【スプラトゥーン】トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!! 第5回

ヨーロッパ代表との決勝戦のポイントを徹底解説!


※記事冒頭動画の06:16より引用

――続いてヨーロッパ代表と行った世界大会の決勝についてお話を聞かせてください。まず1試合目(※)はハコフグ倉庫のエリアでした。この試合は勝利しましたけど、ダイナモンさんはブキにジェットスイーパーカスタムを選択しましたね。これはどういう理由で?
※決勝はエリア、ヤグラ、アサリ、ホコの4ルールを順番にプレーし、先に4勝したほうが優勝というレギュレーションで行われた。
ダイナモン:ハコフグ倉庫のエリアはハイパープレッサーが強いんですよ。それで、ハイパープレッサーを持っているブキとして、ダイナモローラーとジェットスイーパーカスタムのどちらで行くか悩んだんですけど、チームメンバーに相談したら、「このステージはジェットスイーパーカスタムの評価が高いので、そちらがでいいんじゃないか」というふうに言ってくれたので、それを受けて選択した形ですね。
 
――なるほど。1試合目がハコフグ倉庫のエリアと決まったあと、チームとしてこんなプランでいこうといった作戦を立てたりはしたんですか?
ダイナモン:エリアは練習でも一番やっているルールなので、「まぁいつも通りいこう」って感じでしたね。とくに決めるとかもなくて、各々が自分の強みを出してこうぜって感じでした。
 
――あとばるさんたちもOPENREC.tvで行われた世界大会の実況で「ハコフグのエリアはGGBOYZが強い」とおっしゃってましたね。実際、対抗戦などでもGGBOYZはほとんど負けない感じだったんですか?
あとばる:E3前くらいの時期はGGBOYZは相当勝っていた記憶がありますね。
 
――ちなみに、あとばるさんのチームであるLibalent Calamariだと、エリアについてはどういった戦略でプレーしているんですか?
あとばる:自分たちのチームって打開がとても下手というか、すごく苦労することが多いんですよ。自分たちのチームにはチャージャーが1枚いるんですけど、そのチャージャーがキルを取れれば全然ラインを上げやすくて打開がしやすいんですけど、相手もそれを警戒しているので、ハコフグ倉庫のエリアなんかはほんとに打開が厳しい。そうなった場合、ちゃんとスペシャルをみんなで合わせて、「俺は右から行くから正面からいってくれ」みたいな指示を出しつつやらないときついんですよね。なので、僕らはエリアについては打開の合わせと声掛けを意識していますね。
 
――なるほど。ダイナモンさんのチームではいかがですか?
ダイナモン:うちはむしろあんまり決めないようにしてますね。打開のパターンをきっちり作らないというか。変に決めてしまうと、どうしてもその動きに合わせて相手も動きを変えてきたりとかされてしまうので。それで、「このステージは打開がうまくいかないね」ってなったら、そのステージについはLibalent Calamariさんたちと同じでスペシャルはきっちり合わせようとか、そういう風にするステージもありますけど基本的にはとくに決めてないです。
 
――決勝の試合の話に戻りますが、1試合目のエリアは相手に先に支配されてからの逆転勝ちという展開でした。先に相手にリードされたときは焦りとかはなかったですか?
ダイナモン:自分自身は焦りはなかったですね。自分は後ろのポジションだったので、チームメイトを見ながら「みんな、けっこう焦ってんなあ」というのは感じたんですけど、なんか焦ってる人をみると逆に冷静になったりするじゃないですか。なので、自分はこの試合はわりと冷静に立ち回れてましたね。
 


※記事冒頭動画の12:19より引用

――怒ってる人を見ると、逆に自分は冷静になれるみたいな?
ダイナモン:そうですね。そういう感じです(笑)。
あとばる:配信を見てても「あー、GGBOYZ焦ってんな~」ってのは感じましたね(笑)。初戦は緊張するだろうなとは思ってたんですけど、初動を見て「これはまずいな」ってなって。うまく落ち着きを取り戻してくれたらと思いながら喋ってたんですけど、でもリードされたあと、ダイナモンが「お前ら落ち着け」って感じで2枚くらい連続キルとって……あそこ確か最後は相打ちに持っていってたよね。
ダイナモン:そうだね。
あとばる:たぶん、あのプレーでみんなある程度動きが戻って、そこは「さすがダイナモンさんだな」と。
 
――初戦をとれたのは精神的にもかなり大きかったと思います。これでチームとしても落ち着いた部分も?
ダイナモン:そうですね。1本目とれるか、とれないかはそのあとの勝負にも関わってくるので。自分としては、そのあとも落ち着いた状態でプレーすることができました。周りのメンバー、とくに“やまみっちー”さんはこの日、かなり緊張していて(笑)。
あとばる:緊張してたね(笑)。
ダイナモン:この後とかも、まだエンジンがかかってなかったですね。最後はすごい大活躍してくれるんですけど。試合前はメンバー全員とくに緊張している風でもなかったんですけど、いま考えると全体的にみんな口数も少なかったですし、もしかしたらけっこう緊張してたのかもしれないですね(笑)。

【今回のまとめ】
・準優勝に終わった前回と違い、今回はしっかり準備して臨めたことが自信に繋がった
・1試合目でジェットスイーパーカスタムを選択したのは、ハイパープレッサーを使うため
・あえて打開パターンをきっちり作らないのがエリアにおけるGGBOYZ戦略のひとつ

 
次回も引き続き激闘となった世界大会の決勝戦の試合を振り返り! 試合中にどんなことを考え、どんな戦略で挑んだのかといったポイントを語ってもらったぞ。次回も必見だ!<第6回に続く>
 

第6回記事はコチラ!