【あつ森】『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌 第881回 納涼! “肝試しな別荘”とは?(2)

怖いアイテムを厳選する

 小料理屋風、モーターショー風、UFO連れ去られ風(どんな?w)という、じつに魅力的な別荘テーマを矢継ぎ早に提案されてうれしい悲鳴をあげました……と前回の記事で書いた。

 そんな、どれを選んでも抜群に見栄えのいいレイアウトができると確信する中、あえて俺が選んだのが……!!

 覆面ハムスター・どぐろうが所望する“きもだめし”をテーマとした1棟!!! ちょうどお盆休みの真っただ中だし、1年でもっともオカルト系コンテンツがはびこる季節でもあるので、小学校1年生のときから心霊マニアとして下仁田町で有名だったこの俺が、入った瞬間に、

 「あぁ……コワい……! み、見てこのトリハダ……!!(((( ;゚Д゚)))

 と誰もが取り乱すような心霊館を作ってやるぜ!!!

 さて、まずはロケーションだが、俺が選んだのは意外や、風光明媚な↓こちらの場所であった。

 2段の滝と渓流、そして石造りの橋が美しい、数あるロケーションの中でもトッテオキの土地である。

 なんでこんな爽やかな場所を選んだのかと言えば、最大の理由は“橋”にある。というのも、俺の実家のすぐ近くには、日本の心霊スポットの中でも指折りの存在と言われている“赤い橋”が架かっている。まだ古巣にいた時代に、心霊スポットを探訪するというナゾの企画を立ててしまって深夜のこの橋に取材に赴き、身の毛もよだつ体験をして逃げ帰ってきた……というウソのようなホントの経験をしたことがあるので、それを思い出して、あえて橋が架かっているこの場所を肝試し別荘のロケーションに選んだというわけだ。

 さあ、中に入ってマストアイテムを開けてみましょう。

 ふむふむ……! いまにもお菊さんが出てきて皿を数えそうな古井戸に、見ようによっては枝ぶりが無数の手に見える枯れ木。そして、誰のものかもわからぬ人骨(たぶんプラスチック製)か……。

 でも、こんなおどろおどろしいアイテムも、明るいフローリングと白い壁紙の部屋に置かれた瞬間に毒気を抜かれてしまって、ただのオブジェと化してしまうのがおもしろいところ。なので、これらの才能を活かすにはキチンと、壁紙と床、そして照明で雰囲気を演出してあげないといけないのだ。

 その第一段階として、壁紙と床板を調整してみた。

 ↓こんな感じで。

 うおおおおお……!!!

 もう余計なモノはいっさい置かずに、このままのほうがいいんじゃねえの!? 墓場の壁紙と鳥居、そして古井戸が見事に化学反応を起こしていておっかねえったらない!!!ww これ、しばらく画面を眺めていたら、井戸の中から長髪の女が這い出てきて、

 「きぇーーーーー!!!!」

 とか叫びそう!!!

 でも、これで納品してしまっては、いくら不気味に仕上がっているとはいえ“手抜き”という批判は免れない。なのでここから、見るからに怖そうなアイテムを厳選して配置していくことにしたのである。

 とはいえ、こんなにも牧歌的でさわやかなゲームに、どれだけオカルト部屋に使える小道具があるのだろう……? もしかして、ここにある井戸とかガイコツで限界なのでは……?

 そんな疑問が浮かんだので、たぬきショッピングのカタログでそれっぽいアイテムを探してみた。使いようによっては、こういうテーマの部屋でも映えるものをいくつか見つけられたら……という思いから。

 すると意外や、↓こんな家具が発見されたのよ。

 これは、美術品の土偶。怖い……というより、ミステリアスなアイテムなので、レイアウト次第では威力を発揮しそうだ。

 これ、最近購入した“レスキューマネキン”という家具だ。人工呼吸の練習などに使われるものかな? コレに限らず、お化け屋敷の定番アイテムになっているマネキンも、見せかた次第ではかなりの怖い系に化けると思われる。

 さらに……!

 ベタだけど、墓石は鉄板だな。

 そして……!

 これ、季節の商品として8月16日まで購入できた“きゅうりのうま”という小物。いわゆる“精霊馬(しょうりょううま)”だな。俺も実家にいた時代はお盆のたびに作ってお供えしていたけど、まさか『あつ森』でも手に入れることができるとはww ホントに芸が細かいよこのゲームwww

 さて、そんな候補の中から“あるアイテム”を厳選し、部屋の片隅に並べたのが↓こちらのスクショ……!

 ずら~~~り……w

 単品で見るとかわいい人形も、こうやって集団で、しかも無秩序にいろんな方向を向かせて配置すると、彼女たちが勝手に動いてこの場所にいるかのような、そこはかとない恐怖を演出できる……。そのそばに、この人形のいわれが刻まれているような苔むした石碑を置いたのもポイント高いでしょう……!

 この調子でさらに細部を詰めて行き、作った俺をして、

 「コレは怖い!!! 今晩、金縛りに遭うレベル!!!(((( ;゚Д゚)))

 掛け値なしに震えてしまった別荘が完成したので、次回お見せしたいと思います……(((( ;゚Д゚)))

 続く……。

1年前の今日は?

 せっかく丸1年、1日たりとも欠かさずにプレイしているので新企画“1年前の今日は?”と題して、“昨年の今日のスクショ”を1枚掲載していこうと思います!

 ちょうど1年前、2021年8月18日の様子は↓こちらです。

 なぜか住民がワラワラと集まってきた昼下がりw

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html

※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
© 2020 Nintendo