じつは……回復で悩みます
『原神』がサービスインしてから、早2週間強。
配信当初から遊んでいる人はすっかり操作にも仕様にも慣れ、冒険ランクもガンガン上がって快適なテイワットライフを堪能しているかと思う。
もちろん、俺もそのうちのひとりなのだが、ここに到達するまでにはいくつかのハードルを越える必要があった。
今回はその中でも、もっとも初心者のゲームプレイに直結するであろう“回復”について書きたいと思う。
ポピュラーな方法は、使えない?
『原神』の話に入る前に、ちょっと皆さんに想像してもらいたい。
このようなオープンワールドで冒険をしていると、少なくない頻度で戦闘になると思う。そして図らずもパーティーメンバーが傷を負い、
「ちと、回復しないと心配だな」
なんて状況に陥ることが、わりと頻繁にあると思うのだ。
そんなとき、あなたはどうしますか?
……ふむふむ、“回復薬”を飲んで傷を癒すと。うん、俺もまずはそうするかな。もっともポピュラーかつ確実な方法だしね。
……ほう、そこのあなたは「その場に立ち止まって、自然治癒を待つかな」ですか。はいはいw それも一般的だよね。とくに、広大なオープンワールドが舞台のゲームは街に戻って回復するのも手間だったりするから、自然治癒が導入されているゲームが多いもんな―。
このほか、“宿屋に泊まる”、“ヒーラーに回復してもらう”などなど、RPGでは常識とも言える手段で傷を癒す人がほとんどだと思う。
さあ、ここで『原神』だ。
このゲームも、1歩でも街の外に出れば魑魅魍魎が跋扈する、わりと物騒な大地が広がっているので、かなりの頻度で戦闘が発生する。
そして、序盤のウチは敵も弱いので傷つくことも少なく、力業で圧倒すれば治療の必要もほとんどないんだけど、じきに強敵や中ボスクラスのモンスターが立ち塞がることが増えてきて、そんな余裕は瞬く間に雲散霧消してしまう。
↓こんな……w
ひぃぃぃぃぃ……!!(((( ;゚Д゚))) こここ、こんなんに勝てるわけねぇぇぇえええ!!!(((( ;゚Д゚)))
圧倒的な武力を前にパーティーメンバーはなすすべもなく、わずか数秒でボロボロにされ、
「ひええええ!!! ににに、逃げろ!!! そしてすぐに回復しないと!!!><」
こんな状況に陥ってしまうことも少なくないのである。
さて、この窮地に『原神』のメンバーは、どうやって治療をするのか??
回復薬??
……いえ、俺の知る限り、HPを回復するクスリのようなものはテイワットには存在しません。
では……安全な場所に放置しての自然治癒かな??
……それが『原神』には、放置で回復するようなシステムは搭載されていないようなのです^^;
じゃ、じゃあ、ヒーラーの魔法とか??
……あ、それについては一部のキャラが、使えると言えば使えるかな? 俺が持っているキャラだと、水元素の“バーバラ”が強烈な回復キャラである。
元素スキルに回復効果があるのに加え、元素爆発はパーティーメンバー全員(マルチプレイ時は味方も)のHPを大量回復してくれる。ボス戦などでメンバーのHPが削られ、窮地に陥ったときにバーバラの元素爆発が使えると一気に盛り返せるので、所有している人はぜひ積極的に育てよう!w
とはいえ、いかなバーバラのヒーリングも基本的には戦闘中の立ち回りなので、それほど万能的に使えるわけでもない。
となると、『原神』で回復しようと思ったらどうすればいいのか?
ポピュラーなのが、各地にある“七天神像”まで行って回復してもらう方法だ。
無償の愛で傷を癒してくれるし、死んだメンバーがいたら自動で生き返らせてくれるので、テイワットで生きて行こうと思ったら頻繁にお世話になる施設(?)だと思う。
でも七天神像はその場から動かないので、回復してもらうにもこちらから出向かないといけない。それでは、刻々と状況が変化する戦場においてはフレキシブルな対応は見込めないではないですか。
では、傷ついた身体を臨機応変に治療するにはどうすればいいのか……?
『原神』における唯一絶対の方法は……“喰う”こと!!!www
薬がない分、『原神』は料理にさまざまな効果を載せていて、HPの回復はもちろん、蘇生、防御力アップ、会心率アップ、攻撃力アップ、マルチプレイ時に他のプレイヤーに効果が及ぶ料理なんかも多数取り揃えられている。つまり、このゲームは、
「死にたくなくば、喰らえッ!」
「強くなりたくば、喰らえッッ!!」
「何はなくとも、とりあえず喰らえッッッ!!!」
という、範馬勇次郎みたいなことを言っているわけです。
なので、生き延びたければ多くの料理を所有しなければいけないわけだが……。
次回は“命のアイテム・料理を、効率よく集める方法”を書きたいと思いますw
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『原神』公式サイト:
https://genshin.mihoyo.com/ja/
※ゲーム画面はPS4ソフト『原神』のものです。
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