またドツボにハマりそう
激ムズ虫相撲大会の“タランティオン記念大会”で初優勝を果たし、賞品の“特別なタランドゥスツヤクワガタ”をもらいました……と前々回の記事で書いた。
それはSRの“せあか”という遺伝子を持つタランドゥスツヤクワガタだったわけだけど、SRってことはつまり、突然変異する可能性のある、才能あふれるレアリティーということであろう。
ってことで前回の記事では、
「新たな突然変異の戦士を作ろう!!」
ってことで、手に入れたばかりのSRタランドゥスツヤクワガタの交配に入ったことをお伝えしている。
とはいえ本気で、
「突然変異種が生まれるまで、やめまてん!!」
なんて縛りを設けると、SRタランドゥスツヤクワガタが50匹にも100匹にもなってしまうことはこれまでの経験上わかりきっている。
なのでひとまず、15回分くらい繁殖用のエサを購入して交尾をさせ始めたんだけど、まだ陣容が整っていないうちは、
一度交尾が終わったら、すぐさま同じメスにエサを与えて体力を回復させにゃいかんのが面倒くせえ……w これ、
“最大サイズのオスは、大きなメスからしか生まれない”
という不文律があるためにそうせざるを得ないんだけど、操作がそれほど洗練されているゲームではないので、ちょっと面倒なんだよねえ。
なんてことを考えながら、交配させたせいだろうか。
オス、オスときて、つぎに生まれたのは……!
あ!! メスだ!!
これでとりあえず、繁殖に使えるメスが2匹になったぞww それだけで、作業効率が倍になるってもんだww
そして、生まれたばかりのメスを交尾させて誕生したのが……!
おお!! またメスだ!! これで繁殖に使えるメスが3匹になったぞwww
そこでつぎは、こいつを交尾させると……!
!?ww またメスかよ!! ボチボチ、でかいオスも欲しいんだけど!!!
でも仕方ないので、このメスも交配に使ったら((゚Д゚;))
!?!?! ぎゃあ!! またメス!!! 4連発かい!!!
これも、“カブトクワガタあるある”のひとつなんだよな……。
オスが欲しいときに限ってメスばっか生まれ、メスが欲しくなるとオスのターンになるという……w
今回もその流れに乗ったのか、
ようやくオスが生まれて「ほっw」と胸をなでおろしたものの、つぎは……w
またメスに戻りやがった!!!ww どういうバランスになってるんだいったい!!!
なのでもう、開き直って、
「そういうことなら、MAXサイズが生まれるまでメスでいいわ。そのほうが、返って近道かもしれんしね」
↑こんなことを考え始めた途端に……w
オス~~~~ん……w
おっさ~~~ん……ww
って、今度はオスばっかかよ!!!
なかなか思うようにいかないタランドゥスツヤクワガタの交配だけど、その結果は……?
続く。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『カブトクワガタ』公式ツイッター:
https://twitter.com/kabukuwa_info
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