デュエマ妄想構築録 vol.91-4 ~番外編:ハイパームゲンデュエパーティー~

By まつがん

 無限に遊べるフォーマット、それがデュエパーティー!!!

 今回も番外編ということで、例によって「オリジナル」や「アドバンス」とは異なる特殊なフォーマット「デュエパーティー」を遊んでいこうと思う。

(参考:これまでに記事で紹介したパートナー)
vol.51-5
《終末縫合王 ミカドレオ》
《鬼ヶ邪王 ジャオウガ・ゼロ》
《蒼狼の王妃 イザナミテラス》

vol.55-5
《ニクジール・ブッシャー》
《兵繰凄の鎖 サイノ・ブサイ》
《星龍パーフェクト・アース》

vol.60-5
《屍術師インフェルノ・カイザー》
《天風のゲイル・ヴェスパー》
《闘魂混成 エンペラー・アクターシャ》

vol.63-5
《未来王龍 モモキングJO》
《轟炎の竜皇 ボルシャック・カイザー》
《爆龍皇 ダイナボルト》
《「覇道」の頂 シュラ・ベートーベン》
《MAX-Gジョラゴン》
《強奪者 テラフォーム》
《鎧亜戦隊ディス・ピエロ》
《蒼狼の王妃 イザナミテラス》
《超運命 アミダナスカ》
《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》

vol.69-5
《ガチャンコ ガチロボ》

vol.71-4
《蒼き王道 ドギラゴン超》

vol.74-4
《終炎の竜皇 ボルシャック・ハイパードラゴン》

vol.76-4
《超暴淵 ボウダン=ロウ》

vol.77-4
《五輪の求道者 清永》

vol.79-4
《鬼ヶ覇覇覇 ジャオウガ》

vol.84-4
《竜社長 ゴルファウンデーション》

vol.86-4
《躱す混沌 ウツセミマントラ》

vol.88-4
《神化混成 ボルナティックス》

 さて、早速だが前回からは「ドリーム英雄譚デッキ グレンモルトの書」と王道W第4弾が発売している。今回のパートナーはその中から探すことにしよう。

 ただ、多人数戦と1対1という違いがあるとはいえ、12月のデュエチューブリーグのサブリーダー戦で王道W第4弾におけるパートナー適性の高いカードは、《~そして覚醒へ…~》と《アビスラブ=ジャシン帝》が既に開拓されてしまっている。そんな中で、それら以上のパートナーが見つかるのだろうか……とも思われた。

 だが私は、絶大なるポテンシャルを秘めた1枚を運命的に見出していたのである。

 そのカードとは、すなわち。

▲王道W 第4弾「終淵 ~LOVE&ABYSS~」収録、《ブリザド=ザルド》

 《ブリザド=ザルド》「巨大覇統」で私がプレビューカードとして紹介させていただいた1枚だが、実はデュエパーティー適性もかなり高いカードであった。

 なぜなら、「手札3枚を捨てて《ブリザド=ザルド》を召喚する」という行動には合計で4枚の手札を費消する。《ブリザド=ザルド》召喚のための水1マナをマナチャージする必要もあることを考えると、初手5枚の通常環境では先攻1ターン目に出したら手札がすべてなくなってしまう。だが一方デュエパーティーなら、先攻ドローありで初手は実質7枚。しかも《ブリザド=ザルド》はパートナーゾーンからの召喚だから、1ターン目に4枚を費消してなお3枚の手札を残せるのだ。

▲「四強集結→最強直結パック」収録、《天幕船 ドンデンブタイ》
▲新4弾「誕ジョー!マスタードラゴン!!〜正義ノ裁キ〜」収録、《ニクジール・ブッシャー》

 だが、こうした1ターン目始動のパートナーとしては他にも《天幕船 ドンデンブタイ》《ニクジール・ブッシャー》などがあり、それらと比較した際に「《ブリザド=ザルド》に優位性があるのか?」が真っ先に問題になる。

 そこで《天幕船 ドンデンブタイ》パートナーについて考えてみると、「G・ゼロ」条件を満たすためにはメインステップで手札が7枚以上必要であるため、1ターン目のマナチャージをパスする必要がどうしても出てきてしまう。マナチャージを飛ばすというのは手札を費消する速度が落ちてしまうということでもあり、せっかくの毎ターン2ドローが生かしきれない点がどうにもチグハグである一方で、《ブリザド=ザルド》パートナーならばそうした心配はない。

