総勢56人が出演する大ボリュームな2時間!
2023年10月8日、セガ×Colorful PaletteのiOS/Android向けアプリ『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』において、ゲーム内イベント“コネクトライブ 3rd ANNIVERSARY Memorial Stage”が実施された。
コネクトライブとはキャラクターの動きやMC、トークをリアルタイムに配信する最新鋭のバーチャルライブ。この日の公演は、全6ユニット、26人のキャラクターと、各セカイのバーチャル・シンガー全30人が集い、なんと合計で56人が出演するという、『プロセカ』3周年にふさわしいスペシャルな内容となった。
毎回、ユニットの特色が色濃く出るコネクトライブだが、全ユニットが集まるというこの公演はどんなステージになるのか? 期待を胸に、コロコロオンラインプロセカ班も14時からの公演にお邪魔してきたぞ!(※昼、夜の2公演が実施)
▲待合エリアも3rd ANNIVERSARY仕様に装飾されていたぞ!
会場に入ってからしばらくすると、MORE MORE JUMP!のメンバー4人から開演前アナウンスが……!!
そして場内が暗転し、来場者のテンションが最高潮に達したところで……! 各ユニットの思い出のシーンが散りばめられたオープニング映像が上映された。
それが終わると、2周年の衣装をまとった初音ミク、星乃一歌、花里みのり、小豆沢こはね、天馬司、宵崎奏の6人がステージに登場! 2周年アニバーサリーソング『Journey』(作詞・作曲:DECO*27)を披露した。
1曲目からクラップやコール&レスポンスが盛りだくさんで、観客は大盛り上がり。会場をしっかりと温めてくれた。
そして2曲目は……なんとなんと、初音ミクと巡音ルカによるデュエット『ワールズエンド・ダンスホール』(作詞・作曲:wowaka)。これ、非常に予想外の選曲で、びっくりした人も多かったのではなかろうか。
というのも『ワールズエンド・ダンスホール』は、2010年にニコニコ動画で公開された言わずと知れた神曲。それを令和のこの時代に、新しい魅力を纏ってステージで魅せてくれるのは『プロセカ』ならではの粋な試み。運営からの、ボカロPへのリスペクトを確かに感じる一幕だった。
さあここから、各ユニットの登場だ。
最初に登場したユニットはLeo/need。今回ライブで披露されるのは、各ユニット、メンバーにとってとても大切な曲『untitled』から始まる計5曲が、特別編集されたメドレーになっていた。
needLe(作詞・作曲:DECO*27) |
ステラ(作詞・作曲:じん) |
「1」(作詞・作曲:164) |
the WALL(作詞・作曲:buzzG) |
Flyway(作詞・作曲:halyosy) |
レオニの象徴的楽曲である『needLe』(作詞・作曲:DECO*27)を皮切りに、『プロセカ』の原点のひとつとも言える『ステラ』(作詞・作曲:じん)、そして『「1」』(作詞・作曲:164)、『the WALL』(作詞・作曲:buzzG)、『Flyway』(作詞・作曲:halyosy)と、彼女たちならではのバンドサウンドが続けざまに奏でられた。その際、ステージに設置された大型スクリーンにはキーストーリーの象徴的シーンが映し出され、この3年間の思い出を喚起する役割を果たしてくれたのだ。
▲コネクトライブ特有のMCがここでも炸裂。メンバーが観客のコメントを拾ってくれるのも、いまやおなじみのシーンとなった。「いっちゃんかっこいい」、「待ってたぜこの時を」など熱烈な応援が飛び交っていたぞ。
そして、最後にフルバージョンで披露された曲は『星を繋ぐ』(作詞:一二三、作曲:40mP)。
強い絆で結ばれているレオニのメンバーが見事に歌い上げた……そのとき、ライブ会場の空に流星群が降り注ぐ――。レオニの3年間の歩みを思い出させる素敵な演出に、涙した観客も少なくなかったに違いない。プロとして歩き始めた彼女たちの今後が、とても楽しみなライブとなった。
つぎに登場したのは、Vivid BAD SQUADだ。
Ready Steady(作詞:q*Left、作曲:Giga) |
RAD DOGS(作詞:q*Left、作曲:八王子P) |
Flyer!(作詞・作曲:Chinozo) |
仮死化(作詞・作曲:遼遼) |
下剋上(作詞・作曲:Misumi) |
『untitled』だった『Ready Steady』(作詞:q*Left、作曲:Giga)をオープニングに、『RAD DOGS』(作詞:q*Left、作曲:八王子P)、『Flyer!』(作詞・作曲:Chinozo)、『仮死化』(作詞・作曲:遼遼)、『下剋上』(作詞・作曲:Misumi)と、いかにもビビバスらしいクールでオシャレなサウンドが、特別編集された切れ目ないメドレーで披露された。息をつかせぬ歌唱とダンスは、まさに圧巻の出来だった!
