思い出すのもツラい……
いよいよ“このシリーズ”に突入しなければならないか……><
いま思えば、こういった連載をしていなければ、今回のような苦渋の決断をすることもなかったんじゃないかな……と思ったりする。
でも……踏み込まざるを得なかったんだよね。
ずっと、気心知れた隣人とのやり取りばかりをくり返していたら、絵面的な新鮮味は皆無になるし、話は広がらないし、おもしろくないし……。
ここまで書けば、俺がどんな決断をしてしまったのか、懸命な読者諸君には伝わったんじゃないかと思うよ。
……そう、引っ越しを許してしまったのだ。
ずっとずっとルナステラ島でいっしょに暮してきた、超お気に入りの“ある住民”からの申し出を受けて……><
6月5日現在、すでに後釜も決まったのでどうにも覆すことはできないんだけど、
「なぜ俺はあのとき、“がんばってね!”なんて答えちゃったんだろう……!!!!><」
という、慚愧の嵐がドエライことになっている。後悔先に立たずとは、まさにこのことだと思ったよ……。
ツラいけど、当連載の燃料になればと思って決断したことなので、時系列を追って書いていかねばならない。
まず大前提として、ルナステラ島には以下の10名が住民として暮らしていた。古い順に、
・ヒノコ
・メープル
・1ごう
・アポロ
・ももこ
・ちゃちゃまる
・ジュン
・ジャスミン
・リリアン
・シベリア
こんな感じ。何度も書いてきたことだけど、2年かけて厳選に厳選を重ねた結果、誰ひとりとして動かしたくない精鋭ばかりを集めることができたと自負していたのである。
それでも、上のメンバーの中の“誰か”の引っ越しを許した理由は、前述の通りこの日記の起爆剤にしたいと思ったからだ。
ぶっちゃけ、誰が引っ越したとしてもルナステラ島にとっては“一大事件”に発展してそれだけで何本もの記事を書けるだろうし、離島ツアーなんて始めた日には、
「またオマエか!!!」
「カバとウシしか出ねぇぇぇぇえええ!!!><」
とかとか、地獄の引き内容を見せているだけでおもしろい記事になるしな……w そして、やってきた新メンバーを絡めたネタだったら、どっかで書いたような事象でも新鮮味を持って読むことができるし……。そういう意味では、俺のような“あつ森ジャーナリスト”は凝り固まったメンバーで島運営をするのではなく、もっとジャンジャン血の入れ替えをしていろんな絵を見せていくのが理想なのであるよ。
でも……><
俺にはそれができなかった。
最後に離島ツアーを行ったのは昨年の8月1日で、これは苦渋の引っ越しを行ったかぶきちの後釜捜しに出向いたときだった。そのときは運よくジャスミンを見つけることができて事なきを得たんだけど、この、
涙の引っ越し→離島ツアーのストレス
というコンボがキツくてキツくて、結果的に、
「メンバーチェンジは、キャンプサイトによっぽどの大物が来たときだけにしよう……」
↑こんな決断をするに至るのである。
しかし、“誰も出したくない”という俺の気持ちなどどこ吹く風で、ルナステラ島の住民たちは隙あらば「引っ越しさせて!」と俺に迫ってきていた。
5月3日のジャスミンに……。
5月8日にはちゃちゃまるが……!
1ごうなんて、
5月1日に……。
5月16日も……w
どうやら彼らは彼らで、
「マンネリ化しつつあるこの島の空気を変えるには、俺が(私が)出ていくしかないのかも、とぉ!(ふんふん)(チャ)(だベア)」
こんなことを思っていたのかもしれない。それは俺もわかっちゃいたんだけど、
「いまのバランスを崩すのは、どうにも忍びない」
そう思って、彼らの引っ越し希望にはすべて「否!」を突き付けてきたのだ。
そんな、鉄より堅い俺の気持ちにヒビが入り、最終的に、
「……ヨシ!! 入れ替え戦を行おう!!! もうそれしかない!!!」
このように思わせたきっかけは、↓彼らとの邂逅であった。
5月16日にキャンプサイトに現れ、俺の気持ちを大いにかき乱してくれたみすず。スカウトする気まんまんだったのに、なんと……寝落ちで取り逃がすという大失態を演じたことは、皆さんの記憶にも新しいことと思う。
もうひとつ。
5月25日についに出会い、リゾート島で別荘を作ってあげたネコのジャック……!
なかなか会うことができずにいたドラフト1位レベルのどうぶつたちの顔を見たことにより、
「このゲームの中には……まだまだたくさんの、出会わなきゃいけないどうぶつがいるんだよな!!」
と気づき、ついに、
「ヨシ!! ルナステラ島のメンバーを入れ替えよう!!!」
このような結論に達したのでありました。
とはいえ、誰も彼も出て行っていいかと言うと、もちろんそんなことはない。誰も動かしたくない中にあって、それでもどうしてもということになったら……!
・メープル
・アポロ
・ももこ
同じタイプがほかにもいる、この3人のうちの誰かということになろうか。中でも……!
「申し訳ないけど、1番手はももこかな……。元気タイプはリリアンがいるし、リゾート島に別荘も作ってあげたので、そっちで会えるし……!!」
そう、最有力候補はももこであった。しかも、そう決めた当日に……なんとなんと!!!
「うお!!!! まだ心の準備ができていないのに!!!><」
風雲急の、次回に続く。
1年前の今日は?
せっかく丸1年、1日たりとも欠かさずにプレイしているので新企画“1年前の今日は?”と題して、“昨年の今日のスクショ”を1枚掲載していこうと思います!
ちょうど1年前、2021年6月8日の様子は↓こちらです。
……なんてことを書いているくせに、去年の今日はももこの誕生日パーティーだった^^;
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
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