 また、《ニクジール・ブッシャー》パートナーと比較した場合でも、《ブリザド=ザルド》パートナーの側に実は大きな利点が生まれていることに私は気づいたのである。

 それは、1コストクリーチャーを大量に採用しなくてもよくなるという点だ。

▲王道篇 第3弾「ゴールド・オブ・ハイパーエンジェル」収録、《超暴淵 ボウダン=ロウ》
▲王道篇 第3弾「ゴールド・オブ・ハイパーエンジェル」収録、《怒りの夜 アゲブロム・バイオレンス》

 vol.76-4で紹介した《超暴淵 ボウダン=ロウ》《怒りの夜 アゲブロム・バイオレンス》といった「ハイパーエナジー」系パートナーのデッキは、パートナーの召喚ターンが「1ターン目の1コストクリーチャーの展開の有無」に大きく依存するため、1コストのクリーチャーを初手に必ず引けるよう、デッキに大量に入れる必要がある。しかしそんなデッキでは踏み倒しの精度は下がるし、後引きのドロー内容も必然弱くなってしまう。そして《ニクジール・ブッシャー》パートナーもこれと同様の問題を抱えている。

 だが《ブリザド=ザルド》パートナーならば、《ブリザド=ザルド》自身が確定で1ターン目のクリーチャー展開を代替できるため、デッキに1コストのクリーチャーを1枚も入れる必要がない。その結果、デッキの密度を上げることができ、追加ドローも充実したものとなりやすくなるのだ。

▲王道篇 第3弾「ゴールド・オブ・ハイパーエンジェル」収録、《爆藍月 スケルハンター》
▲王道篇 第4弾「悪魔神、復活」収録、《魔誕の斬将オルゲイト》

 とはいえ、そのために手札を初手で3枚も投げ捨てる行為がはたして展開に見合っているのか?と言われると疑問符が付く部分である。仮に《爆藍月 スケルハンター》《魔誕の斬将オルゲイト》などの「ハイパーエナジー」軸で組んだとしても、水単で強力な「ハイパーエナジー」持ちの数が限られている以上、手札3枚スタートではそこまで制圧力ある展開を再現できるとは限らない。

 しかしそこで、私は気づいたのだ。

 もし《ブリザド=ザルド》が確定で毎ゲーム手札を3枚墓地へと投げ捨てるというのなら。その3枚が墓地からも使用できる疑似的な手札として扱えれば何の問題もないという事実に。

 そう、すなわち。

▲十王篇 第3弾「幻龍×凶襲 ゲンムエンペラー!!!」収録、《罪無 ビカビカ兆》
▲十王篇 第3弾「幻龍×凶襲 ゲンムエンペラー!!!」収録、《罪無 ウォダラ垓》

 「ムゲンクライム」を活用すればいいのでは???🤔🤔🤔

 《ブリザド=ザルド》のパートナー召喚の際、「ムゲンクライム」持ちを1枚以上墓地に落とせれば、将来のアクションを保証することで実質的に手札の追加保持が可能となる。「ムゲンクライム」は十王篇において水闇を担当していた「チーム零」のギミックであるため水単の有用カードは少ないものの、初手に1枚引けばいい程度の枚数なら搭載できる。

 あとは「パートナーゾーンからの確定1ターン目《ブリザド=ザルド》」から「ハイパーエナジー」「ムゲンクライム」の両軸で展開を進めることをコンセプトに、59枚のスロットを埋めていくだけだ。

▲「にじさんじコラボ・マスターズ 異次元の超獣使い」収録、《AQreplay/伝説チャンス》
▲王道篇 第3弾「ゴールド・オブ・ハイパーエンジェル」収録、《パシフィック・ヒーロー》

 《AQreplay/伝説チャンス》は《ブリザド=ザルド》パートナーにおける最強の初動で、毎ターン2ドローが毎ターン3ドローになるため文字通りの確変タイムに突入する。2ターン目に手札にあったら最優先で出そう。

 《パシフィック・ヒーロー》は軽量のクリーチャー展開が可能なデッキだと2コスト軽い《サイバー・B・フィッシュα》として機能する。1ターン目に確定で《ブリザド=ザルド》が降臨する構成上「バラバラエティ」は容易に満たせるため、後続クリーチャーたちの生存率アップに大きく貢献してくれる。

▲革命ファイナル 第1章「ハムカツ団とドギラゴン剣」収録、《D2S 皇帝ワルスラ》
▲王道篇 第1弾「デーモン・オブ・ハイパームーン」収録、《seiWond’Ramar》

 高速で水の大型クリーチャーを並べる一方で、序盤の小型クリーチャーたちは「ハイパーエナジー」や「ムゲンクライム」で寝かせてしまうので、タップキルされやすい。だがそこで《D2S 皇帝ワルスラ》がいれば、どれだけクリーチャーを寝かせても相手の攻撃の的にさせずに済む。

 高速で手札を回転させる水単ということもあり、ただでさえデュエパーティーにおいて強力な《seiWond’Ramar》の強さも《ブリザド=ザルド》パートナーにおいてはさらに向上している。「ジャストダイバー」の間にタップするために軽量超化獣を採用する必要は出てきてしまうものの、デッキパワーの低下を補って余りある性能だ。

