【あつ森】『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓誌 第1027回 マイデザインで、部品を作れ!(1)

景観を極めるには……!

 大改修を始める前のルナステラ島は、自分なりに凝った造りにしているつもりであった。

 かどまん君が暮らす自宅のまわりはもちろんのこと……!

 住民が暮らす家はすべて“庭付き一戸建て”を目指して個性的に作ってあげていたし……!

 “見どころ”として、自然を活かした“吹割の滝もどき”や、

 マリオのアイテムで固めた“スーパーマリオワールドもどき”を設えたりしてあったのである。

 これはこれで満足していて、

 「俺もなかなかやるじゃない^^ ふふんwww」

 と、島のパトロールをしながら景色を眺めてふんぞり返っていたんだけど、冷静に見るとこれらのスポットはすべて“有りモノ”で固められたドールハウスみたいなもので、ぶっちゃけ家具を並べただけにすぎない“手抜きの景観”と言えた。つまり、同僚のたっちー先生の“とみおか島”で見るような、

 オリジナリティーあふれる景色とまったく違う……。

 「なんか……俺が作る景観ってめちゃくちゃ既製品ぽいんだけど、なんで君の島とこんなに違うんだ??」

 事務所の出社日、改めてたっちー先生に問うと、彼女は「いまさらそんなことを聞くのかよ」と言わんばかりの表情で、きっぱりと告げたのである。

 「そんなの決まってるやろ。マイデザインを活用しきれていないからやで。ちょっとした模様でも自分で作ったものを張り替えるだけで、見違えるようにかっこよくなるんや!!

 やっぱり、最終的にはそこに帰結するのか……!

 実際、ベテランあつ森プレイヤーが公開している島を覗いてみても、

 「そ、そんなステキな石畳、島クリエイターのどこにあんの!?!?」

 と、驚きのあまり邪眼が開きそうになるデザインがそこかしこに転がっている……。

 そう、たっちー先生も含めて見栄えのいい島を運営しているプレイヤーに共通しているのは、

 “マイデザインを徹底活用している”

 ことで、ここに俺のような“既製品プレイヤー”との大きな境目があるのである。

 となれば……! やることは、ひとつしかない!!

 「先生!!! 改めて、マイデザインを教えてくだせえ!!!>< 3周年に向けて、新生・ルナステラ島を美しく仕上げたいのです!!!」

 会社での立場は俺のほうが上なのだが、そんなことはもはや関係がなかった。俺は床に額を擦り付ける勢いで懇願し、ついに、

 「しかたねえなぁ……。じゃあ、基本的なことだけ教えてやるわ! あとは、他の人が作ったマイデザインを参考にしたり、ときにはDLさせてもらったりして、自分なりに応用していけよ!!

 このような言質を取ることに成功し、俺はマイデザインの沼にハマっていくことになるのであった。

 俺が最初に教わったのは、住宅の前などに敷くと効果的な“木のステップ”だった。

 「これで基礎的なことはすべて学べるはずや!」

 ってことで、とくに詳細に教えてもらったのである。

 といっても、やることは至極シンプルであった。

 まずは……!

 色はあとで調整するので、テキトーでオッケー。ステップとなる四角を若干ランダムに配置したら……!

 ステップの手前側に影となる濃い色を盛りつつ、ところどころに“欠け”を入れる。ここは最終的に透過色にするので、地面の色が反映されるのだ。

 ステップの内部は、近い色でウネウネとした模様を描いていく。そして、色を整えていくと……!

 お……! ちょっと薄いけどいい感じかも……? もうちょっと黒に寄せて、背景を透過色にすれば……!

 できた!!! 木のステップ!!

 これだと、ちょっとよくわからないけど、実際に家の前に敷いてみれば……!! あ~~~ら不思議!!!

 レトロでかわいいステップの出来上がり!! そのまわりを花とか柵で飾れば、かなり見栄えがよくなるのではなかろうか!!

 てなわけでしばらくは、マイデザインの部品作りに没頭しようと思います!!

 続く!

1年前の今日は?

 せっかく丸2年以上、1日たりとも欠かさずにプレイしているので新企画“1年前の今日は?”と題して、“昨年の今日のスクショ”を1枚掲載していこうと思います!

 ちょうど1年前、2022年1月11日の様子は↓こちらです。

 SDカードがクラッシュしたせいで残っていないけど、ジュンの別荘を作ってあげていたんだよねー。

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html

※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
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