【角満のエルデンリングプレイ日記43】豊作な日々

いちばん平和だった時代

 前回の記事で、湖のリエーニエを統べる巨大なドラゴン“輝石竜スマラグ”をついに討伐した……という武勇伝を書いた。

 そのときは興奮して忘れていたんだけど、そもそもスマラグを倒さなけりゃいけなかった理由は、

 ↑ここで拾った“待ち合わせの地図”が示していた先こそがスマラグの棲み処で、ヤツを討伐できる勇者になって初めて、その待ち合わせ場所に到達することができる……と!! そういうことになっていたんだったな!!w いや~~~w すっかり忘れていたけど、すんでのところで思い出した思い出したw

 そこで改めて、地図が示していたあたりを調査してみると……あ!! 誰かいる!!

 シーーーーーン……

 ここ、思いっきりスマラグの尻らへんだったからな……。放屁を1発でもブチかまされたら、ひとたまりもないような……。

 残念ながら待ち合わせの人は天に召されてしまっていたようなので、

 「すまんすまん」

 と言いながらアイテムだけを取らせてもらった。すると……!

 やっぱり鍵だった!! これで封じられていた扉の先に行くことができるわけだな!

 そしてここから、老勇者は思いがけない“収穫期”に突入する。

 なんか知らんけどバイオリズム的に“いいものがたくさん手に入る”という周期に突入したらしく、行く先々で、

 「こここ、コレは!!!!」

 と、卒倒するレベルのお宝を見つけることができたのだ。

 まずは……お宝っていうか、エルデンリング界の人間国宝みたいな人なんだけど……w

 以降、長くお世話になる鍛冶師“イジー”と出会うことができた。

 武器は、ある程度の強さまでは自分で鍛えることができるけど、さらに上を目指すとなると円卓にいる鍛冶屋のじじいか、このイジーを頼らざるを得ない。なかでも、イジーのいる場所は祝福もすぐ近くにあるので、その後の鍛冶は9割がた、この巨人にお願いすることになるのである。

 さらに。

 イジーの入る場所から危機感もなくズンガズンガと北上していくと……!

 あんぎゃあんぎゃ!!!!><

 突然空から光の矢が降ってきて、一度は串刺しにされて昇天したんだけど(アホ)。それに気を付けながら進軍したらだなぁ……!!

 おお?? なんか……見えない生き物が痕跡を残しつつ疾走しているぞ!?

 「こいつはきっと……とんでもない遺灰か戦灰を落とすに違いない!!!」

 そんな予感に突き動かされて、何度もトライしてようやく倒すと……!

 そう!!!ww ここで前半のエルデンリング界を席巻した“かつての最強戦技”、“霜踏み”を手に入れることができたのだ。

 俺が霜踏みを手に入れたの、3月14日のことだったんだけど、あまりの傍若無人な強さに危機感を覚えたのか数日後のアップデートで大幅な下方修正が入り、鬼人の如き火力は鳴りを潜めることになっちゃうんだけど……それまでの数日間は、ホントにお世話になったわ!!w

 「バンッ!!!」

 と1発、足を踏み鳴らせば……!!

 パンパンパンパンッ!!!

 強烈な冷気が敵を這い上って恐るべきダメージを……!

 「バンッ!!!」

 パンパンパンパンッ!!!

 これ、恐ろしいことに物陰に隠れている敵にも襲い掛かって……!!

 「バンッ!!!」

 パンパンパンパンッ!!!www

 こんな楽な立ち回りが約束されたのであるw

 加えて!

 湖のリエーニエに戻ったところでは、

 デフォルトで霜踏みが装備された“氷殻の斧”を拾い、さらにケイリッドに入ったところでは……!

 ↑このコンテナから……!

 特大剣“グレートソード”を入手!!!

 非常に使い勝手がいいグレートソードは、その後長いこと老勇者のメイン武器となり、

 数々の強敵と対峙するときも頼もしい“相棒”として活躍することになるのである。

 この、立て続けに“いいもの”が手に入った時代が、俺の『エルデンリング』の旅でもっとも平和だったひとときだったかもしれないなー。

 続く!

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『ELDEN RING』公式サイト:
https://www.eldenring.jp/

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