デュエマ妄想構築録 vol.91-1 ~ムキムキワンショット!コアラ・キングダム!!~

By まつがん

 恒例の宣伝からだが、皆さんは先日発売したコロコロコミック2月号はもう入手されただろうか?

 デュエル・マスターズの原作コミックが読めるほか、デュエマに関する激アツな最新情報も色々と掲載されているので、ぜひとも手に取ってみていただきたい。


 昨年末に発売となった王道W第4弾「終淵 ~LOVE&ABYSS~」は、「タマシード」にフォーカスして「超魂X」の用途の拡張を図っていた点が特徴的だった。

 そんな中で、私が注目した1枚がこれだ。

▲収録、《コアラ大佐の虹勲章》

 《コアラ大佐の虹勲章》。小型クリーチャーを山札の上から1~2体出せる上にそれらを強化して即攻撃させられるという、攻撃力に全振りした筋肉系タマシードだ。

 ただ何よりこのカードが唯一無二なのは、そのクリーチャーが持つ攻撃制限を無視する上に「パワード・ブレイカー」までも付与するというオーバーマッスルな部分にある。攻撃制限は通常、軽い割りにパワーがでかいクリーチャーが安易にシールドをブレイクできたり殴り返しなどができないように、安全弁として付けられているものだ。

▲新4弾「誕ジョー!マスター・ドルスザク!!〜無月の魔凰〜」収録、《デデカブラ》
▲新1弾「ジョーカーズ参上!!」収録、《デスマッチ・ビートル》

 わかりやすい例で言えば《デデカブラ》《デスマッチ・ビートル》が挙げられる。もしこれらのクリーチャーを《コアラ大佐の虹勲章》から出せれば、1コストや2コストのT・ブレイカー相当で相手のシールドを根こそぎ割りきれることになるのだ。そう、カブだけに。

 では《デデカブラ》のようなクリーチャーを集めればいい……と考えると、そこには落とし穴がいくつも待ち構えている。

 まず一つ目の落とし穴は、《コアラ大佐の虹勲章》で見た4枚から出すコスト4以下のクリーチャーだけで致死打点を組むのが難しいという点だ。

▲王来篇 第3弾「禁断龍VS禁断竜」収録、《禁断英雄 モモキングダムX》
▲王道W 第3弾「邪神vs時皇 ~ビヨンド・ザ・タイム~」収録、《ARC REALITY COMPLEX》

 攻撃制限を持つ低コストクリーチャーの中で最も大きなパワーを持つのが《禁断英雄 モモキングダムX》で、《コアラ大佐の虹勲章》から出せば単体で相手のシールドをすべて割りきることが可能だし、なんといっても名前に「きん」が2回も出てくるので筋肉好きが確定している。そしてこの役割は《ARC REALITY COMPLEX》でも代替可能だ。2コストや3コストのクリーチャーがワールド・ブレイカー相当になれるマッスル・コアラ・ジムへようこそ。

 だが《禁断英雄 モモキングダムX》や《ARC REALITY COMPLEX》を出してしまうと、《コアラ大佐の虹勲章》から同時に出せるのは1~2コストのクリーチャーのみに限られてしまう。しかもシールドをすべて割りきったとして、その5枚のシールドの「S・トリガー」や「G・ストライク」のケアをダイレクトアタッカーが行うには、せめて《異端流し オニカマス》くらいの耐性は欲しいところ、1コストのクリーチャーではそれが実現できない。ならばダイレクトアタッカーを先置きしておけばいいという話になるが、4ターン目に《コアラ大佐の虹勲章》を安定して出そうとしているのにそんなことをしている暇が存在するはずもない。マッスル・コアラ・ジムは倒産しました。

 つまり、ダイレクトアタッカー不在問題が発生してしまうのだ。

 それでも、《コアラ大佐の虹勲章》から出た《禁断英雄 モモキングダムX》や《DARK MATERIAL COMPLEX》がすべてのシールドを一撃で叩き割る絵面は面白そうすぎた。そこで私は、どうにかこの条件でダイレクトアタッカーを出す方法がないかと考え続けた。

▲王道篇 第3弾「ゴールド・オブ・ハイパーエンジェル」収録、《空奏力 ナイン》
▲双極篇 第1弾「轟快!! ジョラゴンGo Fight!!」収録、《龍装者 バルチュリス》

