目指したのは……!
『ハッピーホームパラダイス』で行けるリゾート島では、政府から(?)の許しを得ていくつもの“公的な”施設を作ることができる。
それは、学校だったり、病院だったり、レストランだったりと、この島を訪れる人々のライフラインとして機能する必要不可欠なモノがほとんどである。
そういう意味では、わりと武骨で、どっちかっつーと役人仕事の匂いがするものばかりなんだけど、それを憂慮したのかタクミボスは、“最後の公的なお仕事”として、
カフェの2階に“ギャラリー”を作ることを提案! リゾート島唯一の娯楽施設として機能させるべく、そのデザインと施工をタクミライフ随一の職人となった俺に依頼してきた(=命令してきた)ってわけなのだ。
その取っ掛かりの記事を、前回書かせてもらっている。
ギャラリーと聞けば多くの人が、絵画や彫刻が展示されたスペースを想像すると思うんだけど……俺はそれをルナステラ島でやってしまっているので、
あまりそそられなかったんだよね。……ま、この浜辺に並んでいる芸術品、99.9パーセントくらいニセモノなので、あまり胸を張ってお見せできるものじゃないんだけどサ^^;
となると、何を中心に見せるギャラリーにするのか……ってところが、今回の記事のテーマとなる。
とりあえず、頭の中でいろいろとシミュレートしながら作業を始めてみようか。
この殺風景な空間が、1時間後くらいには見事な展示品であふれる憩いの場所に変貌していることを夢見ながら……w
まずは、環境音をテキトーに決める。
これはいつでも変更できるので、ひとまずのんびり気分で作業ができるように“ヒーリング”を選択しておいたw ここで“嵐”や“工事現場”、“家のきしみ”なんていう音を選ぶと(全部存在しますw)、急激にやる気を失ってルナステラ島に帰りたくなりそうだったからなw
いやしかし、何をどう展示しようか。
最終的に美術品を並べることになったとしても……いたずらにズラズラと展示しただけではおもしろくない。
そこで。
「あ、そうだ。“アレ”と組み合わせた“ハイブリッド美術館”にしたらどうだろう??」
いきなり脳裏に閃くものがあり、俺は“アレ”を展開するためにそれらしいアイテムを並べ始めたのだ。
その途中経過が↓こちら。
部屋の中央に噴水を置き、そのまわりに花壇や観葉植物、温室などを配置していく。そしてところどころに、モノを乗せられるカウンター(低いタイプね)を張り巡らせる……と。この狙いが何かと言うと……もうおわかりですね!!!w
「植物園と美術館を合体させてみたらどうだろう!!ww」
このように閃き、まずは土台となる植物園風の内装を目指してレイアウトを進めてみたってわけだ。
しかし……。
緑をたくさん置くのは、木属性使いの俺(パズドラの話だけどw)としてはじつに理にかなっていたんだけど、これに合わせて絵画や彫刻を並べるのは……あまりにも雰囲気が合わないし、ただただゴチャついた屋根裏の物置のようになってしまうのでは……((゚Д゚;)) それじゃあ、リゾート島唯一の娯楽施設としての役割を果たせないぞ……!
そして俺は、再び思案の時間に突入した。
植物があるのは、まことに好ましい。でも、それと融合させるのは美術品ではなく……!
脳ミソの中で、このゲーム内で大量展示できる“特定のテーマを持ったアイテム群”がグルグルと回り始めた。
虫……は、屋内だと虫かごに入った状態なのでカッコよくない。
はにわ……は悪くないけど、それはすでに、
自宅の2階が完全な“はにわ部屋”になっているので、まったく新鮮味を感じない。
「となれば……やっぱり!!」
俺は思い出していた。
去年の7月に訪れた、八景島シーパラダイスが運営する『あつ森』の島、“はっけい島”と、
『あつ森』コラボの最中に取材で訪れた八景島シーパラダイスの水族館の様子を!!
コレだな……!
魚は部屋に置くと水槽に入った状態になっているので、フータの水族館のような、
自由に泳ぎ回る姿を観察できる雄大な展示にすることはできない。でも、上にあるはっけい島のように、水槽が並んでいるだけでもかなり“絵になる”状態にすることができるのでは……!
「よし!! 目指すは“植物園×水族館”のハイブリッドギャラリーだ!!!」
ついに方針が決まり、ギャラリー制作は加速していったのであった。
その第一段階が↓これなんだけど……!
はたして、完成品は??
次回、連載800回で大公開!!!
1年前の今日は?
せっかく丸1年、1日たりとも欠かさずにプレイしているので新企画“1年前の今日は?”と題して、“昨年の今日のスクショ”を1枚掲載していこうと思います!
ちょうど1年前、2021年5月28日の様子は↓こちらです。
はるのわかたけが採れるのは5月いっぱいなので、駆け込みで大量採取していたらしいw
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
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