▲“青柳さんち家の猫”というハンドルネームの方からのコメントを受けて、青柳冬弥は超真面目に「猫は飼っていない」と回答。いかにも冬弥らしい受け答えに、ほっこりした人も少なくないはず!
そして! ビビバスのステージの最後に披露されたのは、フルバージョンの『リアライズ』(作詞・作曲:柊マグネタイト / C’Na)
交差するライトと炎の演出が、めちゃくちゃストリートっぽくてかっこよかった!! 今後のビビバスからも目が離せない……! そんなインパクトを観客の心に叩き込んだ見事なステージだった。
ビビバスに続いてステージに現れたのは、バーチャル・シンガーのMEIKOとKAITO。
ここでは、KAITOのピアノに合わせてMEIKOがセクシーに『on the rocks』(作詞・作曲:OSTER project)を艶っぽく歌唱。この2人だからこそ出せる大人な雰囲気に、会場は一気にムーディーな空気に……。
おつぎは、25時、ナイトコードで。の出番。
悔やむと書いてミライ(作詞・作曲:まふまふ) |
ロウワー(作詞・作曲:ぬゆり) |
ノマド(作詞・作曲:バルーン) |
バグ(作詞・作曲:かいりきベア) |
ザムザ(作詞・作曲:てにをは) |
彼女たちもレオニやビビバスと同様、この日のために特別に編集されたニーゴを象徴する5つの楽曲をメドレーで披露していく。『untitled』から生まれた『悔やむと書いてミライ』(作詞・作曲:まふまふ)を皮切りに、『ロウワー』(作詞・作曲:ぬゆり)、『ノマド』(作詞・作曲:バルーン)、『バグ』(作詞・作曲:かいりきベア)、『ザムザ』(作詞・作曲:てにをは)と続く印象的な流れ。しっとりとした曲が似合うニーゴだが、じつは激しい楽曲も多いというメリハリの効いたステージに、観客は魅了されっぱなしとなった。
▲「みんなといっしょに歌が歌いたい」という朝比奈まふゆ。メンバー1人1人にとって、ニーゴという場所がとても大切なものだということがわかる、心に響くMCが展開されたのだ。
そして、ニーゴのステージの最後に歌われたのが『演劇』(作詞・作曲:ナノウ)。
この曲に合わせて、糸につながれていたり、仮面が割れるような演出もあって、見る者の脳裏にニーゴのキーストーリーで見た衝撃のシーンがフラッシュバックしたのではなかろうか。それでも、絶望ではなくどこかに希望を感じさせるステージ……。彼女たちなら、何があっても乗り越えていけるだろうと思わせてくれる内容だった。
ニーゴに続いてステージに現れたのは、打って変わって天真爛漫なバーチャル・シンガー、鏡音リンと鏡音レンだ。ふたりはデュエットで『リモコン』(作詞・作曲:じーざす)を熱唱。
黄色に染まったステージ上を、元気いっぱいに端から端まで走りまわるリンとレン。飛んで跳ねてというかわいいダンスで、会場を大いに盛り上げてくれた!
その流れを引き継ぐように、登場したのはワンダーランズ×ショウタイム。
セカイはまだ始まってすらいない(作詞・作曲:ピノキオピー) |
potatoになっていく(作詞・作曲:Neru) |
にっこり^^調査隊のテーマ(作詞・作曲:じーざす) |
Mr. Showtime(作詞・作曲:ひとしずく×やま△) |
箱庭のコラル(作詞・作曲:koyori) |
まずは他のユニットと同様に、『untitled』から生まれた『セカイはまだ始まってすらいない』(作詞・作曲:ピノキオピー)をスタートに、元気でわんだほいな5曲のメドレーを“魅せて”くれたのだ。『potatoになっていく』(作詞・作曲:Neru)、『にっこり^^調査隊のテーマ』(作詞・作曲:じーざす)、『Mr. Showtime』(作詞・作曲:ひとしずく×やま△)、『箱庭のコラル』(作詞・作曲:koyori)……と続くその流れはまさに、笑いと涙に包まれていたワンダショのストーリーを走馬灯のように思い出させるもの。
▲司の「みんなからのコメントを代弁するからには全力で演じなければ」という言葉を聞いて、寧々がとても頑張ったMC内容となっていた。これにはファンもにっこり。
そのメドレーの流れを汲んで最後に披露されたのは『キラピピ★キラピカ』(nyanyannya(大天才P))。
再びワンダショの面々が足並みを揃えて活動をスタートさせた、アップデート前のキーストーリー最終話で涙した人も多かったはず! そのストーリーに書き下ろされた楽曲だが、あまりにもかわいらしい振り付けと、キラキラとした舞う星の演出もキュートで、とてもステージ映えした内容となっていた。
そして……! トリを飾ったユニットはMORE MORE JUMP!
