【スプラトゥーン】トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!! あとばる×メロンが語るシャープマーカーの心得~3~

トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!!
【あとばる×メロン 第3回】

あとばる選手×メロン選手による対談も今回でラスト!

最後は『3』の環境を席捲しているカニタンクについて語ってもらったぞ。使うべきベストなタイミングや砲撃の当て方のコツについて聞いているので、「強いはずなのに、いまいちうまく使えない」という人は参考にしてみてほしい。

 

あとばる
驚異的なエイム力を持つカリスマプレーヤー。「第2回スプラトゥーン甲子園」では、不利な状況から相手を次々と倒す神がかり的なプレーを連発し、優勝に大きく貢献。H3リールガンの名手としても知られ、彼の影響でH3リールガンを使い始めたプレーヤーも多いとか。おもな実績は「第2回スプラトゥーン甲子園」優勝、「第4回スプラトゥ-ン甲子園オンライン代表決定トーナメント」優勝など。チーム・よしもとゲーミング カラマリ所属。
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メロン
世界最高峰の実力を持つプレイヤーで、あらゆるブキを使いこなすマルチウエポナー。エイムの正確さ、キャラクターコントロールの練度、視野の広さ、状況判断の的確さとすべてにスキがなく、一切無駄のないその立ち回りはもはや芸術的。実績も抜群で『スプラトゥーン2』ではXパワー3155.9という歴代最高記録を樹立。『スプラトゥーン3』でも公式大会である「スタートダッシュ杯」優勝と、その勢いは留まることを知らない。IGZIST所属。
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カニタンクは先手必勝の運用が基本?

――Xマッチのエリアの場合、カニタンクを使うタイミングはどういう状況がベストなんですか?

メロン:相手がスペシャルを溜めて、「そろそろスペシャルで打開しに来そう」というタイミングで使うとものすごく強いですね。もしくは、「いまカニタンクを使えば確実に相手を倒せる」という場合も使っていいタイミングだと思います。

 

――相手に先にスペシャルを吐かれてから使うのでは遅い?

メロン:そうですね。後手になると、せっかく有利なポジションを取ってもそこからどかされて、意味がなくなっちゃったりするので。相手が復帰してそろそろスペシャルを切ってきそうだなってときに使うと、相手の打開を遅らせられるのでカウントがすごく進むんですよ。

 

――カニタンクの射撃を相手に当てるコツってあるんですか?

メロン:エイムに関してはできるだけカノン砲の直撃を狙っていくのと、普通の連射モードはエイムを動かすんじゃなくて、エイムを置いておく感じで狙うことが多いです。そうすると、相手が勝手に動いて当たってくれたりするんですよ。相手が逃げた方向にいちいち左、右みたいな感じで合わせるのではなくて、右に避けると予想したら右だけを撃っておく、みたいな。

 

▲カニタンクはできるだけ相手に圧力をかけやすい有利ポジションで使うのが基本。ステージの「さんぽ」を使って、どこで使うとどこまで弾が届くのかを研究しよう。

 

――その方がうまいこと当たりに来てくれて倒しやすい?

メロン:そうですね。基本的に連射モードだったら1発当たれば次もダーっと当たってくれてそのまま倒しきれることが多いですね。

 

――あとばる選手は「こういう狙い方をしたら当たりやすい」と思うところはあります?

あとばる:やっぱり初弾が相手にも警戒されていなくて一番当たりやすいので、そこで連射砲の1発とカノン砲の直撃を1発を連続で当てて倒すというのは狙っていますね。僕も最初はカニタンクが全然うまく使えなかったんですけど、チームメイトの2438学園から「連射砲の1発からカノン砲を直撃で当てて倒すのが一番多いから、それを練習した方がいい」と言われて。
 それで、速射を1発撃ってカノン砲を撃って、すぐに丸くなる。そこから1発カノン砲を撃つというのを試し撃ち場のバルーンでひたすら練習して。これはエイム精度を高める上でけっこうよかったなと感じましたね。

 

――そうやって当て感を養うことも重要なんですね。

あとばる:そうですね。結局、連射の方は相手の姿が見えているところにばら撒いておけばレートもあるし、弾速もあるので、エイムさえ伴っていれば当てられるんですけど、カノン砲は障害物の裏にいる相手を狙ったり、なんというかX軸、Y軸、Z軸が合わないといけないじゃないですか。その点でもカノン砲の方が絶対に当てるのが難しいので、そこはしっかり練習しておいた方がいいとは思いますね。

 

 

――最近、あとばる選手の動画を見ていたら、カニタンクを発動したあとに、遮蔽物に隠れて射撃スピードが最高速になってから出て撃ち始めるという立ち回りをされてましたよね。

あとばる:あれは相手がカニタンクを吐いているときに、自分の射撃レートが上がる前にカニタンクを撃ち始めると絶対にこちらが割り負けちゃうので、こちらも最高レートになってから顔を出して割り合いするというやつですね。ただ、これは相手にカニタンクで先手を取られている時点で、あまりいい吐き方ではないんですけどね。

 

――本当はこっちが先手を取って吐きたかったんだけど、やむを得ずという。

あとばる:そうですね。相手に対応させるという吐き方のほうが絶対に強いんですけど、先に向こうが溜まって吐かれちゃったので、せめてそのカニタンクをなくすために吐くかという。なので、苦肉の策ですね。

 

――最後に、メロン選手の今後の目標などあれば教えてください。

メロン:一番は甲子園優勝ですね。僕自身、甲子園はまだ地区優勝も一回もしたことがないので。

 

――最近はプロチームも増えてきましたが、とくに気になっているチームはいますか?

メロン:DFMDetonatioN FocusMeは前にユーザー主催のナワバリ大会の決勝で当たって、確か2-3で負けたんだったかな。そのときのリベンジをしたい気持ちもあるし、仲がいい人も相手チームにいるので、一番気になっているチームですね。

 

――これまで通りなら甲子園の地区大会は準決勝に上がるまでは一本勝負で、プレッシャーとの戦いにもなります。

メロン:スタートダッシュ杯のときも一本先取の試合でギリギリ勝てたりして、めちゃくちゃヒヤヒヤしたので、本当に慢心だけはせず、でも自信は持ってプレイしていきたいなとは思っています。

 

▲メロン選手はIKAZIST _IGZで「スタートダッシュ杯」を優勝。その激闘の様子は上のリンクで見ることができるぞ。

 

――あとばる選手は甲子園の経験も豊富ですが、メンタル面の保ち方についてアドバイス等あります?

あとばる:これは無責任な言い方になるかもですけど、メロンくんレベルの選手ならプレイに文句を言う人って絶対にいないと思うし、普通に楽しんでプレイすれば心配ないんじゃないかな。とくに『3』が始まってすぐの環境が整っていない「スタートダッシュ杯」で優勝しているというのは、大きな自信のひとつになると思うし。
 逆に僕ですよ、プレッシャーに勝たないといけないのは。人にアドバイスしている場合じゃない(笑)。

 

――カラマリの活躍に期待している方も多いと思います。

あとばる:そうですね。頑張ります!

 

【今回のまとめ】
・カニタンクは後手にならないように吐くべし!
・試射場でカノン砲と速射のコンボを練習しよう!

 

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次回は3/3(金)ごろ更新!!