【パズドラ】『大塚角満のモンスター美術館』第77回 2種類の属性と姿を持つ「メタトロン」!!!!

第77回 「メタトロン」

公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
今週はフェス限モンスター「メタトロン」について紹介!!

▲聖戦の調停者・メタトロン
▲極醒の執行者・メタトロン

毎年8月、パズドラでは恒例の夏休みイベントが実施され、特別仕様のモンスターがガチャやダンジョンに出現する。ふだんとはまったく雰囲気の違う、バカンス仕様のイラストになって登場するので、このイベントを楽しみにしているユーザーもたくさんいるのではなかろうか。
 
そんな、夏使用のモンスターのひとりにラインナップされているのが“メタトロン”だ。
今回はそんな“楽園の管理者・メタトロン”のほう……ではなく、“通常の”メタトロンを解説したいと思います。
 
メタトロンがパズドラに初登場したのは、じつはいまから7年以上も前(!)の2013年6月30日のこと。
 
いわゆるフェス限モンスターとして、華々しく登場したのだ。
 
このモンスターで注目されたのが、光属性と闇属性に別れて、別のイラスト、別の能力のモンスターが実装されたことだ。
 
それぞれ“光メタ”、“闇メタ”と呼ばれてファンの間に定着し、のちにカーリーやネイなど、名前は同じながら属性や能力の違うモンスターが展開する礎となったのである。
 
そういう意味では、パズドラ史に残るエポックメイキングなモンスターだったと言える。
 
ちなみに、パズドラで描かれているメタトロンのイラストは光も闇もどちらも、大きな翼と手に持つペンが特徴的だ。
 
メタトロンはユダヤ教に記された天使のひとりで、36対もの翼と無数の目が特徴とされる。
 
そして役目として、“契約”、“書記”、“神の代理”を担ったとされ、それを象徴するアイテムとしてペンや書類が描かれているというわけだ。
 

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

 

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