第191回 「バーソロミュー」
公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
今回は“バーソロミュー”を大紹介!!
この記事が公開されるころには12月も半ばになっていて、来たる2023年に向けた準備が始まっているんじゃないかと思う。
何度も言うように2022年は“パズドラ10周年イヤー”だったので、その特別感はハンパなものではなかった。
強さのブレイクスルーとも言うべき強力なモンスターが多数実装されたし、コラボも“史上最高”と呼べる豪華さのモノがいくつも実施されたし……!
その波に乗るように当連載でも、パズドラの黎明期から活躍するベテランモンスターをあえてピックアップして解説してきたんだけど……!
この傾向はどうやら、パズドラ11周年イヤーとなる2023年も続いていくような気がする(苦笑)。いやだって、今回からシリーズとして紹介していく海賊龍もモンスターナンバーは900番台で、現在の9500番台(!)のモンスターはまだ遥か先というね……w
てなわけで、パズドラが何周年だろうが気にせずに、これからも神話や伝承がモチーフとして存在するモンスターを解説してまいります! どうぞよろしくお願いいたします!
で。
前述の通り今回から、初期のスペシャルダンジョンを賑わせてくれた“海賊龍”シリーズを解説していきたいと思う。
1回目の今回は、海賊龍シリーズの火属性担当、“紅の海賊龍・バーソロミュー”を紹介いたしましょう!!
バーソロミューが初めて登場したのは、いまから9年前の2013年11月。
“紅の海賊龍”というダンジョンに、マリンゴブリンやレッドパイレーツといった海賊系(?)の新モンスターを引き連れて颯爽と登場したのである。
この当時は海賊龍シリーズのように、何かしらのテーマを元に生み出されたドラゴンたちが定期的に襲来して、目にもプレイ的にもじつに楽しかった。
例えば、ウイスキーがモチーフの“歴龍”シリーズ、星の名前が揃っていた“機械龍”シリーズ、伝承にある理想郷の名前がついた“天空龍”シリーズ、そして、じつは筆者が考案したオーパーツドラゴン“神秘龍”シリーズ……!
このころは多くのユーザーが、「つぎはどんなドラゴンのシリーズなんだ!?」と予測して楽しむという、非常に牧歌的な風景が広がっていたのである。
そんな中で登場したのが、海賊龍シリーズの一番手、バーソロミューだった。
ダンジョン難度は地獄級がもっとも難しい設定だったけど、このころの地獄級は現在の壊滅級レベルに手強かったので(筆者の感覚的にはね)、超級あたりまでクリアーしたところで「うん、納得」と撤退していたプレイヤーも多かったんじゃないかと思う。
さてバーソロミューのモチーフだが、これは実在した海賊の中で最大の成功者と言われる“バーソロミュー・ロバーツ”だと思われる。
18世紀の前半に活躍(でいいのか……?)したウェールズ出身の海賊で、現在でもマンガやアニメ、小説などに、バーソロミュー・ロバーツを髣髴とさせる海賊が多数登場している。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
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