By まつがん
恒例の宣伝からだが、皆さんは先々週発売したコロコロコミック8月号はもう入手されただろうか?
デュエル・マスターズの原作コミックが読めることはもちろん、9月に発売する十王篇第3弾に関する情報も色々と掲載されている。ぜひとも手に取ってみて欲しい。
さて、いよいよ明日には「最強戦略!ドラリンパック」が発売するわけだが……冷静に考えると、十王篇第2弾「爆皇×爆誕 ダイナボルト!!!」のカードも、まだまだ遊び尽くせてはいない状況である。
そんなわけで今回、私が注目したのはこのカードだ。
《スーパーライト・ブラザーズ》。
普通に3マナで出すと《風の1号 ハムカツマン》や《一つ星 トンカツ》にも劣るスペックだが、キリフダッシュを使って2マナで出した場合には2マナで自然の3コストのスピードアタッカーを送り出せるという、《S級原始 サンマックス》や《S級原始 サンマッド》との関係ではかなり頼もしい性能になるカードだ。
だが、私がこのカードに着目した理由はそういった常識的な部分にあるのではない。
このカードについて特筆すべきは、赤と緑の帽子を被った兄弟であるという点にある。
すなわち、このヤッ!とかホッホゥ!とかイヤッフゥゥゥゥ!!といった幻聴が聞こえてきそうな風体こそが、私にデッキ作りのインスピレーションをもたらしたのだ。
というわけで、できあがったのがこちらの「ハキリ・ファンタジスタ」だ!
『ハキリ・ファンタジスタ』
《葉鳴妖精ハキリ》 | |
4 | 《桜風妖精ステップル》 |
《スニーク戦車 オーリー/トゲ玉・キャノンボール》 | |
4 | 《U・S・A・NIKER》 |
《スーパーライト・ブラザーズ》 | |
4 | 《風の1号 ハムカツマン》 |
4 | 《ZIZOタウン》 |
4 | 《S級原始 サンマックス》 |
4 | 《瞬閃と疾駆と双撃の決断》 |
4 | 《フット”FNT”ジスタ/火の玉ドライシュート》 |
「え、なんか展開早くない?編集ミスった???」と思われるかもしれない。
だが、合っている。なぜならこのデッキはいつものように緻密な (?) 理によって組み上げられたデッキではなく、幾多の符合によって作られたデッキだからである。
たとえばまず、《葉鳴妖精ハキリ》。そして《桜風妖精ステップル》。
こいつらはこのデッキにおいて桃の姫と従者のキノコと言える。「は?」とか思わないで、まずはこの前提を落ち着いて受け入れて欲しい。桃の姫と、キノコである。
そして《瞬閃と疾駆と双撃の決断》。
このカードは名前が「パーフェクト・ファイア」というくらいなので、実質ファイアフラワーと言っても過言ではない。
そう考えたとき、《U・S・A・NIKER》に何を見出すか。
……このカードに符合を見出すのはさすがに不可能ではないか?とも最初は思った。
だが、賢明な諸君ならばお気づきであろう。
そう……U・S・Aとはかの名作、USAを表しているということに!!!!!11111
納得できた人はもう大丈夫 (後戻りできない的な意味で)。ここまで来れば、あとは一つ一つ当てはめていくだけだ。
《S級原始 サンマックス》……サンマックス……サンマ……サン……サンシャイン!?
これはもうアレですわ。完全にカートのやつですわ。
テニスとゴルフはあるけどサッカーはさすがに……と思ったらストライカーズがあったわ。なんでもやってるなあの人。
ちなみにサッカーがなかったときのための言い訳も用意してある。
このカードのマナコストに注目して欲しい……4マナと6マナ……すなわち6と4。そう、64 (ロクヨン) であるということd(ry
何も思いつかなかったのでスマブラに出てそうということにした。
そしてついに最後の1枚にたどり着いた。
これを「タヌキが変身した後のやつ」と見ることは容易い。
だがここでさらに新しい視点を盛り込んでみよう。
まずZIZOの音節をひっくり返すとZOZI。そしてこのままでは意味がわからないのでノイズであるZを抜いて、代わりにYとSをぶち込むとYOSIになる。
緑の恐竜……お前はこんなところにいたのか。でも下がマグマだから乗り捨てるわ。じゃあな。
というわけで、リスペクトに満ちたデッキである (?) ということがおわかりいただけただろうか?
では (法務部に消されてなければ) また次回!
ライター:まつがん
フリーライター。クソデッキビルダー。
論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。
オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている(が、上記のような理由で大体失敗する)。