波に乗ってまいりました!!
前回、ついに野生の個体を大きく上回る強さを備えた“交配戦士”を作り出すことに成功した……と書いた。
まだ独自の交配理論を確立する前で、たまたま手持ちにいたグラントシロカブトのオスメスを交配させて作った“なりゆきの子”ではあったんだけど、
その強さは出色の“戦闘力200”!!!ww 父ちゃんの野生グラントシロカブトが戦闘力70だったので、じつに……3倍近い才能を持って生まれたことになるってわけだ!!
これを知ってしまうと、もう野生の虫なんてバトルで使う気が完全に失せるねww だって、ヘロヘロの両親から生まれた子でも、野生のそれを圧倒する戦闘力を備えているのである。となれば……いずれすべてのカブト・クワガタを交配して、育成戦士の精鋭軍を編成したい……!! 俺がそんな夢と希望を抱いたとて、誰に責めることができようか。いや誰にも責められない。
そんな育成グラントシロカブトを先頭に、俺は強豪モンスターひしめく夜の謎ご神木にやってきた。すると、さっそく……!!!
初遭遇!!! エラフスホソアカクワガタが襲ってきた!!!
でも、俺はもう、へなちょこ虫だけを引き連れたダメ虫使いではないのだ。なんたってわが軍には……育成で生まれた精鋭戦士がいるのであるよ!! ここは出し惜しみせず、作ったばかりの育成グラントシロカブトを戦場に出してエラフスホソアカクワガタを圧倒してやる……!! ……スクショを取り忘れていたのですっ飛ばすけど(苦笑)、
エラフスホソアカクワガタ、完全討伐ッ!!!
でも言うほど圧勝ではなく、性格勝負で勝てたから強さも上回っているけど、これでようやくギリギリの戦力だったんだなぁ……w そりゃあ野生のコクワガタとかオオクワガタで歯が立つわけがなかったのだ。
ちなみに手に入れたエラフスホソアカクワガタは、図鑑で見ると↓こんな感じ。
ケーーーーーーーッ!!!www
うっは……ww すんげえメタリックで強そう……w やたらと長い顎も、日本のほんわかノコギリクワガタあたりとは一線を画す感じ……。
このエラフスホソアカクワガタは、野生の個体であっても、
強さは170もあった。
なので……!
わずか20行ほど前で、
「もう野生の虫なんてバトルで使う気が完全に失せるねww」
と、完全に見下して“野生虫排除”を宣言していたんだけど……w
性格勝負を考えて、このエラフスホソアカクワガタ君はいきなり最前線に出てもらうことにしたよ^^; 疲れていたところ、ごめんな^^;
こんな感じで、野生虫でも使えるヤツはそこそこ使える。これ、覚えておこうね!!w
ちなみに、かつては圧倒的武力によってボコボコにされたヒメカブトだったけど、エラフスホソアカクワガタ君の活躍のおかげで……!!
バヒュウウゥゥゥゥウウウ!!!www
みなぎる野生パワーで吹っ飛ばしてくれたわ!!!www これにより、因縁のヒメカブトを手に入れて……!!
おおおおお!!! これで謎のご神木も制覇だな!!!
この事実を、ギルドマスターのみかんさんに報告すると……!!
やっぱり出ました、お約束の展開!!!ww ひとつのミッションをクリアーしたら、その上にもうひとつ乗せてくるわかりやすい手法!!!
しかも……!
ふむ。トンネルをくぐっていくのね。
って、トンネル通行を邪魔する人ってwww どういう嫌がらせだよ!!!ww
「うへぇ~~~い!!www 通せんぼ!!!ww こっから先には行かせませ~~~ん!!www」
って、いい歳したおっさんがヘラヘラ笑いながら通行を妨害する絵が思い浮かんで、失笑を禁じ得ないんだが……w
でも、より強いカブトクワガタを手に入れるには、言われるがままに奥地の村へ行くしかないのだ。
続く。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『カブトクワガタ』公式ツイッター:
https://twitter.com/kabukuwa_info
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