 《空奏力 ナイン》ならマナを使わずにダイレクトアタッカーになれるが、単なるバニラでは意味がない。ヒョロガリのバンドマンに用はない。必要なのはシャープな筋肉であり、《異端流し オニカマス》や《龍装者 バルチュリス》といった確実性の高いダイレクトアタッカーなのだ。

 だが、《禁断英雄 モモキングダムX》や《ARC REALITY COMPLEX》でシールドを割りきるなら攻撃は一度しか発生しない。一度の攻撃だけでも出せる《龍装者 バルチュリス》がいれば……。

 そのように考えていたとき。私の脳に、いや私の筋肉に、突然マッスル啓示が降りてきたのだ。

 そう、すなわち。

▲十王篇 第3弾「幻龍×凶襲 ゲンムエンペラー!!!」収録、《キタカゼマンA》

 今こそ《キタカゼマンA》の出番では???🤔🤔🤔

 「キリフダッシュ」ならすべての「S・トリガー」と「G・ストライク」をケアしてダイレクトアタックが可能となる。変身ヒーローモチーフのクリーチャーだけあって、申し分ない筋肉の瞬発力。たぶんシールドが割られた瞬間にクラウチングスタートからものすごい勢いで猛ダッシュしてくるに違いない。しかもマナがかからないので、《コアラ大佐の虹勲章》を出したターンに召喚することも造作もない。手札に抱えておく必要がある点はネックだが、どうせ《コアラ大佐の虹勲章》を引き込むために手札は回転させる必要があるので、その過程で自然に引き込めるだろう。

 かくして「《コアラ大佐の虹勲章》→《禁断英雄 モモキングダムX》or《ARC REALITY COMPLEX》→《キタカゼマンA》」という必勝の三角筋が爆誕した。あとはこの動きが安定するよう、デッキの足回りを整えていく……いや、脚回りを鍛えていくだけだ。

▲王来MAX 最終弾「切札! マスターCRYMAX!!」収録、《ピカピカ・ジョーカーズ》
▲アビス・レボリューション 第2弾「忍邪乱武」収録、《セルリアン・アックス・ドラゴン / ダブルアックス・チャージャー》

 《コアラ大佐の虹勲章》を使用する場合の二つ目の落とし穴は、《コアラ大佐の虹勲章》を4ターン目までに毎ゲーム安定して着地させる構造を作るのが案外難しいというものだ。自然を含む5コストのタマシードは、基本的に《エボリューション・エッグ》や《神秘の宝箱》などの確定サーチの対象とはならない。《クリスタル・メモリー》を噛ませれば問題はないが、文明も増えるしターンも遅くなってしまう。

 そこでデッキ内にタマシードを一定数採用しつつ《ピカピカ・ジョーカーズ》まで入れることで、《コアラ大佐の虹勲章》を4ターン目までにかなりの確率で引き込むことが可能となる。4枚だと全然確実ではないが、力を込めてめくれば筋肉(デッキ)はきっと応えてくれる。

 《セルリアン・アックス・ドラゴン/ダブルアックス・チャージャー》はマナ加速で「3→5」を実現しつつ最大効率の手札交換が可能なこのデッキの屋台骨であり、クソコンセプトでデッキに負荷がかかりすぎていてもしっかり足腰を支えてくれるトレーナー役とも言える。あと名前もなんかトレーニングメニューにありそう。

 というわけで、できあがったのがこちらの「コアラ・キングダム」だ!

 『コアラ・キングダム』

枚数
カード名
4 《禁断英雄 モモキングダムX》
4 《キタカゼマンA》
4 《ARC REALITY COMPLEX》
2 《「魂狩」の鬼 ガシャド髑髏》
4 《セルリアン・アックス・ドラゴン/ダブルアックス・チャージャー》
4 《ピカピカ・ジョーカーズ》
4 《虚ト成リシ古ノ蛇神ノ咆哮》
4 《ジャスミンの地版》
2 《邪爪の魔法陣》
4 《邪尾の魔法陣》
4 《コアラ大佐の虹勲章》

まつがん「よし、このデッキで勝負だ!デッドマン!!」

デッドマン「いいですよ!では《インパクト・アブソーバー》を出します

▲転生編 第3弾「魔導黙示録」収録、《インパクト・アブソーバー》

 あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!(そして、コアラはゴリラになった)😡😡😡

 ではまた次回!

ライター:まつがん
 
フリーライター。クソデッキビルダー。
論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。
オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている(が、上記のような理由で大体失敗する)。
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次回更新は1/30(金)更新!!