奇妙な提案
ここんとこかなり熱心に、しかも“傑作”と断言してもいい見事な別荘を作り続けているワタクシですがね。
たとえば、
ゲーセン風。1990年代にはアチコチにあった、ヘルスセンターとか地方テーマパークに設置されていたゲームコーナーを意識して作ったものだ。
こちらは“メルヘン”を追求した1棟。光り輝く家具を多数採用したことで、照明を暗くするとご覧の通りの美しい空間が現出した。
なかでもお気に入りなのが、“小料理屋・みやび”ww 文字通り小さな小料理屋を奇をてらうことなく作り上げたもので、過去30年にわたって実施してきた居酒屋探訪が無駄ではなかったことを証明した(飲み歩いていただけだろ)。
……こんな、どこに出しても恥ずかしくない凝りに凝った別荘を作っている俺だけど、じつはこれらと比べても、
「これこそ……コンセプトをそのまま形にした完璧な別荘だな!!!」
と断言できるレイアウトができてしまったのである。コレ、ホントに早くお見せしたかったんだよねぇwww
ちなみにその日は、
美術品コンプリートまであと1品……とリーチが掛かってから、じつに5回連続でつねきちがハズレばかりを持ってきたため、若干ながら気分が沈み込んでいた。
よって、
「こんな日は、何をやってもうまくいかねぇよなぁ……」
ダークサイドに堕ちかける足をどうにかこうにか引き摺って、気分転換になればと『ハッピーホームパラダイス』のリゾート島にやってきたのである。
そしてタクミライフで作業着に着替え、
「あんま気分は乗らないけど……一応、営業活動をしてみるかねぇ……」
出社したけどやることがなく、5年前に作ったどーでもいいエクセルファイルをパカパカと開いたり閉じたりしているダメ社員の足取りになってビーチを歩く俺(泣ける)。
すると……。
カントリー風の部屋か……。それって半年ほど前に作った、
ももこの別荘と同じようなコンセプトだよなぁ。
「うーん。あまりそそられないな」
ブツブツと念仏を唱えつつ、べつのどうぶつの思考を覗くと……!
……?? “待合所で誰かを待つ別荘”って……なんなのそれwww
あまりにもわけのわからないテーマである。
「待合所を作ってほしい」
ってのだったらわからなくもないけど、
「誰かを待つ感覚を味わいたい」
なんて……そんな情感的なことまでデザインでしなきゃいけないの??ww
ニワトリのカサンドラの要求に呆れながら、近くにいたアリクイの思考を見てみたら……w
って、オメーも待ち合わせ場所かよ!!!ww このテーマ、あつ森界隈で流行ってんのか!?www ハチ公とかモヤイ像とか豆の木とか(※作者注:JR大宮駅の待ち合わせ場所ですw)、そういうのを作ればいいってことけ!?!
イマイチ想像ができなかったので、別のお客さんを探そうと思ったんだけど、
どうもそちらも、どっかで作ったことのあるコンセプトしか言ってこなかったので悩みに悩んだ末、
夕方になっちゃった^^; ざっと1時間くらい逡巡しちまったよ^^;;
この、ふたつの“待合所別荘”を見比べ、前者は内装、後者は庭を重点的にデザインしてほしいんだろうな……と解釈し、最終的には、
カサンドラに声掛け!!ww その結果、
えwwww この別荘の本格的なコンセプトって、
“待ち人来ず”
なの!?!www そんな絶望的な建物を、これから作らなきゃいけないってわけ!!?ww
でも、このテーマを選んだことにより、ここ数ヵ月に建てた建物の中で個人的にもっともお気に入りの1棟が誕生することになるのである。
続く。
1年前の今日は?
せっかく丸1年、1日たりとも欠かさずにプレイしているので新企画“1年前の今日は?”と題して、“昨年の今日のスクショ”を1枚掲載していこうと思います!
ちょうど1年前、2021年9月26日の様子は↓こちらです。
秋が深まり、ススキがたくさん生えてきた(※雑草です)。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
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