▲王道篇 第2弾「カイザー・オブ・ハイパードラゴン」収録、《蒼神龍アナザー・ワールド》
▲「にじさんじコラボ・マスターズ 異次元の超獣使い」収録、《審秘の精霊ピュリファイ・ジョーカー》

 他のパートナーと比べて明確に初速が早く、一人だけパートナーメタもほぼ効かないため、序盤は集中して狙われやすいことが想定される。

 特に《鬼ヶ覇覇覇 ジャオウガ》の能力が当たってしまうと立て直しがかなり厳しいので、《蒼神龍アナザー・ワールド》《審秘の精霊ピュリファイ・ジョーカー》といった頭数を残せる手札破壊対策はなるべくキープしながらゲームを進めた方が良いだろう。

▲「天下夢双!!デュエキングDreaM 2024」収録、《夢の弾丸 ジョリー・ザ・ジョニー》
▲革命編 第4章「正体判明のギュウジン丸!!」収録、《伝説の正体 ギュウジン丸》

 水単の弱点は「即時打点や大量打点がないこと」に終始する。そこで《夢の弾丸 ジョリー・ザ・ジョニー》は、早期にクリーチャーをどんどんと並べていくこのデッキにおいては最も頼もしいフィニッシャーと言える。

 また、《伝説の正体 ギュウジン丸》も即時打点ではないものの、「全体除去+ワールド・ブレイカー」をわずか1マナで召喚できるということで、水単ならではのフィニッシャーだ。

 というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!

 『パートナー:ブリザド=ザルド』

カード名
《バブル・ボール》
《戯具 ザンボロン》
《T・アナーゴ》
《AQreplay/伝説チャンス》
《異端流し オニカマス》
《洗打の妖精》
《救済のカルマ ミルク/リリーフ・水晶チャージャー》
《同期の妖精 / ド浮きの動悸》
《ガルフ・ストリーム》
《DG ~裁キノ刻~》
《文藍月 スケルハンター》
《ツイン・シックス》
《~鉄装の氷騎士~》
《~禁じられた蒸熱~》
《楽識の夜 フミビロム》
《終止の時計 ザ・ミュート》
《終末の時計 ザ・クロック》
《文藍月 Eine k’Reine》
《文藍月 スナイパー》
《パシフィック・ヒーロー》
《罪無 ミズゲム垓》
《裏斬隠 テンサイ・ハート》
《罪無 ビカビカ兆》
《ビーチボーイズ》
《バショウ・シチゴマスター》
《アカシック・パラレル》
《seiWond’Ramar》
《~進封せし大悪魔~》
《罪無 スネイグ垓》
《六番龍 シックスフォール Par滝》
《罪無 ウォダラ垓》
《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》
《アクア・ツヴァイソード》
《泡の魔神・アワンデス》
《急襲魚》
《罪無 ドロキオ垓》
《Eine k’Reine》
《審秘の精霊ピュリファイ・ジョーカー》
《斬隠蒼頭龍バイケン》
《頻波羅 ビリヤ棒ド》
《無量大龍 ノヴェ・シエントス》
《蒼神龍アナザー・ワールド》
《トワイライトMk.2 Type オロチ》
《爆藍月 スケルハンター》
《魔誕の斬将オルゲイト》
《絶海の虎将 ティガウォック》
《D2S 皇帝ワルスラ》
《夢の弾丸 ジョリー・ザ・ジョニー》
《飛翔龍 5000VT》
《ハイパー・ザ・ジョニー》
《楽しみの夜 フミビロム・パラダイス》
《「合体」の頂 アクア・TITAAANS / 「必殺!ジェット・カスケード・アタック!!」》
《ジョリー・ザ・ジョニー Final》
《伝説の正体 ギュウジン丸》
《シンクロ・スパイラル》
《♪立ち上がる 悪魔に天使 堕ちるかな》
《シラハノトキメキ》
《♪楽楽楽 楽楽楽楽 楽楽楽》
《♪友のため ケローラたちが オペレーション》

 

 マナ制限系のメタや全体除去に弱いのと、パートナーメタやS・トリガーケアがないため、おそらくレベル2ど真ん中といった感じのデッキに仕上がった。それでも他のパートナーではなかなか味わえない独特なゲーム体験ができるデッキなので、一家に1デッキ持っているとパーティーを味変したい需要があるときに貢献できるかもしれない。

 ではまた次回!来週は休載なので、2月27日 (金) にまた会おう!!

ライター:まつがん
 
フリーライター。クソデッキビルダー。
論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。
オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている(が、上記のような理由で大体失敗する)。
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次回更新は2/27(金)更新!!