アイドル新鋭隊(作詞・作曲:Mitchie M) |
モア!ジャンプ!モア!(作詞・作曲:ナユタン星人) |
ワールドワイドワンダー(作詞・作曲:TOKOTOKO) |
フロート・プランナー(作詞・作曲:Heavenz) |
私は、私達は(作詞・作曲:Guiano) |
『untitled』だった楽曲、『アイドル新鋭隊』(作詞・作曲:Mitchie M)から始まったメドレーは、まさにアイドル全開でこの日の長丁場をシメるのにピッタリのものに!! 『モア!ジャンプ!モア!』(作詞・作曲:ナユタン星人)、『ワールドワイドワンダー』(作詞・作曲:TOKOTOKO)、『フロート・プランナー』(作詞・作曲:Heavenz)、『私は、私達は』(作詞・作曲:Guiano)と続く王道の流れに乗って、画面に向かって激しくコールをしてしまった人も少なくないのではなかろうか。
▲「いつも希望をありがとう」、「元気と笑顔をありがとう」など、ファンからの感謝の気持ちが、モモジャンのもとにたくさん届いていた。「もっと希望を!」というモモジャンの想いとパフォーマンスは、しっかりみんなに届いているようだ。
そんなモモジャンステージの最後に披露されたのは、いかにも仲間想いな彼女たちらしいオリジナル楽曲、『チームメイト』(作詞・作曲:HoneyWorks)。
曲中に入っていたモモジャンメンバーによる掛け合いは、このメンバーに出会えたことを喜び、これからもいっしょにいよう……という内容で、まさにモモジャンのこれまでの歩みを象徴するもの! アイドルらしく会場を歌とダンスで魅了し、観客とほどけない結び目をしっかりと作ったのであった。
そして、コネクトライブはいよいよアンコールへ。まずはバーチャル・シンガーの6人がステージに登場し、『アイムマイン』(作詞・作曲:halyosy)を披露した。
これは、進級を記念した全ユニット書き下ろし楽曲の第1弾で、バーチャル・シンガーが歌う曲だ。この3年間、ずっと彼らに寄り添ってサポートしてきたバーチャル・シンガーのみんなが、6人がそろってお披露目するステージは圧巻で、これを見た多くの人が改めて、自分の“ボーカロイド愛”を再認識したのではなかろうか。
つぎがいよいよオーラス!! アンコールの2曲目で奏でられたのはもちろん……! 3周年アニバーサリーソングである『NEO』(作詞・作曲:じん)だ!
3周年を記念して作られた衣装を身にまとった、初音ミク、星乃一歌、花里みのり、小豆沢こはね、天馬司、宵崎奏の6人がステージに登場! その背景では紙飛行機が飛ぶ演出があったが、これは彼らだったらどこまでも飛んでいける……ということを象徴していたのだろうか。そんなことを考えさせられる、じつに印象的なステージだった。
▲あまりの供給の多さに燃え尽きて倒れる筆者
以上で、2時間に及ぶ大規模ライブは終了! 『プロセカ』がこれからも精力的にイベントを開催していくことをアピールするかのような強烈な内容だったが……コロコロオンラインプロセカ班はもちろん、どこまでもついていって情熱的な記事を書き続けます!! そんな、自分の想いを再確認することができた、素敵なひとときでした。
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ボカロPインタビュー連載 |
1周年ボカロPインタビュー |
タイトル概要
プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク
■対応OS:iOS/Android
■App Store URL:https://itunes.apple.com/app/id1489932710
■Google Play URL:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.sega.pjsekai
■配信開始日:配信中(2020年9月30日(水)配信)
■価格:基本無料(アイテム課金あり)
■ジャンル:リズム&アドベンチャー
■メーカー:セガ/ Colorful Palette
■公式Twitter:https://twitter.com/pj_sekai