ノコギリクワガタとの関係
前回の日記で、節足愛好家・レックス君に“キング・オブ・クワガタ”ことオオクワガタの模型製作をお願いすることにした……と書いた。
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今回はその続きとなる。
しかし、オオクワガタを1匹捕まえたくらいで脊髄反射を起こし、
「うおおおお!!! つつつ、つぎの昆虫模型はオオクワガタで決まり!! ウッドボール!!!」
と、いにしえのファミ通的に喜んでも話は始まらないのだ。
模型の依頼には、同じ昆虫が3匹必要なのである。
なので、オオクワガタを模型にしたかったらどうしても、昆虫100匹中に1匹いればいいほう(※当社比)というくらいレアなコイツを、あと2匹捕獲しなければいけないのだ!!
そしてこの日から、俺は夜叉のようにまなじりを吊り上げた“オオクワガタハンター”に変身した。
なあに、俺は無印『モンハン』の時代から狩りだけは得意なのだ。いざとなったら……自慢のガンランスの竜撃砲で、すべてを灰燼に帰してやるわッ!!!(ゲームが違うぞ)
それにしても……オオクワガタは、いない。
現実世界でも“黒いダイヤ”なんて言われ、その稀少性の高さから高値取引までされる稀有な昆虫なのである。これで『あつ森』の中だけアブラゼミのごとくウジャウジャ湧いてしまったら、精神衛生的にも生物学的にも問題が出てくるであろう。なのでひたすら、虫あみを構えてクワガタっぽい虫を捕まえるわけだけど……。
「あ!! いいい、いた!! オオクワガタだ!!!」
と喜び勇んで捕まえたところでそれはたいがいノコギリクワガタ。“ギラファ”ですらない、ゲーム的に表現すれば“コモン”のノコギリクワガタである。それでもめげずに、昆虫採集を続けるわけだが……。
「あ!! オオクワ……!! ……って、またノコか」
「おお!! 今度こそオオクワ……じゃなかった。ノコだった」
「き、キタ!! これはオオクワだ……って、これもノコじゃねえか!!」
という、ノコギリクワガタの無間地獄に陥るのが関の山。とくに深夜の昆虫採集だと、老眼にはすべてのクワガタがオオクワガタに見えるので(苦笑)、喜びからの地獄落下がハンパないのである。ホント、歳は取りたくないわ……。
3匹目を捕まえて
それでも、気合を振り絞ること……1週間ほど。ついに↓このような僥倖に出くわした。
!!!!! 右上の木にとまっているのは……今度こそオオクワガタに見えるんだけど!!?
「……と見せかけて、またノコなのでは」
という一抹の不安を抱いたまま、それでも慎重に捕まえたところ……!
ドヤ1秒前のテイクバック……!w からの~……!!
やっぱりオオクワガタだったぁぁああああ!!!www
いいねいいね!!! やっとキタね!!!www
さあさあ、これで残るはあと1匹!! 合計3匹になったら晴れて、レックス君に模型を依頼できるんだよ!!
そして、勢いとは恐ろしいもので。
2匹目を捕獲した翌日のこと。またもや……!!!
おおおおおお……!!! あれはまさしくオオクワガタのシルエット!!!
これももちろん、捕獲のプロの俺にかかれば……!!
デタぁぁぁああああ!!!www 3匹目のオオクワガタゲットぉぉぉおおおお!!!www
ハイ!! なんとかいけました!!
俺、うれしさのあまり、速攻で同僚のたっちー先生に、
「は、早く島を開けて!!! たいへんなことになったで!!!」
と打電。
「な、なんだなんだ!! 何が起こったんや!!?」
大いに慌てて島を開けてくれたたっちー先生の“とみおか島”に乗り込み、
デデーーーーーン!!!www
オオクワガタを見せびらかして満足し、無言で帰島したのでありました。
さあさあ、あとはレックスの登場を待って、オオクワガタの模型を依頼するだけだ。
その模様は……引っ張って、次回に続く!
大塚角満の『あつ森』おもしろガイドも更新中
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
© 2020 Nintendo
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