Chinozoさんがトークに出演!
コロコロオンラインが追いかけ続ける、セガ×Colorful PaletteのiOS/Android向けアプリ『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』の配信2.5周年を記念したリアルイベント、“クリエイターズフェスタ2023”が、6月3日、4日に秋葉原UDXで盛大に開催された!
このイベントは、プロセカに参画するボカロPをはじめとする数々のクリエイターと、熱心に遊び続けるファンを“つなぐ”ことを目的とした祭典で、会場は午前中から多くのユーザーで超満員に……!
会場となった秋葉原UDXの3フロアーを使って、クリエイターとユーザーによる関連イラストの展示会、プロセカに楽曲が収録されているボカロPによる“音楽販売イベント”、そして有名ボカロPやプロセカの声優が登壇してのトークライブなど、数々の魅惑のコンテンツで来場者をもてなしてくれたのだ。
ここでは、我々取材班が訪れた6月3日の会場の様子を写真で振り返ってみよう。
▲プロセカのイベントではすっかりおなじみとなった感のある“イラスト展”。プロのクリエイターとユーザーによるプロセカ関連イラストが100枚以上も展示されている。そのクオリティーは圧巻のひと言で、1枚たりとも漏らすまいと写真に収めている来場者が多かった。
▲各ユニットの集合イラストや、記念撮影用のパネルも用意されていた。このへんのユーザーフレンドリーさは、さすがプロセカ運営って感じ!
▲メッセージボードも用意されており、来場者はこぞってプロセカへの熱い思いを書き込んでいたぞ!
▲物販コーナーで目を引いたのが、先日発表されたプロセカ初のボードゲーム『セカイの宝石箱』の体験コーナー。神経衰弱のように裏になったカードをめくりながら、セカイに散らばった宝石を集める……という、簡単ルールでスピード感ある対戦が楽しめるカードゲームだった。体験コーナーはかなりの賑わいで、昨今のアナログゲームブームも後押しになって話題になる予感が……! 5月24日から予約がスタートしていて、価格は3850円(税込)。一般発売日は10月31日を予定しているぞ。
クリエイターズフェスタ2023の目玉コンテンツとなっていたのが、プロセカに楽曲が収録されているボカロPによる音楽即売イベント、“プロセカクリエイターズマーケット”だ。ここでは、コロコロオンラインで大好評連載中の“ボカロPインタビュー”にご登場いただいた有名ボカロPの多くもブースを展開し、自身が作られているCDやグッズ販売を行っていたのだ。たとえば、sasakure.UKさん、ピノキオピーさん、YASUHIROさん、aqu3raさん、市瀬るぽさん、いるかアイスさん、加賀(ネギシャワーP)さん……そして、これからボカロPインタビューを公開予定となっている方々も!
思った通り、今回の祭典でもっとも来場者でごった返していたのはこのエリアで、ボカロPの人気の高さを再認識させられたのである。
そして……!
別会場のステージでは、ボカロPとキャストによるスペシャルトークライブも実施! YouTubeでも無料配信されていたので見た人も多いと思うけど、ここでは我々取材班が実際に会場で見ることができた、6月3日15時から行われた、“Chinozo×秋奈×清水藍”の模様を振り返ろう。
Chinozoさんはご存じの方も多いと思うけど、プロセカのユニット“Vivid BAD SQUAD(ビビバス)”にオリジナル楽曲、『Flyer!』を提供している有名ボカロPで、代表曲のひとつである『グッバイ宣言』は1億1000万回以上も再生されている名曲となっている。秋奈さんは、ビビバスの小豆沢こはね役の声優で、前述の『Flyer!』でも力強い歌声を披露しているのだ。
清水藍さんのMCで進行したトークショーで、とくに印象的だった部分を抜粋して紹介しよう。
●ChinozoさんはどうしてボカロPになったのか?
