双子対決
自腹でNintendo Switchと『カブトクワガタ』のソフトを調達し、コツコツとセカンドデータを育てていたおかげで、ついに念願かなって対人バトルにこぎ着けた……と前回の記事で書いた。
相手はもちろん、同僚のたっちー先生だ。
とはいえ彼女は『カブトクワガタ』に触るのも、プレイするのもコレが初めてなので、ひとまず、
「お試しで、1回やってみよう!!」
という感じである。要するに、対人戦の形をしたチュートリアルみたいなものだな。
でも、俺にしてみたら夢の対人戦が実現したシチュエーションに変わりはないのでうれしいったらない。
「はよはよ!! 決定ボタン押してさあ!!」
たっちー先生をやたらと急かして、本気でイヤな顔をされていたのであった。
それでも、『カブトクワガタ』の操作系はじつにシンプルにまとめられているので、初プレイでも迷うことはほぼない。
前回の記事で書いた通り、
親機の俺のほうで試合形式を選択したら……。
互いのアバターを選ぶ。
俺はこの店員さんだけメッセージを編集してあったので、選ぶのはコレ一択なんだけど、あろうことか……!
!!?!?! たっちー先生も、店員選んでんじゃんよ!!
「うおい!!!ww なんで女子キャラもいるのに、わざわざ同じの選ぶんだよ!!!ww」
憤る俺に、たっちー先生がプリプリと返す。
「こっちのセリフや!!! オメーがキャラ変えろよ!! わしがイケメンを選ぶことくらい、織り込み済みやったろが!!!」
以降、不毛な口喧嘩が続くので割愛(苦笑)。仕方なく、今回はこのまま、
双子対決でいいわww チュートリアルだしな!!
さて、続いては……!
重要な戦士選び!!
今回はクワガタ限定かつ赤目もオッケーなので、そこそこ選択肢は多い。でも、たっちー先生のセカンドデータは初期のムシしかいないので、
俺もちょっと遠慮気味に、小さいパプアキンイロクワガタあたりにしとこ^^; ここでいきなり、ギラファノコギリクワガタの突然変異種とか使ったら(持ってないけど)、二度と対戦してくれなさそうだしな。
ってことで、我が軍の戦士は決定!!
たっちー先生が選んだのを確認し、土俵に行くと……!
おお!! ノーマルノコギリクワガタか!!
「つーかこのデータ、ムシ少な!!! もうちょっと充実させとけよ!!!(怒)」
たっちー先生は怒り心頭だが、いまはこれでやるしかないのである。
そして、性格勝負は……!
あ^^; パプアキンイロクワガタが勝ってしまったか^^;
でも、勝負はここから。なんか、
この試合風景がいかにも対人戦で、否が応でも気持ちが盛り上がってくるよ。たっちー先生も、
「いいねいいね!! このあと、どうすんの!?」
興奮状態にあるようなので……いよいよ、目押しルーレット勝負へとなだれ込むかな!!
続く。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『カブトクワガタ』公式ツイッター:
https://twitter.com/kabukuwa_info
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