細部をチェック!
2023年12月15日に配信された『カブトクワガタ』のダウンロードコンテンツ第4弾、
“逆襲のマルイクスセット”
の詳細について連日記事にしている。
前回はその一翼を担う“マルスゾウカブト”を徹底解剖したので、
今回は……! もう一翼である“ユダイクスミヤマクワガタ”を紹介していきたいなと!! そのように思っている次第であります!!
さて、ユダイクスミヤマクワガタ……なんて名前、ムシに関しては門外漢の俺は初めて聞いたんだけど、ヨーロッパ最大の昆虫である“ヨーロッパミヤマクワガタ”の亜種にあたり、シリアやトルコの国境付近に分布しているという。同じくヨーロッパミヤマクワガタの亜種である“アクベシアヌスミヤマクワガタ”と並ぶ世界最大のミヤマクワガタで、オスの最大サイズは105mmにも達するそうだ。
しかも! 頭部が肥大化するように大きくなり、顎を含めると体長の半分にも達するというから驚きである。全身が白い毛で薄く覆われているのも特徴で、くすんだ赤茶色をしているムシである……と。
ここで、
「そう言えば……!」
と思い出したのが↓こちらの写真。
今年の夏に出向いた大昆虫展で見た、アジアのミヤマクワガタの標本である。ここにユダイクスミヤマクワガタがいるのかどうか、俺には判別できないんだけど、左上の超ドデカい2匹などは、このあとにお見せする『カブトクワガタ』の図鑑画面とソックリなんだよなーーー。これ、マジでユダイクスミヤマクワガタなのではなかろうか。
ということで、『カブトクワガタ』上でのユダイクスミヤマクワガタをお見せしよう。もっともわかりやすい角度の写真が↓こちらだ。
おおお……!
上の解説文で書いた通り、顎を含めた頭部がめっちゃ巨大www “頭大”と言ってしまっていいと思うわ。
真上から撮影しても、その頭のデカさが際立つのなんの。
自然のムシとは思えないほど、バランスが悪い……! でも、攻撃に全振りした戦士みたいで、ちょっと厨二心をくすぐられるのも間違いないところだ。
そんな、ユダイクスミヤマクワガタの4面図が↓こちらであります!
やっぱアゴがやべぇな……w 日本のミヤマクワガタもイカついけど、その比じゃないっていうか……。
ちなみに、日本のミヤマクワガタが↓これなんだけど……。
こいつもかなりの迫力だけど、頭部の大きさとアゴの長さが違い過ぎる。住んでいる場所が違うと、同じ種や属でもこんなに見た目が変わってくるんだなぁ~~~!!
そんなユダイクスミヤマクワガタも、どこかのご神木にレア色がいるはずだ。
今後は大いに繁殖させつつ、レア色探しも積極的に行っていこうと思います。
続く!
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『カブトクワガタ』公式ツイッター:
https://twitter.com/kabukuwa_info
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