俺にピッタリの別荘を
年齢不詳のゴルゴ系オオカミ、ケンのご要望を受けて、
“気分はまるで大作家”
という、文豪が書き下ろし原稿を集中して書くときにこもる“缶詰用の隠れ宿”を作ることになりました……と前回の記事で書いた。
俺もこう見えて、モノ書きの端くれ。
自著の書き下ろし原稿の追い込み時には必ずと言っていいほど都内のビジネスホテルに籠城して、トドメのテキストを片付けることにしている。
……ってコレ、ふっつーーーのサラリーマン時代にやってたってんだから、いま考えると恐ろしいというかアホらしいというか……。当然自腹だったし、印税なんていっさいもらえなかったのに……w
でも、会社の自席にいると通常業務がイヤっていうほど押し寄せて書き下ろしなんて1文字も書けなかったので、苦肉の策でそうするしかなかったんだけどな……w
きっとケンも、のっぴきならない理由があって、こもる用の別荘が欲しくなったのだろう。
わかるぞ、その気持ち……!
俺も余裕さえあれば野辺山とか伊豆高原あたりに小さなログハウスを建てて、暑いシーズンはそこにこもりっきりになりてぇよ……w きっと、原稿仕事の効率が爆上がりだろうなぁ……。もしくは、環境が良すぎていっさい仕事しなくなるだろうなぁ……w
とまあ、ケンの心情は心から理解できたので、今回の作業もかなり気合が入っていた。
まずはロケーションだが、
書き仕事の疲れを癒すには温泉がいちばんなので、露天風呂がよく似合う雪国を選ばせてもらった。
そして今回は庭作りにもかなり力を入れておりまして、
「いろんな温泉を楽しめると長期滞在でも飽きないし、さまざまな効能を得ることもできそうなので、風呂は可能な限りたくさん用意しよう^^」
ってことで、↓このようなレイアウトを施した。
スパセ~~~~ン……ww
『あつ森』に存在するあらゆる風呂を、雪の上にボンボコボンと並べただけwww 乱暴……というか、強引な上手投げで決着をつけた感じwww
でも、バラエティーに富んだ湯舟はやはり雪景色に映え、さらに道なんかも付けると……!
おお!!!ww ちょっとそれっぽい!!ww
「……え?w これ、家の中から裸で飛び出して湯船に直行しなきゃいけないの……??w」
という疑問が浮かばなくもないが……とりあえず庭はコレでええやろ!!!www パッと見は、豊富なお風呂がウリの温泉旅館に見えなくもないしね!!!w
てなわけで、庭は完了。ここから中身の制作に入っていくぞ。
まず、ケン邸のマストアイテムだけど……!
なるほど……w
外にあんなに露天風呂があるってのに、内風呂もマストで設置しなきゃいけないのか……w
それに、障子の衝立と文豪セットね……。
いまどき、万年筆に原稿用紙とはシブさの極みだけど、たまにこういう執筆環境に想いを馳せて「それもいいなー」と思い、思い切って高い万年筆を買っちゃおうかなぁ^^ ……なんてモードになることがある。しかしそのたびに編集担当のたっちー先生に、
「キサマが万年筆で書いたミミズ文字を、誰がPCに打ち込んでデータにするんですかねぇ……??(イラ) くだらねーことを考えているヒマがあったら……1文字でも多く原稿打てや!!!(怒)」
と怒られるので、いまだ実現できないでいる。そういう意味では、ケンに先を越された感じがしてちょっと悔しい(苦笑)。
いやしかし、この洋室だとヒノキ風呂と障子の衝立がまったく似合わないので、まずは初期配置として↓こんなデザインを施してみた。
やっぱり、純和風を目指すのがセオリーだよなー!
とはいえ、この色の畳だとちょっと違和感があるので、続く段階では↓このような感じに。
あえて、入り口から見て右側を紅葉のアクセントウォールにし、手前を板の間にしたのには狙いがある。
そう……!
このスペースは……↓このように活用するのでありました!!
そう!!! いつか泊まりたいセレブなお宿、部屋付き露天風呂(風w)ですよブルジョワな皆さん!!!
でも、これではさすがに狭すぎるので、ちょっと広げてみよう。
お……! 自動的に文豪の作業スペースが圧迫されちゃうんだけど(苦笑)、これくらいの割合でちょうどいい気がする……!
でも、洋間で使うと映えるウッドパーテーションだけだとちょっとスカスカな気がしたので、さらに工夫を施して……!!
壁を障子にして、仕切り壁を設置してみた!!! 一気に高級旅館ぽくなって、悪くないんじゃないですか!!?ww
というわけで次回、文豪のお宿の完成形を大公開!!
続く!
1年前の今日は?
せっかく丸2年以上、1日たりとも欠かさずにプレイしているので新企画“1年前の今日は?”と題して、“昨年の今日のスクショ”を1枚掲載していこうと思います!
ちょうど1年前、2021年10月20日の様子は↓こちらです。
このときにあげたマタドールの服、いまだ1ごうはたまに着てくれていますw
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
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