◆こいつを見たかった!
なんとなく、謎のご神木を舞台にしたレア色探しも……大詰めに向かってきたような気がする!!
というのも、前回の記事の最後でちょっとだけ触れたんだけどさ……!
ずっと、マニア人気の高いグラントシロカブトを3色そろえようと躍起になっていたんだけど、出るムシ出るムシ……!
これは……まさにグラントシロカブト。
こいつはおそらく……グラントグレーカブト((゚Д゚;))
こんな、地味なやつばっか……!
いくら探しても、グラントアカカブトとかグラントミドカブトとか、はたまたグラントキンカブトなんて1匹も出てこねええええ!!!><
……って、それは当たり前か。グラントキンカブトとかグラントギンカブトなんてのを見つけた日には、新種発見で大騒ぎになっちまうかな……w
こんな感じで、いくら探しても遺伝子“しろ”か遺伝子“グレー”しか見つけることが出来ず、徐々に、
「もしかして……! 『カブトクワガタ』に登場するムシの遺伝子の数って、ムシによってバラつきがあるのでは……!!!((゚Д゚;)) コクワガタみたいに4色いるのもあれば、2色しか存在しないムシもいたりして……!!!」
↑こんな、恐るべき仮説が首をもたげてくる。これが事実だとすると、ここまでのムシ探しの歩みが根底から覆されてしまう恐れがあるので、どうにかしてグラントシロカブトも3色目を見つけたいんだけど……?
……ってなタイミングで目の前に現れてくれたのが、↓こちらの個体だったのである!!!
ぬう……!! 闇夜に浮かぶ、見慣れぬ色のグラントシロカブト……!!
これは、パッと見たところ白でもグレーでもないような気がする。
でも、煌々と照らしてくる月明かりが外殻で反射して、ちょっと変わった色に見えているだけかもしれん……!
これまで何度、そうやってぬか喜びさせられてきたか……!
そんな体験が、俺を疑心暗鬼にしていたのである。
「そう……! 期待してはダメだ!!!」
なんて言いながらも、ドクドクと跳ねる心臓の鼓動は止まらない。それは言葉とは裏腹に、51歳のおっさんが大いにときめいてしまっている証でもあった(苦笑)。
はたして、この謎の色をしたグラントシロカブトの詳細を見てみたらだなぁ……!!!
!!!!! ききき、キタッ!!!! ついに見つけたぞレア遺伝子!!!
このグラントシロカブトは……ブルー!!!
つまり……グラントアオカブト(そんなのいないけどw)を見つけてしまったんじゃぁぁああああ!!!!www
さあたいへんだ。こいつはエラいことになったぞ。
ここまでまっっっっったく出現しなかったことを鑑みれば、ブルーは明らかにグラントシロカブトのレア色だ。仮に4色目がいるのだとしても、このブルーの希少価値は棄損されるものではなかろう。
となれば……! 逃してはならぬ!!! このチャンスで必ずや、グラントアオカブトをゲットしてくれようではないですか!!!
てなわけで、バトルスタート!!!
グラントシロカブトはちょうわ(緑)の性格をしているので、我が軍から出撃させるのはもちろん……!!
そう!!! ダウンロードコンテンツ第1弾として登場以来、つよき(赤)の切り込み隊長として酷使されまくっているコーカサスオオカブト君しかいない!!!www
そして……!!
夜目にも鮮やかな、青い色をしたグラントシロカブト捕物帳が始まったw
続く。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『カブトクワガタ』公式ツイッター:
https://twitter.com/kabukuwa_info
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