王道路線のトーナメント!!
いよいよ虫バトルが本格化すると思われる“山奥の村”に到達し、“最高権力者”の村長さんや“ギルドマスター”のゆずさんから情報集めを行ったところ……!
村の虫使いたちが腕試し用に実施しているというトーナメント“虫相撲大会”に急遽参加することになったのでした!!
……ってところまで、前回の記事で書いたんだったな。
この、少年マンガの王道を貫くようなトーナメントが、どのような形式で進むのかというと……!!
玄武の方角ッッ!!!!
……って、それは違う出版社のマンガだった^^;
勝負は1対1で行われ、先に相手の虫を2匹倒したほうが勝者となる……というシンプルな作りのよう。このへんの設定は非常にわかりやすく、さすが下は3歳から遊べるように設計されたゲームなだけあるな~~~……と感心しました。
ではさっそく、1回戦に臨むとしよう。相手はヒカリ君という少年のようで、なんといきなり、
「僕は、ちょうわ(緑)の虫でいくよ!!」
と、敵(俺ね)に塩を送るような発言をする。
でも、俺がこの発言を真に受けて性格勝負で勝てるつよき(赤)の虫で出撃したところで、
「うぇ~~~いwww 騙されてやんの!!www こっちはれいせい(青)だぴょ~~~ん!!wwwm9(^Д^)」
なんて、裏をかくムカつく戦術を駆使してくる可能性も……!
しかし、そんなことを言い始めると、
「よし! その裏を取ってちょうわ(緑)でいくか!!」
「いや!! 相手はそこまで読んでつよき(赤)で来るかもなので……ここはれいせい(青)を出したほうがいいかも!」
「いやいや!! 俺がそこまで読み切っていることを見越してちょうわ(緑)を出してくるかもなので……!」
「いやいやいや、だったらつよき(赤)」
「いやいやいやいや、それなられいせい(青)」
なんてことになりかねず、最終的に、
「……もう考えるのめんどくせ((゚Д゚;)) 出場すんのやめる……」
という本末転倒なことになるかもしれん。となれば、原点回帰して……!
ヒカリ君の言うことを信じて、つよきのヒメカブトを抜擢!!w すると……!
ヒカリ君、ホントにちょうわのヒラタクワガタを出してきたわ^^; 疑ってごめんな^^;
しかし、前述の通り虫相撲大会は“2本先取”が勝利の条件。ヒラタクワガタを蹴散らされ、後がなくなったヒカリ君は、なんと……!!
こいつ……!!ww つよきに勝てるれいせい戦士、オオクワガタを出してきやがった!!!ww どうやら、ここまでを見越した戦略だったんだな!! なかなか策士じゃねえかヒカリ君!!!
おかげでかなりきわどい勝負になったんだけど、ルーレット対決でかどまん君に軍配が上がり、
なんとか勝利!! つぎは早くも決勝戦で、
またもや相手のリサが囁き戦術で攪乱してきたけど(苦笑)、
どうにかこうにか勝つことができた!!ww
実際、かな~~~り苦戦して、
最終的には2対1の辛勝……! 文字通り、腕試しにもってこいの大会となったのでした。
そして、優勝賞品として、
あ! これはうれしい!! “ばんのう!ようちゅうのものすごいえさ”を10個ももらったぞ!! これで、さらに強い虫戦士の育成が可能になる!!
続く!
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『カブトクワガタ』公式ツイッター:
https://twitter.com/kabukuwa_info
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