いろんなパターンがありまして
『ティアキン』で冒険をしていると、ハイラルの大地……だけじゃなく、空島だろうが地底世界だろうが少なくない頻度で↓このような状況に出くわすと思う。
そう! 毎度おなじみ、友達とはぐれちゃったコログ族!!
彼らはホンッッッッッ……………トに、ありとあらゆる場所で友達とはぐれてくれやがって、しかもことごとく、
「疲れちゃってェ……ぜんぜん動けなくってェ……」
自分で動く気、1ミクロンもナシ((゚Д゚;))
よってリンクは、手を変え品を変えてコログ族を運ぶ方法を考案し、友達ふたりの再開を実現してあげないといけないのである。
ちなみに第2回目の記事で、全プレイヤーが最初に出会う“友達君”(俺はこのコログをそう呼んでいるのだw)について書いたけど、
『ティアキン』を始めたばかりのころはどうにも動かせなかった彼も、ウルトラハンドを覚えたあとに……!
ツイーーーーーーwww
コログ族の近くにわざとらしく落ちていた部材を使い、ご覧のような簡易ゴンドラを作って彼方の友達のところまで運んであげた。
これで、とっても貴重で超絶有用な“コログの実”をふたつももらうことができる。コログ族2名の宿願を果たしてあげたから……ってことで、2個くれるんだろうなあw
コログの実はたくさん集めると、じきに出会う↓こちらの……!
ボックリンに、武器ポーチ、弓ポーチ、盾ポーチのいずれかを拡張(1回につきアイテム1個分)してもらうことが可能なのだ!! 『ティアキン』においては武器も弓も盾も消耗品で、使っていると驚くほど簡単に壊れてしまう。なので、どれも1個でも多く所持しておきたいんだけど、ゲームスタート時のポーチは情けないほど小さく、ほとんどモノが入らないので、ボックリンを使った拡張は安全・安心な冒険を担保するためには何にも勝る急務なのである。
なので友達君を発見したら、重要ミッションの途中だろうがヤバい敵に追われていようが、
「ちょっとタンマ!! 殴るなら、友達君を運んでからにして!!!><」
敵に休戦を申し入れて(聞き入れてくれないけど)、真っ先に運んでしまうのが“大吉の行動”と言えると思う。
しかし前述の通り、友達君の運搬はひと筋縄ではいかない。遠い距離を運ぶのは序の口で、やたらと高低差のあるところに連れていく必要があったり、激流の向こうにいたりと、オマエ最初から友達についていく気がなかっただろ的な場所で、「友達のところに行きたいよぉ」とわめいている場合がほとんどなのだ。
そんな例を、いくつか紹介しよう。
ぶっちゃけ、ここでお見せするのは序盤に出会った友達君のほんの一部で、このほかにもさまざまなパターンがあることを先に言っておきたい。後日、このシリーズの第2弾、第3弾を書けたら幸いであります。
コログ族運搬のミッションは、そのほとんどの場合、
友達君のそばに、問題解決に紐づきそうなブツが転がっていることが多い。たとえば、
エノキダ工務店の、街復興用の建築資材。こいつと、愛馬を使えば……!
なんか……怪談『累ヶ淵』に出てきそうな戸板に車輪を2個くっつけただけの粗末な荷車だけど(苦笑)、これでも友達君を運ぶくらいだったら余裕で……!
こなせる!!ww どうだどうだ!!ww 楽チンだろ!?ww
……が。
あ((゚Д゚;))
馬のスピードを出し過ぎて石に乗り上げ、荷台が転覆しちまったよ(((( ;゚Д゚)))
しかも、
「す、すまん!!>< すぐに助けるから!!」
ってんで、ウルトラハンドを使って友達君を荷台から引きはがそうとしたら……!!
ばらんばらんwww
うっは……!!!(((( ;゚Д゚))) 間違って荷台のほうをつかんで、木端微塵にしちまった!!!
ちと、かっこいい成功例も見せないと!!
ある日は、友達君の近くにゾナウギアの扇風機と台車が落ちていたので、こいつをウルトラハンドでDIYしてだなぁ……!!!
うっひょーーーーー!!!www
これはイイ!!!ww スピードもかっこよさも際立っておる!!!ww
しかし、このときはまだゾナウギアの操縦桿が出ていなくて……!
ちょ。た、高台を登りきることができなくて、友達君を引っ付けたまま落っこちていっちゃうよぉ!!!ww もーーー!! 面倒だなあ!!><
さ、さらに((゚Д゚;))
前回の記事で紹介した、薄い板に扇風機を取り付けた“ジェットスキー”に懲りたので、
今回はキチンと、
丸太を3本くっつけた“キチンとした”いかだを作成!!ww 友達君の相方も目の前だし、今回は完璧だな!!ww がはははは!!ww
が……!
やはり操縦桿がなかったため、急流に押されたいかだは操作不能に陥り、友達君の目的地をかすめて下流へ、下流へと地獄の漂流に……!! そんなほうに行きたくないんですけど!!!
けっきょく……。
「こりゃアカン!!!」
と判断した船頭(俺だけど)は水中にドボンと飛び込み、強引にウルトラハンドでいかだを吊り上げて丸ごと目的地に……w
「なんだかんだ……ウルトラハンドで直接運んだほうが早いことが多いんだよな……w」
そんな“真理”を目の当たりにしつつも、今日もせっせと工作をして友達君を運び続けるのであった。
続く。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』公式ホームページ:
https://www.nintendo.co.jp/zelda/totk/index.html
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