つぎの目的地は……!
モーン城を出た後、老勇者の俺はしばらくあてもなくフラフラと彷徨っていたんだけど、
「このへんは、くまなく散策し尽くしたな!! 取り漏らし、いっさいナシ!!!」
と確信していた序盤の地(リムグレイブの平地のあたりねw)に舞い戻るたびに、
「……え!!? こここ、こんな場所があったの!!?」
という取り漏らし・探索漏らしをしている要素が出てくるのはどういう原理なんだ……?((゚Д゚;)) いや確かに、齢50にもなるといつまでも残尿感を感じるようになってしまうんだけど……それと関係しているんですかねぇ……??((゚Д゚;))
この、“リムグレイブ坑道”もそうだった。
場所的には、最初に襲撃した敵の野営地から徒歩5分ほどなので、キチンと探索していれば序盤のうちに来れたはずなんだけど……まったく存在に気付いていなかったわ……><
「つぎ、どのへんに行こうかなぁ~^^」
と、ゴキゲンでワールドマップをチェックしていたときに妙に何もない場所(祝福とかがないところな)があるのを見て、「あれ? このへん、行った記憶が……」と不審に思い、慌てて向かったら案の定、穴が空いていたよ……ww
この、
つぶさにマップを見る→空白地を発見する→行ってみる→未探索の穴や砦を発見(((( ;゚Д゚)))
というパターン、終盤まで進んだいまでも頻繁に発動して驚かされているんだよな……。まさかレベル130を超えてから、リムグレイブ南側の海岸に行ける場所があることに気付かされるとは思わなんだ……w 本来は序盤も序盤に来る場所だから敵とのレベルが離れすぎて、無双できたのは楽しかったけどさ……w まあそういう意味では、リムグレイブ坑道の発見タイミングは“許容範囲”だったかな……w
それでも、本来はマルギットを倒す前に来るダンジョンだったのかもしれない。
というのも、それなりに育ってきた我が分身だと、
道中の進軍はめちゃくちゃ楽だったからw 手にしたばかりの三日月斧と、それまで使っていた君主軍の大剣を使い分けつつズンガズンガとずうずうしく闊歩しているうちに、早くも……!
お……!! これはもしや、開けるとボス戦が始まる柵なのでは……!! ていうか……妙にリアルな隙間だらけの柵なので、チラチラと金色の巨人が蠢いてるのが見えるんだけど^^;
一瞬、「ルーンを使い切ってから出直そうかな……」という考えが頭をよぎりはしたんだけど、道中の楽さを考慮したところ「ボスもきっと、大したことないだろう!」という結論に行きつき、そのまま堂々とダンジョンの最奥に飛び込んでしまったのであった。
すると……!
うは……! ボスいる!!!www(あたりめーだ)
その名は“石掘りトロル”で、大昔に採掘させるためだけに閉じ込められた巨人が食事に困り、あたりの鉱石をガジガジと食いまくった結果、ご覧のような鉱物色に染まってしまった……という、テキトーな物語が2秒で思い浮かぶルックスをしている。しかし、色と武器は相手をビビらせるものがあるけど、性能的にはいつも相手にしている巨人と大差ないに違いない(希望的観測)。ならば、こちらは……!!
クラゲ~~~ん……www
ナメて全力を尽くさないのは相手に失礼なので、保険の霊クラゲ君をとりあえず召喚www
このころはボス戦となると、相手を確認しないうちから、
「とりあえず、クラゲひとつ!!!」
と、居酒屋に入ったとたんにビールと冷奴を頼むみたいに、霊クラゲを召喚していたわwww
でも、この作戦はピタリとハマる。
石掘りトロル、まんまと霊クラゲ君に魅了されてそっちにばかり攻撃を仕掛けてくれたので、その隙にチクチクと切り刻んであげましたわ。
スクショではぜんぜん切り刻んでいないけど^^;
それでも、あっさりと……!
よっしゃ!!! リムグレイブ坑道、完全制覇!!!
これで勢いづいた俺は、霊馬を飛ばしてつぎなる未走破地域に向かったんだけど、そこで↓こんなものを発見する。
????? 円形闘技場のような施設の中心に調べるポイントがあり、
「ん?? なんだコレは」
とチェックしたところ……!
……え?? あ、アンタ誰??? “火を盗んだアダン”って……人様のモノを盗んじゃダメでしょーーーがッ!!!
驚き、戸惑いながらも、
「ドロボーには、目にモノを見せてやらないといかんな!!!」
正義感に燃えて戦いを挑んだんだけど……!
「??? あの、小さい太陽みたいなのはなんだろう???」
ポケ~~~っと、アダンの出す火の玉を眺めていたら……!
ボカンッッ!!!!www
!!!?!?!?!
「YOU DIEDwwww」
って、やっぱりねぇぇぇぇえええええ!!!!www
余裕でボスを倒せたかと思ったら、どこぞの闇霊に瞬殺される情けなさ……><
これだから『エルデンリング』は……やめられないんだよな!!!ww
続く!
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『ELDEN RING』公式サイト:
https://www.eldenring.jp/
©BANDAI NAMCO Entertainment Inc. / ©2022 FromSoftware, Inc.