュケーションが多いじゃないですか。そこでのネタをリアルで提供できればいいかなと思います。スマホの画面中ばかりだと疲れるじゃないですか」
(第10回「誕生秘話本編! 第3弾ヘッドの顔のデカさにビックリ!!」につづく!)
本原正明(ほんばら まさあき)プロフィール
株式会社ロッテ マーケティング統括部
ブランド戦略部 チョコ・ビス企画室
2007年、ロッテ入社。菓子営業および本社営業企画部を経て、2010年より商品開発部(現・マーケティング統括部)に所属。現在「ビックリマンチョコ」を含むチョコビスカテゴリーのマーケティングを担当する。
ビックリマン伝説11チョコ好評発売中!!
「ビックリマンブーム」時代の復刻シールがついてくる「伝説シリーズ」の最新弾が7月17日に発売! 今回の「ビックリマン伝説11」は、悪魔VS天使シリーズの第13弾のシールが復刻版でついてくるのだ! 懐かしのシールで、キミもビックリしよう!
<各86円>
※東京圏・関東信越(静岡含む)先行販売。
(C)LOTTE/ビックリマンプロジェクト