【カブトクワガタ日記】第147回 このムシは……メス?

意外すぎるその色は

 3ヵ所目の戦場となる、村のご神木におけるレア遺伝子探しが始まった。

 前回の記事では、9月8日現在で俺が所有している“村のご神木ムシ”たちの現状をお知らせしましたけどね。

 思った通り、いまのところは、変わった遺伝子はほとんど所有していないってことだけがわかった!!!ww つまりここでも……最初のご神木、謎のご神木と同じく、イチからムシ探しをしないといけないってことだな!!!ww

 まあでも、そのほうがわかりやすくていいわ。いきなり、

 「ヘルクレスオオカブトの“リッキーブルー”だけ捕まえてくれや」

 とピンポイントで言われてしまっても困るし。……いや、リッキーブルーもそのうち見つけなきゃいけないんだけど、やっぱりジワジワと、過程を踏んで到達したいからなー。

 てなわけでやってきました、村のご神木に。

 調査するロケーションはもちろん、

 “夜”である。そのほうがカブト&クワガタの活動も盛んなので、ひと通りの遺伝子と出会うことができるだろう。

 さて、まずはどのムシをターゲットにしようかな。

 ピピピピピ……っとサーチをしていったところ……。

 お! なんかいた!!

 見たところ……いかにもザコい色をしている感じだけど(失礼)、これまでの経験上、最初はあまり選り好みをせずに片っ端から捕まえたほうがいい(と思う)。なので、このムシも……!

 あ……w やっぱりすでに所有済みの、遺伝子“オレンジ”のセアカフタマタクワガタだ。とはいえ、売られたケンカは買ってくれようではないか。

 ……まあ、俺が来なければセアカフタマタクワガタは平和に暮らしていたと思うので、場を乱しているのは思いっきりこっちのほうなんだけど(苦笑)。

 まあ、それはいいや。

 セアカフタマタクワガタはつよき(赤)のムシなので、こちらは……!!

 ダウンロードコンテンツ第2弾で実装された新戦士、アクティオンゾウカブトを惜しげもなく出そうではないか!!! いけ!! アクティオン!!!(かっこいい)

 しかしここから、バトルは意外な様相を見せる。アクティオンゾウカブトはフルパワーの88で殴ったのは当然なんだけど……!

 対するセアカフタマタクワガタは……!

 お……?? 21だと??

 確かに、まだまだ差はある。でも、謎のご神木までは敵の攻撃力って“7”とか“13”とかばっかだったので、それよりは強くなってきたような……?

 勝負の2本目に至っては……!

 アクティオンゾウカブトはミスって(俺がミスったんだけどw)、攻撃力は75。一方のセアカフタマタクワガタは……!!

 !!! 42!!? な、なんか……急に肉薄してきたんだけど!!!ww

 アクティオンゾウカブトは、

 エラソーに勝利の雄叫びをあげていたけど、そんな威張れるほど完勝じゃねえから(苦笑)。ここからは油断できねえぞマジで……。

 さて、とりあえずセアカフタマタクワガタをゲットしたので、しばらくはこのムシにターゲットを絞ってムシ集めをしていこうかな。

 そんな方針を決めかけた矢先……!

 ふと、木の枝に隠れたムシを見つけてサーチしたんだけどさ。

 これ、最初はメスのクワガタかと思ったのよ。黒いし、腹が細いし。

 なので、このままリリースしようかと考えたんだけど、文字通りムシの知らせか、

 「一応、アップにして見てみるかな」

 ↑このように考えて、詳細を確認してみたのだ。

 そ、そしたら……!!!(((( ;゚Д゚)))

 以下、次回。

 

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『カブトクワガタ』公式ツイッター:
https://twitter.com/kabukuwa_info

(C)2023 小学館・うえむらひろし