Chinozo もともとギターをやっていて「音楽で食べていきたいなぁ」と思っていた時期があったんですけど、難しかったんです。でも、もっとうまくなりたかったので、いろんな楽曲を聴いていました。で、当時レンタルショップでいろいろ借りている中で、たまたまボカロの楽曲があったんです。ボカロが出始めた最初期ですね。それがもう、めちゃくちゃよくて。スゴいな! ってなりまして、気が付いたら自分でもボカロで曲を作っていました。そのころ、とくにハマっていたのは、“みきとP”さんと“はるまきごはん”さんです。
●『Flyer!』というタイトルについて
Chinozo ビビバスには“夢を超える”というテーマがあるじゃないですか。RAD WEEKENDを超えるというね。こはねちゃんも「超える」と明言していますけど、超える……とか“壊す”という表現より、彼女はもっと優しいほうがいいなと思って。そこで“飛ぶ”という表現が浮かびました。でも飛ぶってひとりじゃなく、“気流”があったらみんなを飛ばすことができるじゃないですか。そこで、みんなを飛ばすという意味を込めて、上昇気流の『Flyer!』と付けました。
秋奈 初めて知りました……! タイトルに込められた想いについては収録のときにも聞かなかったので、いま「こんな意味があったんだ……!」と知れてうれしくなりました。収録のときは、ただただ「なんて曲なんだろう……!」と思いながら歌っていたので。『Flyer!』は、ビビバスのみんなで歌うのにピッタリの曲。こはねちゃんがメインのイベントですけど、みんなで歌ったからこそ完成した曲だと『Flyer!』については思います。なので、いっぱい練習して収録に臨みました。
●キーワードとなる歌詞は?
Chinozo 上昇気流がキーワード。みんなでライブハウスにいってステージを見たとき、こはねちゃんが「ステージに立ちたい」って言うじゃないですか。それまで、僕の感覚だとビビバスのメンバーも観客目線でいたと思うです。でもこはねちゃんのひと言で、みんなをステージに上げた。それはまさに、彼女の上昇気流がそうさせたんじゃないかなと。ですので、上昇気流がキーワードです。
清水 彼らと同じように、昔といまとで見ている景色は変わりましたか?
Chinozo 変わりました! うまく言葉にできないんですけど、間違いなく変わりましたね。
●ボカロ曲は、どうやって作っているの?
Chinozo お風呂に入っているときに曲が降りてくる感じですかね。最近はサウナにハマっているので、そこでリラックスしていると曲を思いつくんです。どっちにしてもお風呂ですけど(笑)。お風呂で適当に歌っていたら、なんとなく曲になったりとかもします。
●『Flyer!』を歌ってみて
秋奈 ストーリーをめちゃくちゃ読み込んで、勉強してから収録に挑みました。すごく緊張していたんです。Chinozoさんも来てくれたので、余計に……! この曲を作ってくれた方に恥じぬ歌唱をしなければと、すごくドキドキしながら収録に臨んだんですね。するとChinozoさんが、死ぬほど褒め倒してくださって(笑)。(低い声で)「うん! いい!」って言葉しか聞かなかった気がします(笑)。
Chinozo 本当によかったんです。収録に立ち会わせていただいたのって初めてで、心からビックリして。「こんなにうまいんだ!!」と。「めちゃくちゃすげえ!!」と思いました。
●ボカロPになりたい人にアドバイス
Chinozo あまりないんですが、とりあえずやってみるしかないです。自分の世界を表現したいなっていう人は、僕がそうだったんですけど、ギターを弾いてコピーをするときに、そのままマネするのではなくちょっとオリジナリティーを入れて弾いてたりしました。でもそのときに、「これをやるくらいなら、自分で曲を作ったほうがいいやん」と思ったんですね。でも面倒くさくてなかなか踏み切れなかったんですけど、いざやってみたら……めちゃくちゃハマって。なので、まずは自分の気持ちに正直になって、とりあえず踏み込んでみることが大事だと思います。踏み出す1歩が重要です!
●オリジナル曲のテーマは、どういうときに思いつく?
Chinozo 本当に日常、歩いているときとかに思いついたことを曲にする感じですかね。音楽って、ふだん言葉にしにくいことを表現する手段でもあるじゃないですか。吐き出せないことを音楽にしているところもあります。
●「飛び越えたい!」と思っている人にひと言
Chinozo 「飛び立てば 正解!」(※『Flyer!』を象徴する歌詞。会場から万雷の拍手)
秋奈 (こはねの声で)「と~びたてば 正解!」(※『Flyer!』の一説を歌唱。会場から超拍手!)
有名ボカロPの生の声、考え方を聞けた貴重な機会。来場者も生配信を見た人も、大満足だったのではないでしょうか!
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ボカロPインタビュー連載 |
1周年ボカロPインタビュー |
タイトル概要
プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク
■対応OS:iOS/Android
■App Store URL:https://itunes.apple.com/app/id1489932710
■Google Play URL:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.sega.pjsekai
■配信開始日:配信中(2020年9月30日(水)配信)
■価格:基本無料(アイテム課金あり)
■ジャンル:リズム&アドベンチャー
■メーカー:セガ/ Colorful Palette
■公式Twitter:https://twitter.com/pj_sekai