でも、思うようにはいかないもので
いま、『カブトクワガタ』のセカンドデータ育成が楽しくて仕方がない。
さすがに1年半も遊んでいると、メインデータでやることは頭打ちになってくるが、ここで目先を変えて新たなデータを作り、初期の初期からプレイを始めると……!!
あ~ら不思議、お金はないし、レアなムシも出てこないし、バトルでも特別サイズごときに後れを取るしょーもないデータなんだけど、その壁ひとつひとつを乗り越える過程が楽しくて、ついつい、
「今日はもうちょっと、『カブトクワガタ』進めちゃお」
なんて、1年半前のあのころのような新鮮な気持ちが蘇ってくるというね……!! ゲームを長く遊ぼうと思ったら、こういうカンフル剤を打つのもアリだなぁ……と、ゲーム関連モノ書きを始めて30年目にして、そんな基本的なことに気付かされたのであった。
で。
前回はセカンドデータを強める取っ掛かりとして、村のよろず屋で買い取りセールを行っているオオクワガタに目を付け、これを繁殖させようと育成モードに入りました……ってところまで記事にしたんだったな。
とりあえずいまはお金もエサもひっ迫しまくっているので、
1回の交配も無駄にできない。
とりあえずは、大きなムシのベースとなるメスを誕生させたいんだけど……!
できたのは……!!
……って、オスかい!!ww
それも、野生のオス×野生のメスという面白味も何もない掛け合わせなので、生まれてきた子も、
凡人ならぬ凡クワガタ。とはいえ野生のオスよりは大きいので、つぎからは……!
これを種ムシとしてさらに交配を進めていく。
すると……! 生まれたのは!!
って、またオスかーーーーい!!www
でも。
前述の通り、いま村のよろず屋ではオオクワガタの高価買取を実施しているのである。なので、こちらのオスを売りに出すと……!
!!!!! いいい、12000円!!? この時期の買取価格としては、破格とも言える大金!!!
よしよし!! これならあっという間に、当面の交配資金に困らぬほどの金持ちになれるぞ!! いらないオスも、売り払っちゃえばいいんだからさーーー!www
なんてことを、安心感からほざいていると……!
天の神様に、
「ほえほえ。こいつはそんなにオスが欲しいのかえ」
と判定されてしまって……!!
オス~~~ん……w
オス~~~~ん……ww
オスス~~~~~ん……www
またオス~~~ん……って、6匹連続でオスじゃねえか!!!(驚) こんなこと、あるぅ!?!?
もちろん、こういった招かれざる客は速攻で売り払ってしまったので、軍資金集めとしてはよかったんだけど……。そもそもメスのほうが高く売れるので、ダブるにしてもメスがいいんですけど!!!
そんな、7回目の交配。
生まれてきたのは……!!
おおおお!!!ww やっとやっと、メスがでたぁぁあああ!!! これで、少しでも大きいムシが生まれる土台ができたぞ!!!
続く。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『カブトクワガタ』公式ツイッター:
https://twitter.com/kabukuwa_info
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