相手も律儀なヤツで……
オウゴンオニクワガタの突然変異種を作ることをあきらめ、見切り発車のような形で“激ムズ!ついか虫記念大会”に3回目の挑戦をすることにした俺。前回の記事で書いた通り、
1回戦の相手は、またもや最大のライバルと想定しているタケル……! 事実上の決勝戦が、またもや初戦で実現してしまった感じだ。
そして、先鋒戦が始まったわけだけど……!
我が軍から送り出されたのは、繁殖させたばかりのオウゴンオニクワガタ!! 技“すばやさアップ”を持っているので、いざというときに頼りになるヤツだ!! 対するタケルは、自慢のヘルクレスヘルクレスのリッキーブルー。ただし、1回戦ってこともあってか突然変異種ではない。ここに付け入る隙があるに違いねえ!!ww
で、最初の殴り合いが始まったんだけどさ……。
……ここから、まるでスクショをコピペで使っているような描写が続くんだけど、決してそんなことはないので覚悟して見てほしい。これ、すべて実際に行われたブン殴り合いなのである。
先手である我が軍のオウゴンオニクワガタは……!
最大攻撃力の94で殴る!! 対するタケルのリッキーブルーは……!
こちらも同じく94!!!
この2匹、目押しルーレットの数字がまったく同じなので、勝負を決する要素は“相手のミス”しかないのがキツい!!
とはいえ、こちらが94を出し続ける限り負けることはないので、いまは目押しルーレットに集中するのみだ。
2回目は……!
よし!!! きっちりフルパワー!! しかし、相手も……!
くっ……! ミスらねえな……。
このへん、AIのバランス調整次第だと思うが、この激ムズ大会に関してだけは『カブトクワガタ』はかなり厳しい。
続く3回目も……!
速い回転になんとかついていった老境ムシ使い、「はあはあ!><」と荒い息を吐きながら94で止める!! でもぼちぼち、目が回ってきた!!!
しかし、リッキーブルーもしたたかで……。
かーーー!!! まだ付いてくるんかい!!!
4回目……。
よ、よし……!!>< なんとか94が出せた……!!! でももう、目押しはかなりテキトーに……(((( ;゚Д゚))) そろそろ手を緩めてくだせえタケルさん!!!(懇願)
って、まだ94出すの!? 一生終わらないんですけどこの戦い!!!
でもここで、ついに俺の集中が切れる。
ギュンギュンと高速回転するルーレットに目がついていかなくなって……!!
「がっは!!!」
吐血しながら出したのは、2番目の攻撃力である75(((( ;゚Д゚))) 嗚呼……!! なんたることだ……! ここまでがんばったのに、先手を取られてしまうぅぅおおおお!!!
圧倒的有利に立ったタケルが、舌なめずりしながら出したのは……!
なんで75出すねん!!!!(驚) つつつ、付いてくんなよ!!!>< これじゃあ、マジで1回戦が一生続くんだけど!!!ww どうにかしてくれえええ!!!
泥仕合、まだまだ続く。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『カブトクワガタ』公式ツイッター:
https://twitter.com/kabukuwa_info
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